「いい年をした大人が、心底ばかばかしい理由でかんしゃくを起こすのを見たことある?」――海外掲示板のこの質問に、1,400件を超えるコメントが集まりました。いちばん支持されたのは、青信号で動かない車に一度クラクションを鳴らしただけで、5分間も追い回された話。ほかにも、アイスコーヒーが冷たすぎると怒って氷を電子レンジで温めろと迫った客、マクドナルドのドライブスルーでタコベル宛ての小切手を押しつけてきた客、靴を履いてくださいと頼まれて「社会のためでしょ!」と言い返した人まで。怒鳴られる側も、店員、家族、ゲーム仲間、たまたま居合わせた運転手とさまざまです。最後には「それ、自分です」という告白も出てきます。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
赤信号で前の車の後ろに止まってたんだけど、青になっても動かないから、プッと軽くクラクションを鳴らして気づかせたんだ。で、数ブロック先の信号で自分は右折した。そいつは直進するつもりで止まってたはずなのに、わざわざ曲がってきて後をつけてきた。
そこからはずっとクラクション鳴らしっぱなしで、車間を詰めてあおってくる。バックミラー越しに、顔を真っ赤にして叫んでるのが見えるんだよ。口から泡を飛ばす勢いで。こっちは相手が飽きるのを待って何度も曲がったり、ぐるっと回ったりしたけど、何ブロックもついてきた。
5分くらいの話だから、字にすると大したことなさそうに見えるでしょ。でも、車を武器みたいに使って脅してくる頭のおかしい男に、真っ昼間に店の駐車場の中までクラクションを鳴らされながら追い回される5分は、本当に長い。
理由は、そいつが赤信号でぼーっとしてて、自分が1回クラクションを鳴らしたから。それだけ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
自分も、4方向とも一時停止の交差点で、ほかに車なんて1台も来てないのに全然発進しないトラックがいて、後ろに4台並んでたからプッと鳴らしたことがある。
そしたら男がトラックから飛び降りてきて、こっちの窓を殴りつけて、ドアを開けようとして取っ手をもぎ取った。前後を車に挟まれてるから逃げようもない。
後ろの車の人がそれを見てて、ありがたいことにかなり大柄な男性だった(自分は小柄な10代の女の子だった)。腰のホルスターの拳銃に手をかけたまま降りてきて、「警察はもう呼んだ。身のためを思うならトラックに戻れ」って言ってくれた。
そのあと様子を見に来てくれて、こっちはもう号泣してたんだけど、警察が向かってること、ドライブレコーダーに映ってること、相手のナンバーも控えたことを教えてくれて、「壊されたドアのぶんはちゃんと訴えな。君は何も悪くない」って。
免許を取ってまだ1年くらいだったから本当に怖くて、それから何年もクラクションを鳴らせなかった。鳴らすべき場面でもね。今はもう平気だけど、10代の女の子に襲いかかるのが名案だと思えるって、あの男の頭の中はどうなってたんだろう。
※ 4方向とも一時停止の交差点(4-way stop)はアメリカの住宅地に多く、止まった順に発進するのがルール。また、アメリカでは州によって、拳銃を身につけて持ち歩くことが認められている。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
似たようなことが仕事帰りの高速であった。車線の中でふらふらして、左に移るのか右に移るのか決められない車がいたからクラクションを鳴らしたんだ。やっと車線を変えたんで追い越したら、次の瞬間、そいつが横に並んできて、中指を立てながらスマホでこっちを撮ってる。
こっちも中指を返して、そのまま走ってた。ところが出口を2つ過ぎても、まだついてきて撮ってるんだよ。
次の出口が家への道なんだけど、そこはいつも渋滞してる。で、別ルートがあって、地図で見るとちょうど男子中学生が机に落書きしがちなアレの形になる。出口を右に降りて、高速の下をくぐってショッピングモールのほうへ右折、さらに右折して、ぐるっと西に戻ると家。
……なんだけど、2回目の右折のあとで左に曲がると、モールの周りを一周できる。だからそうした。そいつを引き連れて、モールの周りをぐるぐる回ったんだ。2周したところで飽きたらしくて、高速に戻っていったよ。
