「離婚弁護士の皆さん、離婚の場で見た一番”邪悪”なことって何ですか?」という質問に、弁護士だけでなく獣医、銀行員、調停人、そして離婚家庭で育った子どもたちまでが集まってきた。ペットを人質に取る話、子どもを押し付け合う話、嘘の通報で相手を陥れる話……読んでいて胃が痛くなる一方で、見事にやり返した人の話もしっかり混ざっている。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
弁護士じゃなくて獣医なんだけど。泥沼離婚の最中に、別居中の奥さんの犬を安楽死させようとした男がいた。
うちの病院には、カルテに登録された飼い主から最低でも口頭で同意をもらわない限り、どんな処置もしないって決まりがあった。その犬はもともとうちの患者で、連れてくるのはいつも奥さん一人。書類に旦那の名前はどこにもなかった。
だから旦那が受付を済ませたあと、スタッフが登録上の飼い主である奥さんに電話したんだよ。「少し歳はいってるけど見たところ健康なワンちゃんが、安楽死の予約で来てるんですが……」って。
蓋を開けてみたら、旦那はその日の昼に家に寄って、庭から犬を連れ去ってた。奥さんはうちが電話するまで、犬がどこにいるのかも知らなかった。警察沙汰になって、犬は最終的に無事に家へ帰れたよ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
カルテの確認を省かなかった病院、本当にグッジョブ。
自分は保護施設で働いてるんだけど、別れた相手と一緒に飼ってたペットを連れてきて、そのまま置いていこうとする人は本当に多い。吐き気がするくらい多い。たいていは途中で気づいて、もう片方に電話して無料で引き取りに来てもらうんだけど、中には相手の生活をめちゃくちゃにしたい、相手が大事にしてるものを奪いたいってだけで、平気で嘘を並べる人もいる。ああいう人間は心底邪悪だと思う。
3. 名無しのReddit住民
元恋人のいとこが離婚弁護士の事務所で働いてて、ある夫婦の話を聞かせてくれた。4歳と6歳(だったと思う)の子ども2人の親権で大揉めしてたんだけど、争ってたのは「どっちが引き取るか」じゃなかった。
「どっちが引き取らされるか」だったんだよ。二人とも子どもはいらないって言ってた。
あの子たちのことを考えると、ただただ悲しくなる。
※ ここでの「親権」は英語の custody。離婚後に子どもと一緒に暮らし、日々の世話をする権利と責任のこと。英語圏では、両親のどちらが(あるいは両方で)持つかを裁判で争うことが珍しくない。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
高校の同級生に、16歳(15歳だったかも)でアパートに一人で住んでた子がいた。両親が離婚したとき、どっちも彼女を引き取りたがらなかったからなんだ。
学校には毎日ちゃんと通って、アルバイトもして、親はかわりばんこにアパートへ様子を見に来るだけ。当時はなんとも思わなかったけど、大人になってから思い出すと本当にぞっとする。
5. 名無しのReddit住民
法律事務所でアシスタントをしてたときの話。ある奥さんが、財産はぜんぶ夫に譲る、その代わりに夫の母親の陶磁器の食器セットだけは欲しいと言い出した。夫にとっても、夫の家族にとっても大切な食器だった。
話し合いは延々と続いて、最後は夫が折れた。
で、離婚の書類にサインする当日。彼女はその食器を一枚残らず割って、箱に詰めて、夫に郵送した。
※ 欧米では、上質な陶磁器の食器セット(英語で china)を結婚のときなどに揃え、親から子へ受け継いでいく家が多い。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
私が家を出たあと、元夫に頼んだのはたった一つだけ。一つだけだよ。母がイギリスで買ってくれたティーポット。
