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海外「46歳になって、車のエンジンをかけるたびにログインする人生になるとは」ネット普及期を生きた人たちが語る”あの頃”と今のAI

海外「46歳になって、車のエンジンをかけるたびにログインする人生になるとは」ネット普及期を生きた人たちが語る"あの頃"と今のAI 文化・習慣

どのサイトを開いてもAI、AI、AI。そんな今の状況を受けて、「90年代にネットやSNSが広がっていくのを体験した人たちは、当時、もう世界は元には戻らないと分かっていて、どんな気持ちだった?」という質問が立った。集まってきたのは、ダイヤルアップ接続の音やチャットルームを覚えている世代。あの頃のワクワクを懐かしむ声から、「当時だって押し付けはあった」という冷静なツッコミまで、ネット黎明期を知る人たちの本音が並んでいる。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
あの頃は、未来ってもっとワクワクするものだったんだよ。「これからはネットで何でもできるようになる」って聞くたびに胸が躍ってた。今は似たようなニュースを見ても、まず身構えちゃう。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ネットが出てきたときは、みんなの仕事を奪うとか、一握りの大金持ちに力が集中するとか、そういう感じはしなかったんだよね。いや、結果的にはけっこうそうなったんだけど、少なくとも当時はそんなふうには感じなかった。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ネットは「見て、こんなことができるんだよ!」から、「見て、こんなものにまでお金を払わせることができるんだよ!」に変わっちゃったんだよな。

4. 名無しのReddit住民
全然違う感覚だったよ。まずネットは今ほど手軽じゃなかったし、とにかく遅かった。最初の頃の使い道は、ほぼ人と人とのやり取り。国の反対側にいる相手とでも、電話じゃなくて一瞬で話せるようになったんだ。昔は長距離電話にいちいちお金を払ってたなんて、今じゃ想像しにくいよね。AOLのチャットルーム、掲示板、手打ちのHTMLで作ったシンプルな個人サイト。使う人が少しずつ増えて、そこから経済が育っていった。本当に何十年もかかったんだよ。今のAIは、それが数週間とか数か月の単位で全部を変えていく。そこが怖いんだ。

※ AOL(America Online):90年代のアメリカで最大手だったインターネット接続サービス。お試し用のCD-ROMを郵便受けに大量に送りつけていたことでも知られる。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
AOLで思い出した。あの接続音な。ピーーー、ヒョロロロ、ガガガガ……ってやつ。しかも電話回線を使うから、ネットにつないでる間は家の電話が使えない。母親が別の部屋で受話器を取った瞬間に回線が切れて、1時間かけてダウンロードしてた曲が全部パー。あれで何回家族ゲンカしたか分からないよ。

6. 名無しのReddit住民
Netscapeのロゴのアニメーション、mIRC、ICQが流行りだした頃のことは今でも覚えてる。今の問題は、人間の面倒くさがりな性分がネットに勝っちゃったことだと思う。ネットは一握りの場所に集中して、多様さを失った。昔は大学のネットワークに相乗りさせてもらってるような感覚だったのに、今は全部が企業のインフラの上に乗ってて、AmazonかGoogleのどこか一か所で障害が起きるだけで、何もかも止まる。もう分散型じゃないんだよ。

※ Netscape:90年代に大人気だったWebブラウザ。読み込み中はロゴの「N」の上を流れ星が横切るアニメーションが流れた。mIRC:IRCという古いチャット方式の定番ソフト。ICQ:1996年に登場した、インスタントメッセンジャーの草分け。

7. 名無しのReddit住民
ネットが始まった頃は、使ってるほとんどの人が作り手側でもあったんだよ。チャットルームがあって、掲示板があって、みんなでWebサイトの作り方を手探りで覚えて、MySpaceがあって。誰もが自分なりの創造性をネットに持ち込んでた。企業にはまだ乗っ取られてなかったし、個人が自分の好きなものを表現する方法を見つけていってた。本当にすごい時代だったよ。
で、今のこれは? ほんの一握りの企業がその創造性を丸ごと盗んで、「生産性とイノベーションのためです」ってこっちに嘘をついてる。本当に残念だよ。

※ MySpace:2000年代半ばに世界最大級だったSNS。自分のページを好きな背景や音楽で自由に飾れるのが特徴だった。

8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
MySpaceがなくなってから、全部が下り坂だよ。プロフィールを開くと好きな曲が勝手に流れて、「トップ8」に誰を入れるかで友達と本気でもめて。アカウントを作ったら最初から友達にトムがいたの、覚えてる人いる?

