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海外「だめに決まってるだろ。お前は未成年だ」元CIAの父が娘のパリ旅行を止めたら『96時間』は10分で終わる…?

海外「だめに決まってるだろ。お前は未成年だ」元CIAの父が娘のパリ旅行を止めたら『96時間』は10分で終わる…? エンターテイメント

「自分が登場人物だったら、合理的で退屈な選択をして、10分で台無しにしてしまう映画は?」。海外掲示板でそんな質問が盛り上がっていました。娘のパリ旅行は許可しない、当たりのチケットはすぐ売る、夜の海には入らない。言われてみればその通りの答えが並び、名作と呼ばれる映画ほど、誰かの無茶な一歩から始まっていることが見えてきます。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』。
アナキンはジェダイ騎士団なんかさっさと辞めて、美人で金持ちで元老院議員の奥さんと、毎日のんびり暮らしてればよかったんだよ。
※ 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』:2002年公開のSF映画。ジェダイの修行をしている青年アナキンが、元老院議員のパドメ・アミダラと恋に落ちる。ジェダイは特定の相手への執着(恋愛や結婚)を禁じられているので、2人は関係を隠すしかなく、その無理がのちの転落につながっていく。辞めてしまえば、隠す必要そのものがなくなる。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
もっといい手があるぞ。金持ちのパドメが、1作目の時点で使いの者を送って、アナキンの母親を買い取って自由の身にしてやればよかったんだ。
母親が死んで、アナキンが人生初の大虐殺に走るまで、何年も猶予があったんだからな。あそこが彼の分かれ道だったのに。
※ 1作目は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年公開)。アナキンと母親は砂漠の惑星で奴隷として暮らしていて、解放されて旅立てたのはアナキンだけだった。残してきた母親のことが、彼の心にずっと引っかかり続ける。

3. 名無しのReddit住民
『夢のチョコレート工場』。
自分は腹を空かせた子どもで、祖父母4人は1つのベッドで寝ていて、一家はキャベツを煮ただけの薄いスープで食いつないでる。そこへ、世界中の大富豪が血眼になって買いたがってる金のチケットを引き当てたわけだ。
だったら、寝たきりのじいちゃんを連れてお菓子工場の見学になんか行かない。金のチケットはいちばん高い値をつけた相手に即売る。一家は大金持ちになって、普通の家を買って、祖父母にはちゃんとした医療を受けさせる。ついでに、安全基準違反だらけの死の罠みたいな工場で大けがをすることもない。
※ 『夢のチョコレート工場』:1971年公開のミュージカル・ファンタジー。原作はロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』。世界に5枚しかない金のチケットを当てた子どもが、謎めいた工場主ウォンカのチョコレート工場に招かれる。貧しい家の少年チャーリーもその1人。見学のあいだ、ほかの子どもたちは次々とひどい目に遭っていく。

4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
賛成。ただしジョーじいちゃんだけは別だ。
工場見学に行ける足があるなら、工場に働きに行く足もあるだろ。
※ ジョーじいちゃんは、チャーリーに付き添って工場へ行く祖父。長いあいだ寝たきりだったのに、チケットが当たったとたんベッドから起き上がって踊り出す。「本当は働けたのでは」と、ネット上で定番のネタにされている。

5. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
ティム・バートン版の『チャーリーとチョコレート工場』は、実はそこをちゃんと拾ってるんだよ。
あっちのチャーリーは、本当にチケットを売ろうとする。それを、もう1人のじいちゃん(チケットを見たとたんに歩き出したりしないほう)が、「工場に入れるなんて一生に一度のことだ、それでも行ってこい」と説得するんだ。
※ 『チャーリーとチョコレート工場』:同じ原作を、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で2005年に映画化した作品。

6. 名無しのReddit住民
『96時間』。
17歳の娘が「友達と2人で、はるばる海の向こうのパリまで行って、ロックバンドのツアーを追いかけたい」と言い出す。保護者の付き添いは一切なし。連れはそそっかしい友達だ。
世の中がどれだけ危険かを知り尽くした元CIA工作員の自分は、こう答える。「だめに決まってるだろ。お前は未成年だ」。
娘はかんしゃくを起こして、部屋のドアを叩きつけるように閉める。自分は静かな隠居生活に戻る。そしてエンドロール。
※ 『96時間』:リーアム・ニーソン主演のアクション映画(原題 Taken。2008年にフランスで公開、日本公開は2009年)。旅先のパリで人身売買組織にさらわれた娘を、元CIA工作員の父親がたった1人で追い詰めていく。父親が旅行を許さなければ、事件そのものが起きない。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
もしくは、父親が「一緒に行く」と言って聞かないパターンだな。人さらいの連中は、アメリカ人の10代2人に年配の男が付き添ってるのを見て、割に合わないと判断して別の獲物を探す。
そうでなければ、隣の部屋から娘の悲鳴が聞こえた瞬間にリーアム・ニーソンが飛び込んで、悪党どもを例の調子で片づけて終わり。あとは「なんでマフィアをあんなにあっさり殺せたのか」を娘に説明するか、異国の地で死体を溶かせるだけの薬品をかき集めたうえで「なんでそんなやり方を知ってるのか」を説明するか、どっちにするか悩むだけだ。

8. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
いや、娘が最初に頼んだのは「パリにいる友達の家族のところに、しばらく泊めてもらう」って話だったんだよ。それが土壇場になって、本当の計画に話が膨らんだわけで。
それに、断った先に待ってたのは「かんしゃくとドアの音」じゃない。ただでさえほとんど関われてこなかった娘に、恨まれることだったんだ。
映画の序盤はまるごと、彼が仕事を捨ててまで娘との関係を作り直そうとして、ほとんど取りつかれたようにそれだけを考えてる姿を描いてる。正しい選択だったとは言わないよ。でも、彼にはあれしか選べないように見えた理由を、映画はちゃんと時間をかけて見せてるんだ。

9. 名無しのReddit住民
『1408号室』だな。
あのホテルの一室で、75年のあいだに56人が死んでるって、どういうことだよ。泊まった客は全員、1時間ももたずに死んでいて、死亡率100%って何なんだ。(しかもこれ、自分で自分の目をつぶした清掃係みたいに、命までは落とさなかった被害は数に入ってない。)
何を信じていようが関係ない。統計的に見て、偶然では片づけられない数の惨事なんだよ。ごく平凡な理由があるのかもしれない。それでも、あの部屋の何かがおかしいことだけは否定できないだろ。パラシュートなしでスカイダイビングするほうが、まだ助かる見込みがある。
※ 『1408号室』:2007年公開のホラー映画。原作はスティーヴン・キングの短編小説。心霊スポットの嘘を暴く本を書いている作家が、ニューヨークのホテルにある「泊まった者は必ず死ぬ」という部屋に、支配人が止めるのも聞かずに泊まる。コメントにある年数と人数は、投稿者が書いたままのもの。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
ほんとそれ。しかも支配人は、あの部屋にさえ泊まらないでくれるなら、1本800ドル(10万円を超える)の酒をやるし、もっといいスイートにタダで泊めてやるとまで言って、文字どおり買収しにくるんだよ。
合理的な選択は決まってる。タダの高級酒を受け取って、無料で用意された最上階の部屋に上がって、支配人が渡してくれた死亡記録の分厚いファイルをもとに、本の1章を書けばいい。10分もかからずに映画は終わりだ。

11. 名無しのReddit住民
『フェリスはある朝突然に』の校長が、もし自分だったら。
最上級生が学校をサボってる? そりゃ大変だ! …いや待てよ、別にどうでもいいな。天気もいいし、こっちも早めに切り上げて、ゴルフをハーフだけ回ってくるか。
※ 『フェリスはある朝突然に』:1986年公開の青春コメディ。高校の最上級生フェリスが仮病で学校を休み、友人たちとシカゴの街で1日遊び倒す。そのずる休みを暴こうと執念を燃やす学校の管理職ルーニー(コメントの「校長」)との追いかけっこが話の軸なので、彼が放っておけば何も起きない。

12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
完璧すぎて笑った。校長が「まあいいや、良い1日を」と言うだけで、あの映画はまるごと成り立たなくなるんだよな。
しかも相手は、自分がいちばん気に入らない生徒だろ。そいつの顔を見なくて済む1日なんだから、むしろ最高じゃないか。

13. 名無しのReddit住民
私が、浜辺で酔っぱらってるあの女の子だったら。「夜の海で泳ぐのはやめとく」と言うだけ。
『ジョーズ』の話ね。
分かってない人がいるから書いておくけど、そのあと別の人たちがサメに食べられるのは知ってるよ。でもお題は「最初の10分をどう退屈にするか」でしょ。あれは映画史でも指折りに有名な幕開けなんだから。水の中から見上げる視点、あの音楽、楽しそうに笑っていた女の子の声が悲鳴に変わる瞬間。あまりに怖くて、私は海も湖も、暗い屋内プールも、なんなら屋外プールで泳ぐのさえ苦手になった。
※ 『ジョーズ』:1975年公開、スティーヴン・スピルバーグ監督のパニック映画。浜辺のパーティーを抜け出して夜の海に入った若い女性が、巨大なサメの最初の犠牲者になる場面から始まる。