4. 名無しのReddit住民
10代のバリスタの女の子に、客が「アイスコーヒーが冷たすぎる」って怒鳴り散らしてた。
挙げ句の果てに、氷を電子レンジで温めろと要求してたよ。アイスコーヒーとは。
5. 名無しのReddit住民
地元の動物保護団体から猫を引き取ろうとしてた男が、キャリーケースを持ってきてなかった。段ボール製のキャリーならたった5ドル(数百円)で買えるのに、それに腹を立てて、気の毒なボランティアの人を10分くらい怒鳴りつけてた。いい年した大人がだよ。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
5ドルをケチって10分怒鳴る人に、生き物を預けちゃだめでしょ。頼むから、そいつに猫を連れて帰らせてないことを祈る。7. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
タダで欲しかったのか、それとも猫をむき出しのまま車に乗せるつもりだったのか。猫によっては車の中が地獄絵図になって、関わった全員がひどい目にあうやつだよ。
8. 名無しのReddit住民
まだ小切手が使える店もあった頃の話。ドライブスルーの窓口に車をつけた女性が、注文の代金にって小切手を渡してきた。
「すみません、うちは小切手はお受けしてないんです」って言ったら、「嘘つかないで、先週は受け取ってたじゃない!」。いや、私が働きはじめてからずっと受け取ってないし、それももう結構長いんですけど、と返したら、金切り声でありとあらゆる悪口を浴びせてきて、小切手を私の手にねじ込んできた。
手元の小切手に目を落とすと……うん。宛名がタコベルになってる。
ここ、マクドナルドのドライブスルーなんだよ。
そう伝えて小切手を返したら、彼女は大げさにギアを入れて、後ろの車にバックで突っ込んでいった。
※ アメリカでは昔、スーパーや飲食店でも個人の小切手で支払う人が多かった。小切手には受取人の名前を書いて渡す。タコベルはメキシコ料理風のファストフードチェーン。
9. 名無しのReddit住民
感謝祭に、うちの女きょうだいがかんしゃくを起こした。理由は、母が彼女の皿を、私たちの皿や七面鳥を載せた皿と同じふきんで洗ったから。肉と「交差汚染」したことになるらしく、肉を食べないベジタリアンの自分への大変な侮辱なんだとさ。さらにばかばかしいのが次の5点。
1. そもそも泊まってたのはAirbnb。食器はうちのものじゃない。これまでありとあらゆる料理が載ってきた皿だよ。
2. 彼女はベジタリアン歴30年以上だけど、肉に触れた皿やスポンジと自分の皿を分けてくれなんて、一度も言ったことがない。母はこの新ルールを察しろってことらしい。
3. 料理も片付けも手伝ってない。洗い方に特別なルールがあるなら自分で洗えばいい。しかも母は、彼女が片方を食べられないからって、メインを2品も用意したコース料理を作ってくれたんだよ。
4. Airbnbの費用も払ってない。両親が彼女の分まで出した。
5. ベジタリアンといっても都合のいいときだけで、ベーコンはしょっちゅう食べてる。
母と怒鳴り合ったあと、彼女は部屋にこもってふてくされた。しばらくして「出てきてゲームやらない?」ってメッセージを送ったら、何段落もある返事が来た。歓迎されてないのは分かる、来るんじゃなかった、みんなの休みを台無しにしないように部屋で一人で飲んでる、って。
こっちがその手に乗って「お願いだから出てきて」と頼まずにいたら、結局自分から出てきて、みんなから見える場所でむくれてた。とにかく騒ぎが欲しいんだよね。
ちなみに当時47歳くらい。
※ 感謝祭(サンクスギビング)は、アメリカやカナダで家族が集まり、七面鳥などのごちそうを囲む秋の祝日。
10. 名無しのReddit住民
とげ。指に刺さった、ただのとげ。
中規模の州都で救急隊員をしてた頃、指にとげが刺さったという女性のところに呼ばれた。あいにく規定で、救急隊はとげを抜いちゃいけないことになってて、「病院までならお連れしますよ」と伝えた。そしたら「そんなことで救急車を使うのはもったいない」と断られた。おっしゃるとおり。じゃあ搬送を断るという書類にサインしてください、それで次の現場に行きますから、と。