※ トップ8:MySpaceで、自分のページに仲の良い友達8人を選んで表示する機能。トムはMySpaceの共同創業者で、新規登録すると全員の最初の「友達」になっていた。

9. 名無しのReddit住民
いや、まったく同じ気分だったよ。意味があろうがなかろうが、どのサイトもアニメーションGIFを貼らなきゃいけない空気の時期があって、次はAdobe Flash、その次はJavaScript……。新しい技術が出るたびに、とりあえず全部に突っ込まれるのは今に始まったことじゃない。

※ Adobe Flash:動くWebサイトやブラウザゲームの定番だった技術。2020年末にサポートが終了した。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
あと、どの写真の下にも付いてた、水面にゆらゆら映り込むアニメーションな。あれを見ると、今でも90年代末の個人サイトの空気がよみがえる。誰が得してたのか、いまだに分からない。

11. 名無しのReddit住民
俺がGeoCitiesで作ったページなんて、背景は星空の壁紙、文字は点滅、トップには「工事中」のGIF、いちばん下にアクセスカウンターとゲストブック。結局何年もずっと工事中のまま、サービスごと消えた。ひどい出来だったけど、あれは世界で自分にしか作れないページだったんだよな。

※ GeoCities:1994年に始まった無料ホームページサービス。個人サイトの一大拠点だったが、米国版は2009年、日本版(Yahoo!ジオシティーズ)も2019年に終了した。

12. 名無しのReddit住民
本気で、世界は良くなると思ってたんだよ。文明の知識がまるごと指先にあるのに、人類が良くならないはずがないだろうって。90年代っていうのは、晴れた夏の朝に浜辺に立って、海を見渡しながら「さて、次はどこへ行こうか」って考えてるような気分だった。
ネットは世の中を平等にする大きな力で、先生で、情報の届け手で、より良い未来への乗り物になるはずだった。
でも崩れた。ネットは切り分けられて競売にかけられて、資本と売上成長の都合に合わせてねじ曲げられた。利益を生むことだけに使われて、その過程で人間の最悪の部分――ナルシシズム、強欲、怒り、欲望、憎しみ――を何倍にも膨らませた。今のネットは市場で、細かく狙い撃ちする広告の場で、過激思想の勧誘ツールで、自分たちの最悪の振る舞いを映す鏡だ。
今なら分かる。俺たちは甘かった。道具は、それを取り巻く仕組みが許す範囲のことしかできない。企業とその利益追求につながれたAIは、人類のためじゃなく「売上の最大化」のために動く。そしてネットやその鬼っ子のSNSと同じくらい、いや、それ以上に人間関係をゆがめていくと思う。
必要なのはもっといい技術じゃない。もっといい統治の仕組み、もっといい教育、もっと公平な分け前。それと、もっとましな人間なんだ。

13. 名無しのReddit住民
正直、最悪だよ。自分のことはそこまで気にしてない。でも子どもがいるから、いちばん嫌なのはAIが仕事に何をするかじゃなくて、SNSとテック業界が子どもや若者の文化に何をしたか、なんだ。
今の子はあまり外に出ないし、パーティーもしないし、踊らない。変なことをしたら撮られてネットに上げられるから、バカに見えることを怖がってる。自分がティーンの頃は、携帯なんて持たずに一日中友達と外にいて、ちょっとした騒ぎを起こしたり冒険したりしてた。ただのバカなガキだったけど、人生で最高の思い出だよ。
今の子にはもうそれがないんじゃないかって心配になる。テクノロジーが、人間の経験そのものにでっかいフィルターをかけちゃったみたいだ。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
いちばん悲しいアップデートは、オフラインでイタいことをする自由がなくなったことだと思う。中学の頃、公園で友達とダサい振り付けを考えて踊ってたけど、あれが映像で残ってないのは本当に救い。今の子が同じことをしたら、一生ネットに残るかもしれないんだよな。

15. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
1980年生まれ。アナログからデジタルへの移行とネットの誕生をまたいで生きてきた。あの頃生まれた普通の人間で、40年後に何が来るか分かってたやつなんていないと思う。たとえば46歳になった自分が、車のエンジンをかけるたびにログインしてるなんて想像もしなかった。手のひらサイズの電話に人類の知識が丸ごと入って、10台以上あった機械が1台にまとまって、同時にSNSで人類を滅ぼしにかかる、なんてこともね。当時のみんなは、電子レンジは体に悪いんじゃないかとか、オゾン層の穴のことを心配するのに忙しかったんだから。今じゃ首相がJust Eatの配達員より速いペースで入れ替わる国に住んでる。ネットはあまりにも多くの人に声を与えて、くだらない意見がこだまし合う場所まで作っちゃった。誰もこうなるとは思ってなかったよ。

※ Just Eat:ヨーロッパで広く使われているフードデリバリーサービス。

16. 名無しのReddit住民
いや、そんな感じはまったくなかった。ネットはワクワクして面白くて、みんな我先にと乗っかってた。最初はちょっと不信感もあったけどね。チャットの向こうにいるのが誰か分からないとか、サイトに入力したクレジットカード番号がその後どうなるのか分からないとか。
それでもみんなが使い始めたのは、自分で選べたし、実際に生活が良くなったからなんだ。AIは、欲しかろうが欲しくなかろうが全員に押し付けられてる。これって誰の生活を良くするためのものなの? 少なくとも俺たちじゃないよな。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
でも当時の大人は、本気でネットを怖がってたよ。「ネットで知り合った人には絶対会うな」「知らない人の車には乗るな」って散々言われて育ったのに、今じゃネットで知らない人を呼び出してその人の車に乗る(Uber)し、ネットで見つけた他人の家に泊まる(Airbnb)。恐怖って、案外慣れるもんなんだよ。AIも20年後には同じ扱いになってるかもね。

※ 海外のUberは、一般のドライバーが自家用車で客を乗せる配車サービスとして広く使われている。

18. 名無しのReddit住民
ネットのほうは気にならなかったな。進歩に見えたから。でもAIは、人類をどんどん頭の悪い方向へ引っ張っていくように見える。

19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
ほんとそれ。ネットは情報に手が届きやすくなっただけで、調べて、まとめる作業は結局自分でやる必要があった。AIは口元までスプーンで運んでもらってる感じなんだよ。

20. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
AIって、スティーヴン・キングの『ニードフル・シングス』に出てくる店みたいなんだよな。魂と引き換えにガラクタを受け取る。周りの誰が見てもガラクタなのに、受け取った本人だけはそれを宝物だと思い込んでる。

※『ニードフル・シングス』:スティーヴン・キングの1991年の長編小説。田舎町に開店した謎の店で、住民たちが「心から欲しかった品」を手に入れる代わりに、店主に頼まれた他の住民へのいたずらを引き受け、町が崩壊していく物語。1993年に映画化もされた。

21. 名無しのReddit住民
ちょっと反対側の意見も言わせて。自分は仕事で毎日AIを使ってる。英語のメールの下書きとか、忘れたExcelの関数を思い出すのとか、正直かなり助かってる。ただ、頼んでもいないのに検索結果のいちばん上にAIの要約が出てきたり、メモアプリにまでAIボタンが生えてきたりするのは本当にうっとうしい。嫌なのはAIそのものより、この押し売り感なんだよ。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
「AIなんて何の役にも立たない」って言う人もいるけどさ。既知のタンパク質のほぼすべてについて立体構造を予測して、新薬の開発や病気の研究を一気に加速させたり、何十もの言語をリアルタイムで自然に翻訳したり……いやほんと、それ以外にAIが何をしてくれたって言うんだろうな(棒読み)。

※ タンパク質の立体構造予測は、Google DeepMindが開発したAlphaFoldの成果。開発者らは2024年のノーベル化学賞を受賞している。

23. 名無しのReddit住民
昔は、こういうものを無理やり押し付けられることはなかったんだよ。ただそこにあって、勝手に良くなっていって、みんな自分のペースで見つけて、「あ、これ使えるな」と思った人から使い始めた。それで十分だったんだ。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
そう、まさにそれ。とはいえ、あの頃にもドットコムバブルはあったからね。ってことは、AIバブルにも備えておいたほうがいいのかも。

