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海外「ひとりきり、3メートル先でグリズリーが後ろ足で立ち上がってる」「実況してる場合か」ハイカーが山で見た一番怖いものとは

海外「ひとりきり、3メートル先でグリズリーが後ろ足で立ち上がってる」「実況してる場合か」ハイカーが山で見た一番怖いものとは 文化・習慣

「ハイキング中に見た、いちばん怖いものは?」。Redditのこの質問に、山歩きや森でのキャンプに慣れた人たちの体験談が次々と集まった。3メートル先で後ろ足で立ち上がったグリズリー、夕暮れの霧の中へ消えていった山刀の男、森の奥の小川にぽつんと浮かぶ赤い風船……。読み進めるほど「クマより人間のほうが怖いのでは」という気がしてくるが、最後には思わず拍手したくなる愛犬の武勇伝も待っている。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
ひとりきり。3メートル先で、グリズリーが後ろ足で立ち上がってこっちを見てる。

※ グリズリー:北米に住むヒグマの呼び名。北海道のヒグマと同じ種で、後ろ足で立ち上がると人の背丈をはるかに超える。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
いや実況すんなw 今まさに向かい合ってる最中の書き込みにしか見えないんだけど。スマホいじってる場合じゃないだろ。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
もっと詳しく聞きたい。そのあとどうしたの? スプレーとか、身を守れるものは何か持ってた?
3メートルなんて、グリズリーならひと跳びで詰めてくる距離だよ。正気の沙汰じゃない。

4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
カナディアンロッキーで6泊した最終日だった。相棒より20分くらい先を歩いてたんだ。肌寒い朝で、道のど真ん中に湯気の立つできたてのクマの糞があった。ベリーがぎっしり混じってて、クロクマのものよりずっと量が多いし、形も違う。
それで腰ベルトからクマよけスプレーを抜いて右手に、カメラを左手に持って先へ進んだ。10〜15分くらいして、両側がやぶになってる区間を通ってたら、右のほうでガサガサ音がした。そっちに向き直った瞬間、クマが立ち上がってこっちを向いたんだ。
スプレーはいつでも噴射できるように構えてたけど、クマはすぐ四つ足に戻って、向きを変えはじめた。手元に残ったのは、背中のこぶがかろうじて写ったひどい写真だけ。あとは競走馬みたいな勢いで走り去って、それっきり見えなくなったよ。

※ クマよけスプレー:唐辛子の辛み成分を霧状に噴射する撃退用スプレー。北米の山ではハイカーの必携品とされる。肩の盛り上がった「こぶ」は、グリズリーをクロクマと見分ける目印のひとつ。

5. 名無しのReddit住民
人里からはるか遠い森で、日暮れ前に出くわしたマチェーテ(山刀)の男。
冬の終わりか春先の山歩きで、どこへ出るにも16kmはある場所だった。決まりどおりトレイルから距離をとってテントを張ったんだけど、気温が下がって霧も出てきて、なかなか火がつかない。地形のせいで霧が谷を行ったり来たりしてて、霧にすっぽり包まれたかと思えば、今度は谷のほうへ流れていくのを眺める、の繰り返しだった。
日没まで45分くらいのとき、金属が石に当たるような音がした。顔を上げると、トレイルにマチェーテを持った男が立ってた。汚れたジーンズにネルシャツ。ザックも装備もなく、本人と刃物だけ。そいつは道の小枝を何本か払って(もっと邪魔な枝がいくらでも残ってたのに)、こっちをじっと見て、そのまま霧の中へ歩いていった。それっきりだ。
急いで飯を済ませてテントに入った。春先の山はもともと静かなんだけど、あの夜は異様に静かに感じた。近くには道路も登山口も何もなくて、あいつは森のさらに奥へ向かっていった。装備なしで、霧雨の降る4℃の夜を越すのは簡単じゃない。あいつはどこかにいて、もし何かしてくる気なら、助けを呼ぶ手段はない。結局ほとんど眠れなかった。枕の下には、すぐ撃てる状態の拳銃を入れてた。
朝、霧の向こうから日が差してきたところで荷物をまとめて、そのまま山を下りたよ。