14. 名無しのReddit住民
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。
ドクター・ストレンジは、危険で大がかりな呪文を唱え始める前に、確認の質問をしておけばよかったんだよ。本当に、何か1つ聞くだけでよかった。
※ 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』:2021年公開(日本公開は2022年1月)のヒーロー映画。正体を世間に知られてしまったピーター(スパイダーマン)が、魔術師のドクター・ストレンジに「みんなの記憶から自分の正体を消してほしい」と頼む。ところが呪文の最中にピーターが「あの人だけは例外にして」と注文を重ねたせいで術が乱れ、別の世界から敵たちを呼び込んでしまう。

15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
魔法をかけ始める前に、条件を全部話し合っておけって話だよな。それと、呪文を唱えてる最中の相手に横から口を挟むのも、やめたほうがいい。
あの映画には言いたいことが山ほどあるんだ。ピーターが無鉄砲で、唱えてる途中の呪文を変えさせようとするのは、まだ分かる。でも、ストレンジがあんなふうにいきなり始めてしまうのだけは、どうしても納得がいかない。

16. 名無しのReddit住民
『トップガン』。アイスマンは最初から最後までずっと正しかった。
マーヴェリックは最初の場面の時点で、飛行停止の処分にしておくべきだったんだよ。
※ 『トップガン』:1986年公開、トム・クルーズ主演の青春アクション。米海軍の腕利きの戦闘機パイロットが集められる訓練校が舞台。主人公のマーヴェリックは腕は一流だが、命令や規則を無視した危険な飛び方を繰り返す。ライバルのアイスマンは、それを「危険だ」と批判し続ける優等生。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
2作目が、遠回しにそれを認めてるんだよね。アイスマンは海軍大将まで上り詰めてるのに、マーヴェリックはテストパイロットのまま、階級は大佐で止まってる。
アイスマンのほうがはるかに出世して、給料もずっと多くもらってるわけだ。
※ 2作目は2022年公開の『トップガン マーヴェリック』。米軍の給与等級でいうと、大将は「O-10」、大佐は「O-6」にあたり、あいだに3つの階級がある。

18. 名無しのReddit住民
言うまでもないかもしれないけど、『トワイライト』。
自分のことを好きだと言ってくる男の子が2人とも、危険な人外の怪物だと分かったわけでしょ。だったら「じゃあ、どっちとも付き合えないね」と言って、それで終わりだよ。
※ 『トワイライト』:2008年公開の『トワイライト〜初恋〜』に始まる、恋愛ファンタジー映画のシリーズ。原作はステファニー・メイヤーの小説。女子高生のベラが、吸血鬼のエドワードと、狼に姿を変えるジェイコブのあいだで揺れ動く。

19. 名無しのReddit住民
『ディセント』。洞窟の中にいる私を見つけることは、誰にも絶対にできない。そもそも入らないからね。
※ 『ディセント』:2005年公開のイギリスのホラー映画。洞窟探検に出かけた女性たちが、落盤で帰り道をふさがれ、地図にも載っていない地下に閉じ込められる。しかも、暗闇の中にいるのは彼女たちだけではなかった。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
そもそも、話の始まり方からしておかしいんだよ。「ねえ、家族にあんなむごいことがあったばかりでしょ。元気づけてあげたいから、誰も調べたことのない地面の穴に、ロープで降りに行こうよ」って。
私の合理的な選択は、週末のスパ。それとカウンセリングも受けるかな。みんなが山小屋を出発する前に、映画が終わる。

21. 名無しのReddit住民
脱出ポッドに生命反応がない? 知るか、そんなもん。吹き飛ばせ。
…ごめん、これで三部作を2つ台無しにしちゃった。
※ 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年公開)の冒頭の場面。帝国軍は、生命反応がないからと脱出ポッドを撃たずに見逃す。中に乗っていたのは、物語の鍵になる設計図を託されたドロイドと、その相棒だった。ここで撃たれていれば、その後の話はひとつも始まらない。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
そうだよ、なんで撃つのをケチるんだ。帝国軍のレーザーって、いつから1発いくらの従量課金になったんだよ?

23. 名無しのReddit住民
『ビッグ・リボウスキ』。
自分ならたぶん、黙って新しいラグを買う。それでおしまい。
※ 『ビッグ・リボウスキ』:1998年公開、コーエン兄弟が監督したコメディ。無職でのんびり暮らす男、通称「デュード」が、同じ名前の大富豪と間違われて家に押し入られ、お気に入りのラグ(敷物)に小便をかけられる。その弁償を求めて大富豪を訪ねたことから、誘拐騒ぎに巻き込まれていく。