※ ドットコムバブル:1990年代後半、ネット関連企業の株価が実態以上に高騰したブーム。2000年ごろに崩壊した。

25. 名無しのReddit住民
「世界がもう元には戻らない」なんて感じはしなかったよ。むしろ、世界はずっと同じままで、そこにワクワクする新機能が付いただけ、って感覚だった。メールは手紙を書くよりずっと速くて楽だし、ネットで買って送ってもらうのは、店まで行って目当ての物があるか祈るよりずっと楽。でも結局やってることは、読む、買う、人と話す、音楽を聴くっていう、どうせ前からやってたことなんだ。
今回の流れは違う。今度の技術は、生活を楽にしたり便利にしたりするから広まってるわけじゃない。むしろ俺たちユーザーは、テック業界の大富豪にとってただの邪魔者なんだと思う。みんなが欲しがる製品を作る気なんてなくて、自分たちの巨大なデータ収集マシンを無限に金を刷る機械に変えるための、逃げられない客が欲しいだけなんだよ。

26. 名無しのReddit住民
不思議なのは、当時はそれが歴史的な瞬間だなんて全然感じなかったこと。ただ便利だった。初めてネットで本を注文したときも、「世界が変わる」なんて思わなかったよ。「本屋まで行かなくていいの、ラクだな」くらいのもんで。

27. 名無しのReddit住民
転換点は、タイムラインが時系列からアルゴリズムのおすすめに変わったときだと思う。いきなり友達やフォローしてる人の投稿が見えなくなって、政治ネタや暴力的な投稿やセールスが延々と流れてくるようになった。
広告も、無視できたサイドバーのバナーから、FacebookやRedditやTwitterで普通の投稿のふりをした「プロモーション投稿」に変わった。
どれもユーザー体験を確実に悪くしたけど、企業は気にしない。ユーザーこそが商品なんだから。

28. 名無しのReddit住民
みんな美化してるけど、当時だってうっとうしかったよ。どの店もどの記事も、急にSNSのシェアボタンやアイコンを付けなきゃいけない空気になってさ。Instagramが出てくる前の話だよ。「なんでピザ屋にFacebookが要るんだよ」って思ってた。
(まあ正直、要らなかったんだけど。それでも今こうなってるわけで)

29. 名無しのReddit住民
黙って従ってない人たちもいるよ。昔のネットの精神で作られた個人サイトを巡ってみてほしい。Neocitiesとか、似たようなサービスがほかにもある。HTMLとCSSを覚えて、くだらないAIなんか抜きで、自分だけのおバカなサイトを作ろうよ💖

※ Neocities:GeoCitiesの終了を受け、手作りホームページの文化を残そうと2013年に始まった無料サービス。

30. 名無しのReddit住民
俺たちは『宇宙家族ジェットソン』みたいな未来を約束されてたはずなのに、実際に来たのは、下手くそなLinkedIn投稿を書くペーパークリップ・マキシマイザーだった。ディストピアがこんなに退屈だなんて、心の準備ができてなかったよ。

※『宇宙家族ジェットソン』:1960年代のアメリカのアニメ。空飛ぶ車やロボットのお手伝いさんが登場する「明るい未来」の象徴。ペーパークリップ・マキシマイザー:「クリップをできるだけ多く作れ」と命じられたAIが、地球の資源を丸ごとクリップに変えてしまう、という哲学者ニック・ボストロムの思考実験。LinkedIn:英語圏で定番のビジネス向けSNSで、自己アピール投稿の多さがよくネタにされる。

まとめ

「当時、世界が元に戻らないと分かっていてどう感じた?」という問いに、多くの人は「そもそもそんなふうには感じなかった」と答えていた。ネットは遅く、広まるのに何十年もかかり、使うかどうかは自分で選べた。だから変化は「喪失」ではなく「便利な新機能」として体に入ってきた、というわけだ。今のAIへの反発も、技術そのものより「頼んでもいないのに、数か月単位で全部に押し込まれてくる」スピードと押し付け方に向いている。転換点として挙がったのが、時系列からアルゴリズムへの切り替えや、ネットが「できること」を見せる場から「課金させる」場へ変わった瞬間だったのも興味深い。一方で、アニメーションGIFやFlash、SNSのシェアボタンも当時は同じように押し付けられていたし、「ネットで知り合った人に会うな」と言われた世代が今は平気でUberに乗っている。仕事でAIに実際に助けられている人もいる。日本でも、夜11時からの定額プラン「テレホーダイ」の時間を待ってダイヤルアップでつなぎ、個人ホームページや掲示板に入り浸った人は多いはずだ。あの頃のワクワクは本物だったのか、それとも若かっただけなのか。皆さんは、今のAIブームをどんな気持ちで眺めていますか?

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