※ マチェーテ:藪払いなどに使う、なたに近い大型の刃物。北米、とくにアメリカでは、法律で認められた範囲で護身用の拳銃を持って山に入るハイカーもいる。

6. 名無しのReddit住民
怖いのと笑えるのが半々の話。何年か前、犬を連れて奥地のキャンプ場まで10kmくらい歩いたんだ。5kmを過ぎたあたりから人の気配が完全になくなった。ほとんどの人は州立公園の入り口近くで過ごすからね。
途中でボーイスカウトの看板を見かけて、「こんな奥でボーイスカウトが殺されてたりして」なんて考えが勝手に浮かんだ。ホラー映画の見すぎだと思う。
で、その30分後。小川の水が流れ込むくぼみのそばに、なぜか赤い風船がひとつ浮かんでた。
心の中で「いやいや無理、今日はその手には乗らないからな」って叫んだよ。ボーイスカウトが行方不明になる想像をした直後だったから、本気でゾッとした。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
その赤い風船は俺でも無理。完全にペニーワイズじゃん。水の流れ込むところに浮かんでるってとこまで揃ってるの、狙ってるとしか思えない。

※ ペニーワイズ:スティーヴン・キング原作のホラー『IT/イット』に登場する殺人ピエロ。排水溝の中から子どもに声をかける場面が有名で、赤い風船がトレードマーク。

8. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
ボーイスカウトの「超常現象」バッジは取るのが本当に難しいらしいからな。挑戦中のスカウトたちの健闘を祈る。

※ ボーイスカウトでは、キャンプや応急手当などの技能を身につけるたびに、分野ごとのバッジ(技能章)がもらえる。

9. 名無しのReddit住民
毎年どれだけの表土が失われてるか、だね。
焚き火を囲むたびにみんなにこの話をしてるんだけど、誰も俺ほど怖がってくれない。せいぜい「うーん、ちょっと心配だね」くらいの反応で終わる。

※ 表土:地面のいちばん上にある、養分をたっぷり含んだ土の層。作物が育つ土台だが、雨や風で流されると元に戻るまでに非常に長い時間がかかるため、世界的に土壌の流出が問題になっている。

10. 名無しのReddit住民
2019年の夏、南アフリカのトゥゲラ滝。妻と一緒に岩だらけのむき出しの斜面を歩いてたら、すぐ隣で毛むくじゃらの大きな影がむくっと起き上がった。最初はオオカミかと思ったけど、正体はヒヒ。しかも斜面にいたのは群れまるごとで、赤ちゃんを抱えたメスも含めて15頭くらいいた。
なんで気づかないままあそこまで近づけたのか、今でもわからない。いちばん大きいやつが、6メートルくらい先から俺の目をまっすぐ見てた。あいつがその気になれば、夫婦そろって数秒でズタズタにされてたと思う。あんなに怖かったことはないよ。

※ トゥゲラ滝:南アフリカのドラケンスバーグ山脈にある、世界有数の落差を誇る滝。ヒヒの大人のオスは体が大きく、長く鋭い犬歯をもつ。

11. 名無しのReddit住民
ミネソタ州のアローヘッド地方の森を、何時間も歩いてたときの話。本当に森の奥深くで、誰とも会わないような場所だった。角を曲がったら公園のレンジャーと鉢合わせして、2人同時に悲鳴を上げて、そのあと2人で大笑いした。
でも、あとからじわじわ怖くなったんだ。今回はたまたまレンジャーだったけど、もしあれが悪意を持った頭のおかしいやつだったら? 人里から何時間も離れた、どこだかもわからない場所で。深い森でどれだけ自分がひとりきりなのか、あのとき思い知ったよ。そこで殺されてたら、いつ見つけてもらえたかもわからない。

※ アローヘッド地方:ミネソタ州北東部の、地図で見ると矢じり(アローヘッド)の形をした一帯。森と湖が広がる、人口の少ない地域。

12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
そういう人間と、あと危ない動物がいるからって理由で、うちの父親は山に入るときは絶対に拳銃を持っていくって言い張ってた。
正直やりすぎだと思ってたよ。ある日、狂犬病のオオカミ(口から泡を吹いてて、真っ昼間からうろついてて、教科書どおりの症状フルセット)に追いかけられるまではね。
それ以来、文句は一切言わなくなった。

※ 狂犬病:感染した動物に噛まれてうつる病気で、発症するとほぼ助からない。日本では国内で感染した例は1950年代を最後に出ていないが、北米ではアライグマやキツネ、コウモリなど野生動物の感染が今も報告されている。

