「嘘でしょ」「盛ってるでしょ」「それ夢じゃない?」──何度説明しても信じてもらえない体験がある。海外掲示板Redditで「誰にも信じてもらえない自分の体験談は?」が話題になり、Apple初期の投資を母に断られた話、毎日決まった時間に走り回る謎のラマ、肩に乗せた猫がボブキャットだった話…。「嘘だと思うなら思えばいい。でも本当だ」の30選をお届けします。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
パロアルトで育ったコンピューター好きの少年時代、Appleの投資募集チラシを持ち帰って母に「これ買おうよ」と勧めた。母は「コンピューターの会社?そんなもの流行らないわよ」と断った。その後Appleは世界で最も価値のある企業になった。初期のApple株$1,000分が今いくらになってたか?計算するのが怖い。母にこの話をすると「覚えてない」と言う。都合の良い記憶喪失。
※ Appleは1980年にIPO(新規株式公開)。IPO時に$1,000分の株を購入し保持していた場合、2024年時点で約$1,500,000(約1.5億円)以上の価値になっていたとされる。「母の判断ミス」として語られるが、当時のIT企業への投資は実際にハイリスクだった。
2. 名無しのReddit住民
数年間、毎日決まった時間に巨大なラマが家の周りを走り回って、数分後に消えていった。毎日。同じ時間。近所にラマの牧場はない。動物管理局に電話しても「ラマ?」と笑われた。写真を撮ろうとすると、そのタイミングだけ来ない。誰にも信じてもらえなかった。数年後に引っ越して終わったけど、あのラマは今もどこかを走ってるのか。
3. 名無しのReddit住民
夕暮れの牧場で猫を肩に乗せて歩いてた。柔らかくて温かくて、完璧なペット。他の人がこっちを見て凍りついた。「それ、ボブキャットだよ」。野生のヤマネコを普通の猫だと思って肩に乗せてた。しばらくそのまま一緒にいた。噛まれなかったのは奇跡。ボブキャットは成獣で体重9〜14kgあり、鋭い牙と爪を持つ捕食者。「猫っぽいから大丈夫」は生存戦略として最悪。
※ ボブキャット(Lynx rufus)は北米に広く分布する野生の中型ネコ科動物。通常は人間を避けるが、子猫は好奇心が強く人に近づくことがある。成獣に肩に乗られた場合、突然のパニックで深刻な裂傷を負うリスクがある。
4. 名無しのReddit住民
32歳までに付き合った4人の彼氏が全員亡くなった。殺したわけじゃない。亡くなり方も全部違う。事故、病気、事件…。最後の彼は「運命の人」だと思ってた。この話をすると全員が同じ顔をする。「え…」の後に「…大丈夫?」。同情と疑いと恐怖が混ざった表情。統計的にありえないと言われるけど、統計は個人の人生を説明してくれない。
5. 名無しのReddit住民
1996年のオリンピックを目指してた。自分の最高タイムを部屋の壁に書いて、毎日見て、毎日練習した。15歳の誕生日に予選の決勝に進出。泳ぎ終わってタイムを見たら、壁に書いた数字と1/100秒まで同じだった。鳥肌が立った。「視覚化が効く」とかそういう話じゃなくて、宇宙がたまにバグを起こす瞬間がある。
6. 名無しのReddit住民
誰にも気づかれないうちに溺れている人を助けたことがある。プールの端でもがいてる人を引き上げた。パニック状態で水を飲んでた。周りは誰も気づいてなかった。助けた人は「泳げないことが恥ずかしかったから」と言って、誰にも言わなかった。だから「溺れてる人を助けた」と言っても、証人がいない。感謝もなかったけど、生きてるならそれでいい。
※ 溺水は映画のように「バシャバシャ」と派手ではなく、多くの場合は静かに起きる。「本能的溺水反応(Instinctive Drowning Response)」では、声を出せず、手を振ることもできず、水面で20〜60秒間もがいた後に沈む。監視員のいるプールでも見落とされるケースがある。
7. 名無しのReddit住民
ニューヨークの街で、視覚障害のある二人の歩行者がぶつかった。お互い白杖を持ってる。一瞬困惑した後、何事もなかったかのようにそれぞれの方向に歩いていった。目撃者は自分だけ。この話をすると「作り話でしょ」と言われる。でも800万人が住む街では、統計的にいつか起きる。起きたのを見たのが自分だっただけ。
8. 名無しのReddit住民
湖のそばを歩いてたら、着地しようとしたアヒルが自分にぶつかってきた。衝突の後、足を噛んでから水に飛び込んで去っていった。「アヒルにぶつかられて噛まれた」。この文章に含まれる情報量が多すぎて、聞く側の脳が処理を拒否する。だから信じてもらえない。アヒルは見た目に反して攻撃的な鳥で、特に繁殖期は人間にも向かってくる。
