子どもの頃は「贅沢だ!」と思っていた食べ物が、大人になると「あれ?そうでもないかも…」と気づくことってありますよね。今回はRedditのスレッドから、そんな「子どもの頃の高級食」についての海外のリアルな声を紹介します。
r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
子どもの頃はランチボックスみたいな「Lunchables」が最高級の食べ物だと思ってた。小さなクラッカーに温かいハム、そしてカプリサン(ジュースの一種)?まさに贅沢の極み。でも今では、親が途中で諦めて買った簡易おつまみみたいなもんだってわかったよ。
2. 名無しのReddit住民
オーブンで15分温めるサリズベリーステーキ。2枚も食べるとちょっとピンチだったな。
3. 名無しのReddit住民
ウォールズ社のヴィエネッタ(アイスクリーム)。親がこれを買ってくれたときは特別な日ってわかってた!
4. 名無しのReddit住民
全部個包装のアンドレスミント。いい家に住んでる叔母がいつも持ってて、家にはなかったからお金持ちの象徴だと思ってた。
5. 名無しのReddit住民
>>4
「アフターエイトチョコレート」(薄いチョコにミントクリームが入ったイギリスの菓子)はアンドレスミントのちょっと高級版みたいなもんだよ。箱一つペロリと一気食いできる。でも食べてるときにパソコンのフロッピーディスクみたいだなんて思ったことはないな(笑)。
6. 名無しのReddit住民
オリーブガーデン(アメリカのファミリーレストランのチェーン店)。
7. 名無しのReddit住民
ジェネラルフーズのインターナショナルコーヒー。今ではガソリンスタンドのマシンで買える甘いカプチーノの粉みたいなもの。
8. 名無しのReddit住民
>>7
母がキャビネットにこっそり隠してた缶をとっておけないようにしていて、それが余計に「高級感」を演出してたんだよね。
9. 名無しのReddit住民
うちの父はどんな時でもノーブランドでも名のあるブランドと同じだって信じてた。だから友達の家で「ラッキーチャームズ」(アメリカのお菓子のシリアル)や「チアリオス」(シリアル)を見かけると、彼らはリッチなんだなと思ってたよ。
10. 名無しのReddit住民
オリーブって高級品だと思っていた。おしゃれな場でしか出なかったし、家にはなかったから。しかも自国で作られていないから遠い国のもの=高級品だと信じてた。10代のときにイタリアとギリシャで初めて食べて、帰国後はスーパーで安く買えるんだと知ってほっとしたよ。(補足:オリーブは地中海沿岸などで栽培されている)
11. 名無しのReddit住民
>>10
高級だと思ってたものの多くは、元はそうじゃないんだよね。例えばロブスターは昔は「海のゴミ」扱いで、戦争捕虜にしか制限回数でしか食べさせられなかったんだ。
12. 名無しのReddit住民
エンテマンズ(アメリカの菓子ブランド)のパン。贅沢な焼き菓子の頂点だと思ってた。
13. 名無しのReddit住民
そうそう、シンプルだけどずっと心に残る味ってあるよね。純粋な癒し。
14. 名無しのReddit住民
実は逆だよ。シャルキュトリー(フランス式の肉の盛り合わせ)はランチボックスのミレニアル世代版って感じ。
15. 名無しのReddit住民
「サマーソーセージ」(夏用の燻製ソーセージ)にナッツがまぶされた大きなチーズボールがのったトレイ。80年代のアメリカ中西部のシャルキュトリーボードみたいなものかな。
16. 名無しのReddit住民
食べ物が思い出を鮮明に呼び起こすって感動的だよね。
17. 名無しのReddit住民
コーヒーの蓋を開ける動作が、小さな儀式みたいに感じたのはわかる。
18. 名無しのReddit住民
ブランドは特にないけど、キャンディアップル(砂糖でコーティングしたリンゴ)は確かに高級感あったな。
19. 名無しのReddit住民
バナナは昔、すぐに痛むから王族や超お金持ちしか食べられなかった。今は冷凍やガス充填輸送で安価になり、赤ちゃんの主食にもなってる。昔は赤ちゃんにそんな高級品を与えるなんてありえなかったのに。