13. 名無しのReddit住民
峡谷の入り口から6時間も奥に入ったところで、ガラガラヘビに噛まれた男に会った。
本人にとっては人生最悪の日だったと思う。
ちなみに、ちゃんと助かったよ。

※ ガラガラヘビ:南北アメリカに住む毒ヘビ。尻尾の先の節をジャラジャラ鳴らして威嚇する。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
ガラガラヘビなら、こっちはブチギレてるやつに遭遇した。全長8kmのトレイルで、そいつが歩く道のど真ん中に陣取ってたんだ。
ゴールまで残り1.6kmだったけど、言っとくが俺は迷わず回れ右して、来た道を6.4km歩いて戻ったからな。

15. 名無しのReddit住民
ワイオミングで、子どもを連れた母親のムースがこっちをじーっと見つめはじめたとき。声も出さずにただ見てくるだけなのに、あの圧はすごかった。

※ ムース:和名ヘラジカ。世界最大のシカで、大きなオスは体重500kgを超える。子連れの母親は気が立っていて、人に向かって突進してくることもある。

16. 名無しのReddit住民
森の奥のトレイルのど真ん中に、スーツケースがひとつ置いてあった。見た瞬間、誰かに見られてるって直感が走ったんだ。中を確かめる気には到底なれなかった。足早に横を通り過ぎて、全速力でその場を離れたよ。

17. 名無しのReddit住民
トレイルの途中に、誰も乗ってないベビーカーがぽつんと置いてあった。
きっと、ベビーカーじゃここから先は進めないって気づいた誰かが、赤ちゃんを抱っこして歩いていったんだ。帰りにまたここで赤ちゃんをベビーカーに乗せて、一緒に戻っていくんだよ。そうに決まってる。

18. 名無しのReddit住民
顔じゅうただれだらけの男が、森にイエティ(雪男)がいると本気で信じ込んでて、木の棒を削って槍を作ってた。

19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
そりゃよかったじゃん。その人がいてくれたおかげで、イエティから守ってもらえたんだから。

20. 名無しのReddit住民
この夏、BWCAで12〜15歳の子どもたちのグループを引率してたときの山火事。どれだけやばい状況か、子どもたちには絶対に悟られるわけにいかなかった。正直、あのときは本気で詰んでたと思う。

※ BWCA(バウンダリー・ウォーターズ・カヌー・エリア):ミネソタ州北部のカナダ国境沿いに、1000以上の湖が連なる原生自然保護区。基本的にカヌーと徒歩でしか移動できない。

21. 名無しのReddit住民
シカの通り道をたどっていったら、とんでもなく広い大麻畑に出た。まだ違法だった頃の話で、ちょっとした加工場みたいな設備まで揃ってたよ。植えたやつらが戻ってくる前に、全力でその場を離れた。

※ アメリカの多くの州やカナダでは、現在は嗜好用の大麻が合法化されている。違法だった時代には、人目につかない山林での無許可栽培が各地で問題になっていた。

22. 名無しのReddit住民
オオカミ(1頭見えたら、それはたいていわざと姿を見せてて、残りの群れはもう周りを囲んでる)
クーガー(姿が見えた時点で、たいてい手遅れ)
帰り道をふさぐ場所に居座ってたグリズリー
サソリ(裸足の上を走っていった)

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
動物園の中でハイキングでもしてんのか? 遭遇したメンツが豪華すぎるだろ。

24. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
オオカミのくだりはちょっと盛りすぎだと思う。北米で野生のオオカミが人を襲った記録はかなり少ないし、たいていは人間に気づいた時点で向こうから離れていくよ。クーガーだって人を襲うことはめったにない。
まあ、めったにないからこそ、実際に出くわしたら心臓が止まりそうになるんだけどな。

25. 名無しのReddit住民
13〜14kmくらい奥まで歩いたところで、小さな池のほとりのぬかるみに、マウンテンライオンのでっかい足跡がくっきり残ってた。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
クーガーの鳴き声を聞いたことがある。人間の赤ちゃんみたいな声で鳴くなんて、実際に聞くまで信じてなかった。あれは本当に背筋が凍る。