裁判官も元夫に「渡しなさい」と言ってくれた。で、次に子どもを受け渡すときに渡されたのが、フタのないポット。当然もう使い物にならない。
元夫いわく「子どもが割った」んだって🙄
7. 名無しのReddit住民
継父の元奥さんの話。クリスマスイブに、継父の子ども3人をツリーの前に座らせて、こう言ったらしい。「どうしてもって言うなら、クリスマスはパパの家に行ってもいいよ。でもそしたら、もう二度とママには会えない。寂しいな。だってパパはあなたたちを殺すつもりだから」。子どもたちは5歳、7歳、8歳だった。
追記:昼寝から起きたらすごい反応でびっくりした😳 念のため言っておくと、もちろん継父がそんなことをするわけがない。あの女がとにかく最悪だっただけ。彼女は継父に「子どもたちが休日も週末も、1分たりともあなたと過ごしたがらないようにしてやる」と宣言してて、実際そのとおりになった。子どもたちは父親を心底怖がるようになった。継父は子どもたちを溺愛してたのに、彼女はありとあらゆる手で親子の仲を壊して、子どもたちが10代になっても大人になっても精神的に追い詰め続けた。悪魔そのものだよ。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
うちの父も離婚後、同じような片親疎外を私たちきょうだいに仕掛けてきた。「お前たちの母さんはお前たちに生命保険をかけてる。保険金目当てで殺すつもりなんだ」って。まだ小学生だったのに。
母が私たちに保険をかけてたのは本当。でも金額はお葬式代がまかなえる程度で、何百万ドルみたいな大金じゃない。言うまでもないけど、母は私たちを殺してない。
※ 片親疎外(parental alienation):離婚後に片方の親が、もう一方の親の悪口や嘘を子どもに吹き込み、会いたがらないように仕向けること。
9. 名無しのReddit住民
母は離婚のとき家を父に譲ったんだけど、ごたごたの中で、住宅ローンの名義から自分の名前を外すのを後回しにしちゃった。すると父は、母への嫌がらせと、母の信用スコアを落とすためだけに、わざと家を差し押さえさせた。
その記録は、私が13歳から20歳になるまで母の信用情報に残ってた。でも私はそれをまったく知らなかったんだよ。ダンスもチアも続けさせてもらえたし(どっちも全然安くない)、毎年旅行にも行ったし、いい住宅街の清潔で安全な家に住んでた。
母はとんでもないやりくり上手で、全部デビットカードで払ってたんだ。新品の家具も、1500ドル(20万円超)のダンスチームの費用も。16歳の誕生日には車まで買ってくれた。服はほとんど古着屋で、外食もめったにしなかったけど、母が一人で抱えてたはずのストレスを、私は一度も感じずに済んだ。うちの母、最高でしょ!
※ アメリカではローンやクレジットカードの返済履歴が「信用スコア」として数値化される。家を差し押さえられた記録があるとスコアが大きく下がり、何年も新しいローンやクレジットカードが作れなくなる。お母さんが全部デビットカード(口座から即時引き落とし)で払っていたのはそのため。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
破壊と混乱と純度100%の悪意しかないスレで、この話は本当に救いだわ。あれだけのことをされて、子どもに一切それを感じさせなかったなんてすごすぎる。お母さん、間違いなく最高。ロックスターだよ。
11. 名無しのReddit住民
父が雇ってた弁護士は、父が「玄関ポーチのブランコをどっちが取るかで、母と争う審理を開いてくれ」と言い出した時点で辞めた。あそこまで執念深くて子どもっぽい大人二人は、あとにも先にも見たことがない。
※ ポーチブランコ:欧米の一戸建てで、玄関先の軒下に鎖で吊るしてあるベンチ型のブランコ。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