20. 名無しのReddit住民
>>19
イギリスではパイナップルがあまりに珍しくて、「腐りかけの」ものをレンタルして富の象徴として飾ってたらしい(本当は腐ったものを借りてたのではなく、飾ってるうちに腐ってしまったということ)。インフレ調整すると約8,000ドルくらいの価値があったとか。
21. 名無しのReddit住民
おばあちゃんの料理は全部がグルメだって母が言ってた。大人になってからは、まあまあ美味しいけど9割はかなりパサパサで、クッキーはいつも焦がしてたし、トマトソース缶一つを大量の白米にかけて「スペイン風ライス」って呼んでたことも分かったよ。(補足:9×13はアメリカのオーブン用皿のサイズ)
22. 名無しのReddit住民
21歳の誕生日にルーベンサンドを作ってほしいって頼んだら、母が高級な薄切りコーンビーフを買ってきた。でも子どもの頃に作ってもらった缶詰のリビーズコーンビーフの方が懐かしくて恋しかったな。
23. 名無しのReddit住民
>>22
安い食材の味が恋しくなることってあるよね。母の手作りマカロニ&チーズは最高だけど、時々クラフトのマカロニが無性に食べたくなる。TVディナーや缶詰のハム、缶詰の桃、ドミノピザの薄型クラスト、タコベル(アメリカのファストフード)も同じ。美味しいのは確かだけど、あの特有の味が欲しくなるんだ。
24. 名無しのReddit住民
子どもの頃は美味しかったのに、ブランドが落ちた例もある。例えばゴディバ。昔は最高だったのに今はイマイチ。
25. 名無しのReddit住民
うちは贅沢じゃなかったけど貧乏でもなかった。下層中流階級って感じ。レスリングシーズンが終わったら年に一度、レッドロブスター(アメリカのシーフードレストラン)に行けて、好きなものを頼めた。子ども心にミシュラン級のレストランだと思ってたよ。大人になって普通の味ってわかったけどいい思い出さ。
26. 名無しのReddit住民
今はそこそこの収入があるけど、子どもの頃と同じくボローニャ(ハムの一種)やスパム(缶詰の加工肉)を食べてる。1、2年前に丸ごとのボローニャを買って燻製にして、何週間も薄切りで食べたけどめっちゃ美味しかった。BBQ風味のスパイスで味付けしたんだ。
27. 名無しのReddit住民
うちはラムの巨大なもも肉やクラウンロースト、子牛のカツレツ風、チキンフランセーズ(レモンバターソースの鶏肉料理)など、子ども向けじゃない豪華な食事ばかりだった。だからドライブインシアター(車に乗ったまま映画を見るアメリカの文化)で車の後ろのハッチゲートに腰掛けてマクドナルド食べてるいとこたちをリッチだと思ってたよ。
28. 名無しのReddit住民
オランダ出身だけど、イースターやクリスマス、大きな家族の集まりでしか出なかったポテトクロケット(おじゃがのコロッケ)。実際はタッター・トッツ(アメリカの冷凍ジャガイモ製品)みたいなもん。
29. 名無しのReddit住民
近所の人が毎週「シュワンズ」(アメリカの冷凍食品販売トラック)から注文してた。要は出来合いのレンジで温めるだけの食事で、ちょっと高級な「ハングリーマン」ディナーみたいなもの。父に「なんでうちは買わないの?」って聞いたら「金がないから」って言われて、それであの家はリッチだと思ってた。後で知ったけど、その家はシングルマザーで障害のある母親の面倒を見てて、頻繁に料理や買い物をしなくて済むようにしてたらしい。
30. 名無しのReddit住民
リント(Lindt、スイスの高級チョコメーカー)のトリュフチョコレートは子どもの頃の贅沢の象徴だった。アドベントカレンダー用の詰め替え用を母が買い置きしてくれてて、宝石みたいな包装とチョコの中身が特別感を演出してた。
まとめ
子どもの頃に感じていた「高級感」と、大人になってからの実際の価値観には大きなギャップがあるようです。時代や文化の違いも影響しますが、共通して言えるのは「思い出とセットで特別に感じる」という点でしょう。皆さんはどんな食べ物にそんな思い出がありますか?