※ クーガー、ピューマ、マウンテンライオンはいずれも同じ動物の呼び名。北米の山地などに住む大型のネコ科動物で、物音を立てずに獲物へ忍び寄る。

27. 名無しのReddit住民
自分が登ってた坂の上から、クロクマが猛スピードで駆け下りてきた。荷物を放り出して、トレイルを抜けて駐車場に着くまで2.4kmぶっ通しで走った。
で、あとから気づいたんだけど、クマのほうも俺と同じくらいビビってて、別の方向へ逃げていったんだよ。……同じ駐車場の、反対側にね。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
クマから走って逃げるのは絶対ダメ、逃げると追ってくることがあるって散々習ったけど、お互い全力で逃げて同じ駐車場にゴールしてるの、もう何も言えないw クマのほうもたぶん「なんでお前もここにいるんだよ」って思ってたはず。

29. 名無しのReddit住民
霧。朝日を見に行くハイキングで、岩場の尾根に登って湖を見下ろす景色を楽しんでたら、湖の向こうから巨大な霧の壁が押し寄せてきたんだ。数分で完全に飲み込まれて、自分の足元すらほとんど見えなくなった。
いちばん不気味だったのは、音が完全に消えたこと。ついさっきまで周りじゅうで鳥が鳴いてたのに、ぴたりと静かになった。見えるのは真っ白な景色だけで、何ひとつ聞こえない。本当に異様な体験だった。

30. 名無しのReddit住民
上の人と同じで、自分も後ろ足で立ち上がったグリズリーと向き合ったことがある。
小さな湖のほとりで一泊して、犬と一緒に人里離れた原生地域から歩いて戻る途中だった。トレイルの角を曲がったら、いきなり6メートルくらい先で母グマが後ろ足で立ち上がって、大きな声でうなってた。子グマが少なくとも1頭、やぶの中へ走っていくのが見えた。一瞬の出来事なのに、永遠みたいに長く感じたよ。考える暇なんてなかったけど、山で「これだけは気をつけろ」と散々言われてきた、まさにその状況だった。
そしたら、うちの犬がクマと俺の間に割って入って、牙をむいてうなりだした。母グマは俺への興味を完全に失って、四つ足に戻って犬のほうに向き直った。どうなるか見届ける余裕なんてなくて、俺は来た道を全力で引き返した。
といっても遠くまでは行ってない。角を戻ったところに、根っこごと持ち上がった大きな倒木があって、それを乗り越えてから振り返った。気づいたらクマよけスプレーを握ってた。クマがこっちに来るならこの倒木をよじ登るしかないから、そこで顔めがけて噴射できると思ったんだ。ここまで全部10秒くらいの出来事だから、判断がおかしくても勘弁してほしい。
ひたすら待った。でも、いくら待っても角の向こうからは何も出てこない。耳を澄ましても、聞こえるのは自分の心臓のバクバクいう音だけ。
すると、うちの犬がしっぽを振りながら、舌をだらんと出して、ものすごく誇らしげな顔でトコトコ戻ってきた。あの子が無事だとわかったときの安心感は、言葉じゃ言い表せない。
10分くらい待ってから、また山道を下りはじめた。手を叩いたり、声を出したり、口笛を吹いたりしながらね。もうサプライズはごめんだ。
車に戻るまで、クマの気配はもう一切なかった。帰り道はずっと犬を褒めちぎってたよ。

まとめ

「ハイキングで見た一番怖いもの」の中身は、大きく3つに分かれた。グリズリーやクーガー、ムースといった野生動物、霧や山火事のような自然そのもの、そして深い森の中で出くわす「説明のつかない人や物」だ。印象的なのは3つ目で、マチェーテの男も、小川の赤い風船も、道の真ん中のスーツケースも、実際には何も起きていないのに、読んでいるだけで背筋が冷える。レンジャーと鉢合わせした人の「これが悪意のある人間だったら」という一言どおり、人里から何時間も離れた場所では、想像だけで十分に怖いのだろう。

北米の山は、グリズリーやピューマが普通に暮らしている場所で、クマよけスプレーや、人によっては拳銃まで持って歩く。日本でもツキノワグマやヒグマの出没が毎年のように報じられているし、濃い霧に巻かれて音が消えるあの感覚は、どこの山でも同じだ。一方で、焚き火を囲みながら表土の流出におびえる人や、母グマに立ち向かって得意げに戻ってきた犬のように、怖い話の中にもつい笑ってしまう一幕が混ざっているのが、このスレの面白さだった。皆さんは、山や森で「これは本当に怖かった」と思った体験はありますか?

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