ところが彼女は、その書類へのサインも拒否。結局、立ち会ってもらうために警察を呼ぶはめになった。彼女は「パラリーガル」だという母親に電話して、その間ずっとスピーカーにしてた。今でも覚えてるのが、彼女が叫んだこのセリフ。「ママ、警察が私の代わりにサインしてる! ありえないんだけど!」
私たちが引き揚げたあと、彼女はさらに10回も911に電話して、最後は警察がもう一度家まで行って、911はそういう使い方をする番号じゃないと説明したよ。
※ パラリーガルは、弁護士の指示を受けて書類作りや調べものをする法律事務の仕事で、弁護士ではない。911はアメリカやカナダの緊急通報番号で、日本の110番と119番を兼ねている。
11. 名無しのReddit住民
40代後半の義理の兄弟が、家族のバーベキューでキャンプファイヤーを囲んでるときにかんしゃくを起こした。ホットドッグのパンが、切れ込みの奥の「ちょうつがい」の部分から裂けて2枚に分かれちゃって、ソーセージをパンでしっかり挟むはずが、サンドイッチみたいにして食べるしかなくなったから。
それまで、たまにあるこの現象で騒ぐ人なんて一度も見たことなかった。普通は笑い話で終わるやつだよ。でも違った。ホットドッグのパンで、大の大人が本気のかんしゃくだった。
12. 名無しのReddit住民
レジ係をしてた頃、客がかんしゃくを起こして、「お前らは悪魔崇拝者だ」「ヴィーガンは悪魔の仕業だ」って叫びだした。うちの店がモーニングスター・ファームズのヴィーガン食品を売ってたから。
「ルシファー」は悪魔の名前としてよく知られてて、サタンと同じ扱いをされることも多いんだけど、その意味が「明けの明星(モーニングスター)」なんだよね。だから、その名前の会社があるってことは、ヴィーガンが悪魔的だっていう動かぬ証拠らしい。
※ モーニングスター・ファームズは、アメリカのスーパーでよく見かける、肉を使わないベジタリアン向け食品のブランド。
13. 名無しのReddit住民
クラフトビールの醸造所で、バーテンダーに激怒した男がいた。理由は、バドワイザーが置いてなかったから。で、殴りかかった。
空振りなら店からつまみ出されるだけで済んだと思う。悪くても暴行で訴えられるくらい。
ところが当たっちゃったもんだから、店の従業員が総出で取り押さえて、横の通用口から引きずり出して、そのままドアに鍵をかけた。
連れの友達は、自分たちの飲んだ分を払って、そのまま帰っていった。あの人、あんまり好かれてなかったんだろうな。
※ クラフトブルワリーは、自分のところで造ったビールを出す小さな醸造所。バドワイザーのような大手の量産ビールは置いていないのが普通。
14. 名無しのReddit住民
客に、昼までに車を洗って店の前に停めておけって念を押された。約束どおり昼には仕上がってたのに、本人が来たのは夕方5時。しかもカンカンに怒ってる。待ってる間に、ボンネットにハチがフンを落としてたから。
5時間ほったらかしたのは自分のほうなのにね。
15. 名無しのReddit住民
自分が左に60センチ動いたから。
カー用品店のレジで、ある客の対応をしてた。昔の取引の記録を探してたんだけど、こっちのシステムでは見つからなくて、本人は「どこかに控えがあるはず」って言う。店には長い列ができてて店員は3人しかいなかったから、「じゃあ探してもらってる間に、こちらの方のお会計を先に済ませますね」って言って、すぐ左隣のレジに一歩ずれた。その客がメールをさかのぼってる間にね。
そしたら嘘じゃなく、そいつが叫んだんだよ。「もう一回俺から離れてみろ、どうなるか分かってんだろうな!」
それまでちょっとピリピリしてはいたけど、ほぼ丁寧だったのに、その瞬間スイッチが入ったみたいだった。本気で怖かったし、ほかの客も心配してた。最終的には店から出てもらったけど、そのあとも暴言を吐き続けてて、それを見てた列の男性客が何人か、「あいつがあんたに手を出してたら、止めに入るつもりだった」って言ってくれた。
16. 名無しのReddit住民
ショッピングモールの靴屋で働いてた。同じモールの反対側に、確定申告の代行をやってるH&Rブロックがあったんだけど、税金の書類を受け取らなかったら激怒する人が驚くほど多かった。靴屋でだよ。