知り合いの夫婦は、旦那が受け継いだばかりの遺産(10万ドル近い額、日本円で1000万円超)と、離婚のせいで売ることになった家の代金を、まるごと弁護士費用で溶かした。弁護士二人はそりゃもうがっぽり儲けたよ。
で、お金が尽きた途端、そのバカ二人はヨリを戻した。
13. 名無しのReddit住民
結婚して間もなく、ある夫婦が子どもを養子に迎えた。12年後、離婚手続きの最中に、父親が「自分の親権をなくし、養育費も払わなくていいようにしてほしい」と申し立てた。弁護士が、養子縁組を最終的に認めた決定に不備を見つけたからだ。
こうして父親は、妻と子どもをまとめて捨てることができた。
追記:20年くらい前のバージニア州の話。私はどちらの代理人でもない。手続きのミスが、縁組そのものが無効になるほどのものだった。婚姻が「最初から無かったこと」になるのと同じ理屈だね。
※ 手続きの不備で養子縁組が無効とされると、法律上は最初から親子ではなかった扱いになり、親としての義務(養育費の支払いなど)も消えてしまう。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
普通に考えたら、12年間親として暮らしてきた事実のほうが、書類のミスひとつより重いと思うんだけどな。そもそも養子を迎えると決めたのは奥さんだけじゃなく、本人も一緒だったはず。その意思と12年があれば、法律上もその人を「この子の父親」として扱うのが筋だと思う。
15. 名無しのReddit住民
弁護士じゃないけど、昔銀行で働いてた。ある日、口座の残高がゼロになってるって女性のお客さんが来た。もうすぐ元夫になる旦那が、夫婦の口座を全部空にしてたんだ。家を担保にローンを組み直して、自宅を担保にした借入枠(HELOC)も限度まで引き出して、彼女がお金に一切手を出せないようにしてた。クレジットカードも解約済み。
彼女は専業主婦で、2歳と8歳の子どもに食べさせるものすら買えなかった。二人はまだ同じ家で暮らしてたのに、旦那は自分の分の食べ物だけ買って帰ってきて、家族の分は何も持ってこなかったんだって。
※ HELOC(ホームエクイティ・ライン):自宅の価値を担保に、必要なときに必要な分だけ借りられる融資枠。アメリカでは持ち家のある家庭が予備資金として持っていることが多い。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
配偶者に仕返しするためなら自分の子どもまで苦しめられる人の頭の中が、いつまでたっても理解できない。子どもを別の一人の人間として見てないんだと思う。自分の持ち物の一部くらいにしか考えてないんだよ。家族ごと道連れにして壊すタイプの発想だ。
17. 名無しのReddit住民
元妻に「私のアデロールを盗んだでしょ」と言われた。盗んでない。ブチ切れて「俺を泥棒呼ばわりするなら、新しい旦那でも探せ」って言ったら、彼女は「わかった」と。
何年もたってから、彼女が白状した。俺が盗んでないのは最初から知ってたって。俺が信頼をどれだけ大事にしてるか知ってたから、泥棒扱いすればああいう反応をすると読んでた。自分から離婚を切り出したくなかったんだってさ。
離婚にまつわる話の中で一番えげつないとは言わない。でも、俺が身近で見た中では一番えげつない一手だった。しかもやられたのは俺本人。
まあ今は再婚して、すごく幸せにやってるからいいんだけどね。それはそれとして、あいつのことは死ぬまで許さない。
※ アデロール:アメリカで広く処方されているADHDの治療薬。日本では承認されていない。
18. 名無しのReddit住民
フィラデルフィア郊外で離婚弁護士を13年やってる。依頼人はオハイオ州に住む男性で、8歳の息子は隣のペンシルベニア州で母親と暮らしてた。その依頼人が膵臓がんと診断された。末期で、余命は2か月ほど。
なのに母親は、最後に一度だけ息子を父親に会わせることすら拒んだ。年上のきょうだいが週末だけ迎えに行くのも許さなかった。