24. 名無しのReddit住民
『エイリアン』は、みんながリプリーの言うことを聞いて、正しい隔離の手順を守ってさえいれば、ずっと短い映画になってたはずだよ。
※ 『エイリアン』:1979年公開、リドリー・スコット監督のSFホラー。宇宙貨物船の乗組員たちが、未知の生物に顔へ張りつかれた仲間を船内に運び込もうとする。乗組員のリプリーは、隔離の規則を理由に「船には入れられない」と拒むが、扉は開けられてしまう。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
公平に言うと、リプリー自身は隔離の手順をちゃんと守ったんだよ。それを破って、ケインを船内に戻したのはアッシュのほうだ。
リプリーは正しかった。でもアッシュは、彼女が正しくても意味がなくなるような指示を受けてたんだ。だから「誰もリプリーの話を聞かなかった」というより、「何があってもあの生き物を持ち帰らせる役目の人間を、会社がこっそり船に乗せていた」という話だな。
※ ケインは生物に張りつかれた乗組員、アッシュは船の科学担当。

26. 名無しのReddit住民
『もしも昨日が選べたら』。自分なら一時停止のボタンを押して、気分が良くなるまでベッドで寝る。
ついでにツリーハウスを建てて、たまった仕事も全部片づけてから、停止を解除する。それから妻に「マッサージでもどう?」って聞いてみるかな。
※ 『もしも昨日が選べたら』:2006年公開、アダム・サンドラー主演のコメディ(原題 Click)。仕事に追われて家族との時間が取れない男が、自分の人生を一時停止したり早送りしたりできる不思議なリモコンを手に入れる。面倒な時間を早送りで飛ばし続けたせいで、人生がどんどん手の届かないところへ進んでしまう。子どもに約束したツリーハウスも、一時停止のあいだに建てておけば済んだ、という話。

27. 名無しのReddit住民
『ジュラシック・パーク』。
自分なら見学ツアーの途中で指摘する。「電源が1か所やられたら全部止まる設計ですね」「サイバーセキュリティが存在しませんね」。パークは安全監査に不合格。映画は終了、みんな家に帰る。
※ 『ジュラシック・パーク』:1993年公開、スティーヴン・スピルバーグ監督。遺伝子技術でよみがえらせた恐竜を見せるテーマパークに、開園前の視察として専門家たちが招かれる。その最中に電気柵などのシステムが止まり、恐竜が逃げ出す。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
いや、あの人たちには家に帰る時間なんてなかったんだよ。安全面がまずいことにはすぐ気づいたけど、そのときにはもう手遅れだった。
それにあの話は、創設者のハモンドが「費用は惜しまなかった」と口では言いながら、実際は何もかもケチってた、というのが肝だろ。システム担当のネドリーをうまく丸め込んで、どう考えても1人には大きすぎる仕事をやらせてた。そりゃネドリーだって、それ以上の手間をかける気にはならないよ。

29. 名無しのReddit住民
『007』シリーズの、ほぼ全作の冒頭。
あそこで話を終わらせてたら、ボンド映画は数えるほどしか作られなかったはずだよ。主人公が部屋じゅうに飛び散ったり、体を穴だらけにされたりしたら、続編を作るのは難しいからね。
※ 『007』シリーズ:英国の諜報員ジェームズ・ボンドが活躍するスパイ映画。1962年公開の第1作から60年以上続いている。多くの作品で、タイトルが出る前に、ボンドが絶体絶命の危機を派手に切り抜ける場面が置かれる。

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
「穴だらけ」のほうは、別に問題ないだろ。スポンジ・ボブの映画なんて、山ほど作られてるじゃないか。
※ スポンジ・ボブは、アメリカの人気アニメの主人公。体じゅうに穴のあいた、四角くて黄色いスポンジで、劇場版も何本も作られている。

まとめ

挙がった作品を並べてみると、「合理的な選択」で終わってしまう話にはいくつかの型がありました。『96時間』や『夢のチョコレート工場』のように、行かせない・行かないと決めるだけで済むもの。『1408号室』『ディセント』『ジョーズ』のように、危ないと分かっている場所に近づかなければ何も起きないもの。『エイリアン』や『ジュラシック・パーク』のように、決められた手順や安全確認を守れば防げたはずのもの。そして『フェリスはある朝突然に』や『スター・ウォーズ』の脱出ポッドのように、追う側・撃つ側の判断ひとつで物語ごと消えてしまうものです。

一方で、作品の側に立った反論もしっかり出ていました。『96時間』の父親には、娘に恨まれたくないという事情があったこと。『ジュラシック・パーク』の専門家たちは、危険に気づいたときにはもう帰れなかったこと。ティム・バートン版の『チャーリーとチョコレート工場』が、「チケットを売る」という選択をきちんと物語の中で扱っていること。登場人物が合理的に動かないのは脚本の穴というより、そうせずにいられない理由まで描くのが映画なのだ、とも読めます。皆さんが「自分なら10分で終わらせてしまう」と思う映画は何ですか?

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