※ H&Rブロックはアメリカの大手の確定申告代行チェーン。アメリカでは会社員も毎年自分で確定申告をするのが一般的で、こうした代行業者に頼む人も多い。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
昔、外注のコールセンターで働いてた。依頼元の会社の窓口のふりをして電話を受けるやつ(そういう仕事がまだ全部海外に出される前の、鉄器時代の話)。かかってきた電話にはコードが表示されて、それで、どこの会社のふりをすればいいか分かる仕組み。
ある暇な夜、2人しかいないときに、ひとりの男が、陶器の置物のコレクション通販の番号に何度もかけてきた。ネブラスカのトラック休憩所で立ち往生してて、レッカーを呼びたいって。
本人はトリプルAにかけてるつもりなんだよ。正しい番号にかけてくれれば、うちはあの何もない地域のトリプルAの窓口でもあったから、ちゃんと対応できた。でもその人は毎回2桁まちがえてて、ライセンスの怪しい置物を買うための専用回線にかかってきちゃう。6回目か8回目くらいで、「もう正しい番号にかかってきたことにしてあげちゃだめですか」ってマネージャーに聞いたら、「だめ。請求がおかしくなる」。かかってきた番号と入力するアカウントコードが一致しないといけないんだって。
いまだに彼のことを考える。あのままネブラスカに落ち着いて、新しい人生を始めたのかなって。
※ トリプルA(AAA、全米自動車協会)は、日本のJAFのようにロードサービスをしてくれる会員制の団体。ネブラスカ州はアメリカ中西部の、畑と草原が広がる州。18. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
父の昔の事務所は質屋の隣だったんだけど、質屋のつもりで父の事務所に入ってきて、質屋じゃないと分かると不機嫌になる人が驚くほど多かったらしい。どっちの店も、入口の上に大きな看板を出してたのにね。
19. 名無しのReddit住民
母が、人口3万人のうちの町に遊びに来たときの話。もう10回目くらいの訪問なのに、車で4分の郵便局まで自分で運転して行くと言い張った。郵便局に行くには、本当に「1回曲がる」だけ。しかもその手前の大通りは、うちからどこへ行くにも必ず通る道だから、母も自分で運転したり乗せてもらったりして、たぶん何百回も通ってる。
郵便局まで行けるか母が心配してたから、私は道順を書いて小さな地図まで描いてあげた。ところが私が出かけてる間に、母は夫にマップクエストで地図を印刷してくれと頼んで、夫は断った。あまりにも簡単な道だから。
正直、私がいたら黙って印刷してたと思う。でもいなかった。
とにかく、地図を印刷してもらえなかった母は全力で取り乱して、夫に金切り声で怒鳴り散らして(本当に「金切り声」ね)、子どもたちを怖がらせた。
残念ながら、こういう爆発は母のお家芸なんだけど、私以外の人の前では、すごく、すごく頑張って抑えてるらしい。
それから、最初の子が生まれたばかりのころ「手伝い」に来た母は、夫が絵を自分の思うより少し高い位置に掛けたがったって理由で、陰であの優しい夫を「クソ野郎」呼ばわりしたこともある。念のため言っておくと、間違ってたのは母のほう。低すぎたんだよ。
意外でもなんでもないけど、3年前に絶縁した。
※ マップクエストは、グーグルマップが広まる前によく使われていた地図・ルート案内のサイト。ルートを紙に印刷して持って出かける人が多かった。
20. 名無しのReddit住民
高校生のときパネラ・ブレッドでバイトしてたら、男の客が、レジにいた友達のところに来て、自分のバゲットにバターを塗ってくれって頼んだ。友達が「申し訳ありません、一度お渡しした食べ物はカウンターの中にお戻しできないんです」って丁寧に断ったら、そいつがキレた。本気で「バターを塗れ」って要求してくるんだよ。パンとナイフと小さいバターのカップを、友達に手渡そうとしながら。
ちなみに50代の男性。
※ パネラ・ブレッドは、パンやスープ、サンドイッチを出すアメリカのベーカリーカフェのチェーン。
21. 名無しのReddit住民
公立図書館で働いてる。大人の女性が、館内で靴を履くのを拒否したことがある。規則を見せても聞かない。靴の上に足を乗せてはいるけど、履かない。館長を出せと言い出して、関係ないほかの利用者まで巻き込もうとした(その人まで「ちゃんと話を聞きましょうよ」って丁寧に言ってくれたのに、聞かなかった)。差別的に決めつけられてる、攻撃されてるとも言ってた。最後は、考える時間だとかで5分のタイマーをセットして、その間は私たちと一切口をきかず、それからやっと靴を履いた。