9. 名無しのReddit住民
イタリアの小さな町で中華料理店に入ったら、元カノが婚約者と出てきた。自分は当時、仕事で色んな国を転々としてた。お互い「え?」と言った後、婚約者が「知り合い?」と聞いた。気まずい沈黙。世界は800万kmの表面積があるのに、人間は同じ中華料理店に吸い寄せられる。
10. 名無しのReddit住民
今年、自分のレンタカーのトランクに閉じ込められた。40分間出られなかった。暗い。狭い。パニック。スマホはなぜか車内に置いてた。偶然通りかかったFedExのドライバーが「トランクから音がする」と気づいて開けてくれた。「なぜトランクに入ったの?」と聞かれて、「荷物を取ろうとして蓋が閉まった」と答えた。「…それだけ?」「それだけです」。世界で最も退屈な遭難。
11. 名無しのReddit住民
テキサス州の獣医エマージェンシーで夜勤中、手術後の犬を散歩させてた。暗闘の中、線路の近くに「野良犬」がいると思って近づいた。野良犬じゃなかった。野生の大型猫(マウンテンライオン)だった。犬を抱えてゆっくり後退した。猫は興味なさそうに去っていった。「夜中に野生のピューマに出会った」と言うと「テキサスに?」と笑われる。いる。確実にいる。
12. 名無しのReddit住民
幼稚園で嘔吐した子供が先生に叱られて、無理やり吐いた物を食べさせられてるのを見た。子供だったから「大人のすることだから正しい」と思ってしまった。数年後にその保育園が虐待で閉鎖されたとニュースで見た。母に「あの時言ったじゃん」と言ったら「覚えてない」。ニュースを見るまで信じてくれなかった。子供の証言を大人が信じないのは、「子供は嘘をつく」と思ってるから。でもこの場合、嘘をついてたのは大人の方だった。
13. 名無しのReddit住民
1993年、エジプトでタクシーに乗ったらドライバーが途中で寝落ちした。砂漠の直線道路。起こすか自分で運転するか。友人たちと相談して、ドライバーを起こさずに交代で運転して次の村まで行った。到着して起きたドライバーに「半額で」と交渉した。「寝てたのに全額は払えない」。30年前のエジプトでしか成立しない体験。
14. 名無しのReddit住民
北イングランドの田舎道で、野生の巨大な黒い猫を見た。犬よりはるかに大きい。30秒間、お互いにじっと見つめ合った。攻撃はされなかった。スマホがなかった時代だから写真はない。「イギリスに野生の大型猫がいる」と言うと「都市伝説だよ」と言われる。でも目撃報告は毎年数百件ある。
※ 「ブリティッシュ・ビッグキャット」はイギリスの都市伝説として有名だが、実際に2024年にもデヴォン州やスコットランドで複数の目撃報告がある。1976年の「危険野生動物法」施行時に個人飼育されていた大型猫が野に放たれたという説が有力。
15. 名無しのReddit住民
高校時代、テキサスのハイウェイで友達と車に乗ってたら、一時停止のサインがある交差点で止まった瞬間に反対側から車が猛スピードで突っ切っていった。1秒遅れてたら死んでた。友人が「今のヤバかったよね」と言って、2人とも黙った。あの「1秒」を何度も頭の中で再生してる。でも「1秒で死にかけた」は、映画みたいで信じてもらえない。
16. 名無しのReddit住民
飛行機で隣に座った人と4時間話し込んだ。名前も聞かなかった。着陸後、空港で別れた。3年後に転職した先のオフィスに、その人がいた。お互い「あっ」と言った。名前を初めて知った。「人生の伏線回収」を体験した。フィクションなら「ご都合主義」と批判されるレベル。
17. 名無しのReddit住民
大学のカフェテリアで一人で座ってたら、知らない人が隣に座って「お前のおばあちゃんが元気だと言ってる」と言った。祖母は3日前に亡くなったばかり。誰にもまだ話してなかった。その人は食べ終わって去った。名前も聞かなかった。霊感とか信じないタイプだけど、あの瞬間だけは説明がつかない。
18. 名無しのReddit住民
子供の頃、近所の空き地で遊んでたら、空から生きた魚が落ちてきた。1匹だけ。雨は降ってなかった。友達と「宇宙人の落とし物?」と騒いだ。後から知ったけど、竜巻や水上旋風が水と一緒に魚を巻き上げて遠くに落とす現象(「ファフロツキーズ」)は実際に記録されてる。でも「空から魚が降ってきた」と言うと「嘘でしょ」で終わる。
※ 「ファフロツキーズ(Falls from the skies)」は超常現象学者チャールズ・フォートが名付けた用語で、魚やカエルが空から降る現象。2021年にもテキサス州で「魚の雨」が記録されている。水上竜巻が水面の生物を巻き上げ、数km先に降らせるメカニズムが主な原因。
19. 名無しのReddit住民