裁判で面会を求めたら、母親以上に信じられなかったのが判事の返事だった。「子どもはFaceTimeで父親と話せばいいでしょう。本人が嫌がってることを母親に無理強いするほどの話だとは思えません」。法廷を出たときは、『スター・ウォーズ』のゴミ圧縮室で汚水の中を引きずり回された気分だった。
父親は審理の数週間後に亡くなった。息子にさよならを言うことも、息子が父親とちゃんとお別れすることもできないまま。たぶん母親はFaceTimeすらさせなかったと思う。あの子が元気にやっていて、ちゃんとカウンセリングを受けられていることを願うしかない。
追記:「父親は何をして親権を失ったの?」と聞かれたので。もともと息子と主に暮らしてたのは父親の方で、母親が3回目の飲酒運転で服役したからだった。刑期の終わりごろ、父親はオハイオからペンシルベニアの刑務所まで息子を面会に連れて行くのをやめた。母親は離脱症状でひどい錯乱状態で、面会のたびにありえない約束をしたり、子どもに聞かせるべきじゃない話をしたりして、息子が怯えきってたからだ。出所後、判事はそれを理由に主な親権を母親に移したんだよ。
別に男性の権利を声高に叫ぶタイプの弁護士じゃないけど、あの人は本当にいい父親で、親子そろって制度にひどい目にあわされた。
※『スター・ウォーズ』(1977年)で、主人公たちがゴミと汚水だらけの圧縮室に閉じ込められる有名な場面のこと。
19. 名無しのReddit住民
離婚調停のとき、元夫は猫のLDを引き取りたいとやたら主張してきた。私は残りの犬と猫を引き取ることになった。
ところが元夫は、LDを迎えに来る日をずるずる先延ばし。何か月もたってから「思い入れのある包丁を返してほしい」って連絡が来た。
「いいよ。ただし交換条件はLDね」
交渉成立。
あの包丁で心が満たされるといいね。
20. 名無しのReddit住民
刑事弁護士で、離婚は専門じゃないんだけど。泥沼離婚の最中に、夫が宣誓供述書に嘘を書いて、私の依頼人(妻)に対する一時的な保護命令を取った。これは相手の言い分を聞かずに出るもので、ちゃんと争う審理は後日に設定される。
審理の前に夫がやったこと。依頼人の名前でGmailのアカウントを作り、遠く離れた4つの郡をわざわざ回って、それぞれの場所から「妻を装ったメール」を自分宛てに送った。そして各郡の警察に「保護命令違反だ」と通報した。
警察は、仮の命令でも疑わずに逮捕状を出す。依頼人は荷物を受け取るために夫と会う約束をして、その場で逮捕された。保護命令違反はDV扱いになるから、逮捕状を出した判事が直接会って保釈条件を決めるまで保釈されない。遠くの郡へ身柄を移されるのを1週間待たされ、やっと判事の前に出たら2つ目の郡で逮捕状。そこへ移送されたら3つ目、3つ目に着いたら4つ目。
結局、保釈の手続きすらできないまま通算30日も勾留された。しかも「保護命令違反の容疑4件」という記録のせいで保釈金はどんどん吊り上がって、最後はGPSの監視装置を常に身に着けることまで条件にされた。
最終的に4件とも却下させたけど、2件は公判の日程まで組まれたし、1件は公判直前まで行った。弁護費用も相当かかった。
「夫を訴えればいいのに」と思うでしょ? あいつは何年も働かずに彼女の稼ぎで暮らしてて、訴えて勝っても取れるものが何もなかった。虚偽通報でも立件できなかった。アカウントを作ったのが本人だと証明できなかったから。
私が見てきた中で一番邪悪な離婚だよ。
※ 保護命令:DVなどの被害を訴えた人を守るため、裁判所が相手に接近や連絡を禁じる命令。アメリカの郡(county)は州の下の行政区分で、それぞれに警察や裁判所がある。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
こっちも似たような話。古い携帯に偽のメッセージを仕込んで、それを奥さんの車に置いておいて、どう見ても作り話のDVで警察に通報した男がいた。親権争いで有利になるためなら、人はここまで手間をかけて法を破るんだよ。その労力をもっとまともなことに使えなかったのかね。