それから、パソコンを使うのに身分証を見せてくださいと言ったら怒鳴りだして、私たちが警察を呼ぶまで帰らなかった男性もいた。呼んだら呼んだで、今度は警察に怒鳴ってた。身分証は持ってたんだよ。出したくなかっただけ。
こういう話ならいくらでも続けられる。大人がなんでもないことでキレるのを、しょっちゅう見てる。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
博物館で働いてた頃、来館者に「安全のために靴を履いてください」とお願いしたら、こっちを見てこう言われた。
「あなたが靴を履けって言うのは、どうせ社会のためでしょ!」
これで論破したみたいな顔で。
ええ、そうですよ。社会のために靴を履いてほしいんです。おっしゃるとおり。だって今いるの、社会の中なので。
23. 名無しのReddit住民
うちの父は筋金入りのろくでなしなんだけど、昔、食卓でごはんを食べるとテレビが遠くなるって理由でかんしゃくを起こした。
で、当然のように「食卓でメシを食うなんて、型にはまった考えしかできない羊みたいな連中のすることだ」と宣言して、母も子どもたちも、家族5人全員に、何年もリビングのローテーブルで食事をさせた。今でも食卓で食べるのは反抗とみなされて、暴言を浴びせられたり、敵意を向けられたりする。ちなみに私たちきょうだいは全員20歳を過ぎてる。
24. 名無しのReddit住民
よそのお父さんが、ピスタチオのジェラートが品切れだったことでかんしゃくを起こした。「今日の分は売り切れてしまって」と説明したら、大声で「だったら、もっと作ってこいよ!」って叫んで、奥さんと子ども2人を置いて、足音荒く出ていった。奥さんは床が流砂になって飲み込んでくれないかって顔で、「本当にすみません、あの人ほかの味の冷たいお菓子は一切食べなくて」みたいなことを何通りも言ってて。こっちは心の中で、あの子たちにどんな手本を見せてるんだよ、って思ってた。
そのあと彼は、ご丁寧にねちねちと詳しいレビューを書いてくれた。「ハローキティの帽子の店員が、ピスタチオの在庫を奥まで確認しに行こうともしなかった。ピスタチオを十分に作れないくせに、本格イタリアンジェラート店を名乗るとは何事か」
いや、うちは60種類の味を入れ替えで出してるんだって! しかも真夏の繁忙期だよ。作るより売れるほうが早いに決まってるでしょ!!
25. 名無しのReddit住民
お客さんの子どもたちにワインを出すのを断った。イギリスだと、食事中で親が許可すれば子どもでも飲んでいいことになってるんだけど、店の側はまず出さない。酔っぱらった14歳なんて、だいたいろくなことにならないから。その父親はとんでもなく怒り狂って、完全に幼児みたいなふるまいだった。店長の言葉をそのまま引用するとこう。「あなたのその態度が、許可した場合に起こることの見本だというなら、答えは間違いなくノーです」
※ イギリス政府の案内では、16〜17歳は大人が同伴していれば、食事のときにビール・ワイン・サイダーを飲んでよい(自分で買うのは不可)とされている。
26. 名無しのReddit住民
コロナ禍のころ、オフィス・デポで副店長をしてた。
終わりごろの、まだ物流があちこちで混乱してた時期に、60歳くらいの女性がプリンターのインクを買いに来た。欲しい型のインクはあった。ただし標準サイズだけで、本人が欲しがってた大容量のXLサイズはなかった。
彼女はレジで猛烈に騒ぎだして、うちのレジ係を泣かせた。これ以上こんな人の相手をさせられないから、レジ係は休憩室に下がらせた。
私はできる限り丁寧に対応した。インクを値引きすると言ったし、XLがないのは当時の小売業界全体を悩ませてた物流の問題のせいだと説明もした。でも何を言っても何をしても受け入れない。ひたすら文句を言ってわめき続ける。最終的に、標準サイズを値引きで買って帰ってもらった。今思えば、さっさと追い出せばよかった。