旅行中、ホテルの部屋のテレビをつけたら、自分の実家の近所が映ってた。ニュースじゃなくてドキュメンタリー。しかも一瞬、実家の犬が映った。地球の裏側で、自分の犬をテレビで見た。「偶然」の確率を計算しようとしたけど、分母が大きすぎて諦めた。
20. 名無しのReddit住民
子供の頃、川で遊んでたら大きな亀に足を噛まれた。「亀に噛まれた」と泣いて帰ったら、親に「亀は噛まないよ」と言われた。噛む。特にカミツキガメは噛む。指を失うくらい噛む。「優しい動物」のイメージが強すぎて、「亀に噛まれた」は冗談にしか聞こえない。傷跡は今もある。
21. 名無しのReddit住民
レストランでウェイターが注文を取りに来た瞬間、店のBGMが自分の名前を歌ってるように聞こえた。歌詞の一部が偶然自分のフルネームと同じ発音だった。ウェイターに「この曲何?」と聞いたら「知りません」。二度と同じ曲を聞いたことがない。曲名がわからない、歌詞が確認できない、証拠がない。完璧な「信じてもらえない体験」。
22. 名無しのReddit住民
50歳男性で長髪。10年前からマリファナの栽培を始めて、品種改良もやって他人に教えてもいる。でも17歳以降、一度も吸ってない。「吸わないのに育てる?」。ワインを作ってるけど飲まないソムリエと同じ。でもマリファナだと信じてもらえない。見た目(50歳、長髪)が偏見に完璧にフィットするのも理由。
23. 名無しのReddit住民
10歳の時、海辺で拾った貝殻を耳に当てたら、中からカニが出てきて耳に入った。3日間「耳の中でカサカサする」と言い続けて、医者に行ったら本当にカニがいた。小さなヤドカリだった。「耳にカニがいた」は耳鼻科の先生でさえ「珍しい」と言った。親は「また大げさな」と3日間放置してた。
24. 名無しのReddit住民
高校の英語のテスト中、先生が緊急電話で教室を離れた。友達とカンニングを始めた。廊下から走って戻ってくる足音が聞こえた。全員が0.5秒で「何もしてない顔」に戻った。バレたかどうかは今でもわからない。先生は何も言わなかった。「何も言わなかった」が「気づかなかった」なのか「見逃した」なのか。30年経っても結論が出ない。
25. 名無しのReddit住民
深夜3時にコンビニにアイスを買いに行ったら、駐車場で鹿が自動販売機の前に立ってた。「何を選んでるの?」と思って見てたら、鹿は自販機のボタンを鼻で押した。何も出なかった。鹿は諦めて去った。「鹿が自販機を使おうとした」。証拠はない。カメラは…暗くて映ってなかった。
26. 名無しのReddit住民
うつ病の施設にいた時、統合失調症の男性が近づいてきて折りたたんだメモをくれた。内容は理解できない文字と記号の羅列。でも何かを伝えようとしてるのは感じた。あのメモは今も持ってる。「意味がわからないけど大切なもの」を持ち続けるのは非合理的だけど、捨てられない。あの人が何を伝えたかったのか、今でも考えてる。
27. 名無しのReddit住民
2009年、オクラホマのキャンプ場で真夜中に星を見てたら、複数の星が「踊るように」動き出した。酔ってない。薬も飲んでない。冷静だった。でも星は動いてた。数分で止まった。「星が踊った」と言うと「衛星でしょ」と言われるけど、衛星は直線的に動く。あれは直線じゃなかった。説明できない。だから誰にも信じてもらえない。
28. 名無しのReddit住民
料理が全くできない自分が、人生で一度だけ完璧なスフレを作った。レシピ通りにやったのに、なぜあの一回だけ成功したのか未だにわからない。写真はある。でも「あなたが作ったの?」と聞かれると「…うん」としか言えない。信じてもらえないのは体験がすごすぎるからじゃなくて、自分の実力とかけ離れてるから。
29. 名無しのReddit住民
「信じてもらえない体験」の99%は嘘じゃなくて、「確率が低すぎるだけ」。80億人が毎日を生きてれば、100万分の1の確率の出来事が毎日8,000回起きてる。ラマが毎日走り回る、空から魚が降る、肩にボブキャットが乗る…。全部「ありえない」んじゃなくて「あなたの番が来た」だけ。
30. 名無しのReddit住民
だから「信じてもらえない」話を持ってる人へ。証拠がなくても、説明がつかなくても、聞いた人が笑っても。あなたの体験はあなただけのもの。80億人の中で、あの瞬間にあの場所にいたのはあなただけ。信じるかどうかは他人の問題。体験したのはあなたの事実。
まとめ
Apple株を母に断られ、ラマが毎日走り、ボブキャットを肩に乗せ、空から魚が降り、鹿が自販機を押す…。「誰にも信じてもらえない体験」に共通していたのは「証拠がない」こと。そして最も多かった声は「嘘だと思うなら思えばいい。でも本当にあった」。80億人が毎日を生きていれば、100万分の1の出来事は毎日8,000回起きている。次にありえない体験をするのは、あなたかもしれません。

コメント