22. 名無しのReddit住民
隣に住んでた男の話。反対側の海岸にある遠くの街で仕事が決まって、家族全員をそっちへ引っ越させた。で、向こうに着いた途端にその仕事を辞めた。
そのまま一人でこっちの町に戻ってきてアパートを借りて(だから私が知ってるんだけど)、離婚を申し立てた。
なんでそんなことをしたのか聞いたら、「家族にそばにいてほしくなかった。これが一番安上がりな厄介払いの方法だったんだ」だってさ。
23. 名無しのReddit住民
弁護士じゃないけど、近所の女性の話。お酒と薬物に溺れてた夫に離婚を切り出して、夫は家を出ていった。
財産分与が決まる前のある晩、夫は彼女が出かけるのを待って家に入り込み、家じゅうを徹底的に壊した。ドアというドアを蝶番ごと引きはがし、キッチンの戸棚も洗面台の扉も全部。写真と鏡は叩き割り、家具はナイフで切り裂き、食器も全部割った。ベッドは汚物まみれ、カーペットにはペンキ、フローリングには酢。斧で家電も壁も天井も叩き壊して、最後は缶詰を窓という窓に投げつけた。
その音を聞いた別の近所の人が警察を呼んだけど、警察は何もしなかった。住んでいないとはいえ、夫はまだ法律上は家の持ち主の一人だったから。保険会社も同じ理由で動かなかった。
救いは、彼女が恒久的な接近禁止命令を取れたこと。それと、地元の工務店や近所のボランティアが駆けつけてくれて、2か月で家を元通りにしてくれたことだよ。
24. 名無しのReddit住民
弁護士じゃないけど、母が最初の夫と離婚したときの話。母は、年上の親戚からもらった手彫りの木の宝石箱を返してほしいと頼んだ。夫が仕事に行ってる間に逃げるように家を出たから、思い出の品を持ち出す余裕がなかったんだ。
ところが夫が渡してきたのは、どこにでもある安物の木箱。「これがそれだ」と言い張った。
そこで母は、夫が何より大事にしてたボートを要求して、勝ち取った。そして離婚が成立した瞬間、一番乗りでトレーラーごと引き取りに来た人にタダで譲っちゃった。母はそのボートが大嫌いだったけど、夫は何年もかけて丁寧に手入れしてて、ほぼ新品同然だったんだよね。元夫は激怒したってさ。
25. 名無しのReddit住民
相手方の弁護士から聞いた話。その人が別に担当してた離婚で、奥さんが旦那の靴を左足の分だけ全部持っていったらしい。派手さはないけど、毎朝じわじわ効いてくるタイプの嫌がらせだと思う。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
邪悪というよりただのアホなんだけど、80年代半ばに離婚したとき、元夫は家にあった電卓4台を全部自分がもらうと言って譲らなかった。4台だよ。一人で何をそんなに計算するつもりだったのか、いまだに謎。
27. 名無しのReddit住民
職場の同僚の話。奥さんと離婚して、ほぼ全部持っていかれた。給料のかなりの部分が元妻と子どもたちへの支払いに消えてた。
元妻はすぐに新しい相手を見つけて、同僚が払ったお金で豪華な旅行に行ったり散財したり。それでも同僚は、子どものためにと揉めずに穏便に済ませてた。
しばらくして、二人が結婚すると発表した。同僚は「当日の教会の鐘の費用は自分が出すよ」と申し出て、二人は大喜び。
で、披露宴の夜。「なんで鐘の代金なんか出したの?」と聞かれた同僚は、「二人が結婚したら、俺はもう元妻にお金を払わなくてよくなるから」と答えた。二人はそんなことまったく知らなかったらしく、その晩のうちに思い知った。住宅ローンを組んで、豪華な新婚旅行を予約して、式にもお金をかけすぎてた。全部、同僚からのお金が入り続ける前提で。
同僚はそのまま二人の前から去った。最高の仕返しだよ。
追記:子どもたちには、そのあと本人から直接お小遣いを渡してた。子どもが困ることはなかった。元妻が新しい旦那と使い込めなくなっただけ。