2週間くらいたって、売り場で後ろ姿の女性に「何かお探しですか」と声をかけた。振り向いたその人は、本気で邪悪な笑みを浮かべてこう言った。「私のこと、覚えてないでしょ?」 言い終わる前に分かった。あの人だ。彼女はいかにも意地悪そうに「近寄らないで」と言ってきた。
その日は店長がいたから、私はすぐ離れて店長に伝えた。店長は、彼女の会計のあいだレジ係の後ろに立っててくれた。今回は普通にしてた。
それっきり二度と見てない。元いた地獄に帰ってくれてるといいけど。まったく、悪魔みたいな人だった。
※ オフィス・デポは、アメリカの事務用品・文具の大型チェーン。
27. 名無しのReddit住民
インディーズバンドのファンつながりで、3人の女性と仲良くなった。そのバンドが地元でライブをやるっていうから、みんなで飛行機で現地に行って、ホテルの部屋を何部屋かシェアすることにした。私を含めた3人は昼前にホテルに着いて、残る1人は昼過ぎに来る予定だった。
彼女から「空港に着いた」ってメッセージが来たから、「了解、こっちで待ってるね!」って返した。そしたら、空港まで迎えに来てくれなかったって、金切り声でキレたんだよ! 言っておくけど、私たちは誰もレンタカーなんて借りてないし、みんなそれぞれ空港からタクシーで来たんだ。いったい何で迎えに行けばよかったのか。
30代前半の人の話です。残りの旅行中、ずっとむくれてた。
28. 名無しのReddit住民
オンラインのMMO(大人数で遊ぶネットゲーム)で知り合った男とチームを組んで、それから何か月か、8人のグループで難しいコンテンツに一緒に挑んでた。あるとき、そいつが私に腹を立てて、「お前は下手すぎるからやめちまえ」って言ってきた。
だから、やめた。
そしたら、私がやめたことで、そいつがかんしゃくを起こした。
29. 名無しのReddit住民
私、物をひとつ落としただけで、床に倒れて足をバタバタさせて泣きわめく、完全な幼児のかんしゃくを起こしたことがある。更年期の入り口、ばんざい。
弁解させてもらうと、仕事でさんざんな一日だったうえに、2時間で7つ目くらいのトラブルだったんだよ(笑)
※ 閉経に向かう前の数年間は、ホルモンの変動で気分が乱れやすくなることがある。英語ではペリメノポーズと呼ぶ。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
自分もそう😂 97.5%くらいの時間はいたって普通なんだけど、低血糖になりやすい体質で。血糖値が下がると前頭前野がうまく働かなくなるらしくて、そこが感情のブレーキ役なんだって。
だから血糖値が下がってるときの私は、最悪に機嫌の悪い「カレン」になって、しかも心底どうでもいいことで怒る……。で、血糖値が戻ると、何事もなかったように冷静沈着な自分に戻る😂
正直、身近な人にはみんなに言ってる。私がなんの理由もなく最低な態度をとってたら、スニッカーズを渡して「黙れ」って言ってくれって。
※ 「カレン」は英語圏のネットスラングで、店員に理不尽な文句をつけて「店長を出して」と迫るような人のこと。
まとめ
集まった話を並べると、怒りの大きさと理由の小ささが、まるで釣り合っていないものばかりです。クラクション1回で5分の追跡、5ドルのキャリー、ピスタチオの品切れ、ホットドッグのパンの裂け目。しかも怒った本人は、たいてい自分が筋の通ったことを言っているつもりでいます。小切手の宛名がタコベルでも「先週は受け取ってた」、靴を履いてと頼まれれば「社会のためでしょ」、悪魔の名前を持ち出してヴィーガン食品を責める。理屈はこじつけでも、言い張る勢いだけは本物です。
もうひとつ目立つのは、怒りの矛先が、言い返しにくい立場の相手に向かっていることです。10代のバリスタ、動物保護団体のボランティア、免許を取って1年の10代の女の子、泣かされたレジ係。店長がレジの後ろに立っていた日、インクの客は何事もなく会計を済ませています。相手を選んで怒っているのがよく分かります。日本でいう「カスハラ」の話として読んでも、そのまま通じそうです。一方で、最後の告白のように、更年期や低血糖で自分が爆発してしまったと笑って認める人もいて、こちらにはまだ救いがあります。皆さんは、大人が信じられないほどくだらない理由でキレるのを見たことがありますか?

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