※ 英語圏では、離婚後に元配偶者へ払う生活費(扶養料)は、受け取る側が再婚すると支払い義務がなくなるのが一般的。
28. 名無しのReddit住民
調停人をやってる。ある元夫婦は離婚のとき、奥さんが一括で約10万ドル(日本円で1000万円を優に超える額)を受け取ってた。その1年後、二人はまた調停の場に戻ってきた。子どもの迎えに遅れたとか、養育の取り決めへの細かい違反を理由に、奥さんが元夫に対する申し立てを次々と起こしてたからだ。
調停の場で、彼女は「一文無しだから養育費も欲しい」と言い出した。「10万ドルはどうしたんですか」と聞いたら、全部その申し立てのために雇った弁護士チームに消えたって。
調停の間じゅう、彼女の弁護士3人(3人!)が代わる代わる耳打ちしてた。「あいつにこんなことを許しちゃだめだ」「本当に最低な男ですね」。彼女をあおって、戦う以外に道はないと思い込ませてたんだ。
穏やかに着地して、落ち着いた生活を送って、二度と家庭裁判所の世話にならずに済んだはずなのに。あの弁護士たちは、彼女の「扶養料」をそっくり自分たちの「扶養料」に変えてしまったんだよ。
29. 名無しのReddit住民
この男は離婚で完全にやられた。妻は会社の重役、夫は売れない役者で、専業主夫として子どもたちの面倒を見てた。なのにどういうわけか、家も預金も妻のもの、扶養料はゼロ、しかも子どもの親権まで妻。判事は夫に「経済的な責任とは」みたいな厳しいお説教までして、子どもに会いたければ仕事を見つけろと言い渡した。本当に胸が痛む話だよ。
で、別居から1週間くらいで、妻はフルタイムで働きながら3人の子育ては無理だと気づいて、一日じゅう子どもを見てくれるシッターを雇うことにした。それを知った夫の中で何かがプツンと切れた。あれだけ必死に親権を争って、負けたのに。
彼は壊れた。それも普通の壊れ方じゃない。役者の壊れ方だ。昔のメイク仲間に頼んで女性に変装し、そのシッターの求人に応募して、なんと採用された。
それから何か月も、自分の子どものシッターとして働き続けた。しかもみんなの話では、そのあいだ最高の親だったらしい。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
途中まで本気で「この判事ひどすぎる」ってムカムカしながら読んでたのに、「役者の壊れ方」で気づいた。それ『ミセス・ダウト』じゃねーか! 完全に信じ込んで、判事に怒る準備までしてた自分が恥ずかしいわ。
※『ミセス・ダウト』:1993年のアメリカ映画。ロビン・ウィリアムズ演じる失業中の父親が、離婚で子どもたちと会えなくなり、老婦人に変装して元妻の家の家政婦として働く。
まとめ
「離婚で見た一番邪悪なこと」という質問に集まったのは、弁護士だけでなく獣医、銀行員、調停人、そして離婚家庭で育った子どもたちの証言だった。並べてみると、邪悪さにはいくつかの型がある。ペットや思い出の品のように「相手が一番大事にしているもの」を狙う型。口座を空にしたり、わざと家を差し押さえさせたりして、お金の逃げ道を断つ型。そして嘘の通報や手続きの穴を使って、制度そのものを武器にする型だ。偽のGmailで30日も勾留された話や、判事の「FaceTimeで話せばいい」という一言は、悪意を持った人間の前では、法律や手続きがあっさり凶器に変わることを見せつけている。
そして、いちばん割を食うのはいつも子どもたちだ。押し付け合われた子、「パパはあなたを殺す」と吹き込まれた子、父親の最期に立ち会えなかった子。その一方で、差し押さえの記録を背負いながら子どもに何も感じさせなかった母親や、ボートや猫、教会の鐘で鮮やかにやり返した人の話は、暗いスレの中でひときわ光っていた。やり返した話が妙に爽快なのは、どれも法の範囲内で、相手が自分で作った状況をそのまま本人に返しているだけだからだろう。
皆さんは、この中でどの話が一番「邪悪」だと感じましたか?


コメント
安楽死と思い入れのある食器破壊
溜まりかねたものがあったんだろうけどさ