RSSヘッドライン

海外「本棚が空っぽなことのほうがよっぽど危険信号」持っているだけで警戒される本、持っていなくても警戒される本

海外「本棚が空っぽなことのほうがよっぽど危険信号」持っているだけで警戒される本、持っていなくても警戒される本 文化・習慣

人の家に上がったとき、つい本棚に目が行ってしまう人は多いはず。海外の掲示板で「本棚に並んでいたら危険信号だと思う本は?」と聞いたところ、定番の”問題作”の名前が次々に挙がる一方で、「本を持っているだけで人を判断するな」「むしろ本が1冊も無いほうが怖い」という反論も負けないくらい集まった。何が嫌われているのかが分かるよう、本には短い説明を添えてある。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
本を持ってるってだけで相手を疑ったりはしないかな。内容に賛成してなくても、興味があって読むことはあるし。自分なんて、反論するときに中身を知らないと話にならないから、わざわざ読んだりするよ。
それより気になるのは「自分、本は読まないんで」って言い切る人のほう。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
それはそうなんだけど、『わが闘争』がただ棚に挿さってるんじゃなくて、表紙を正面に向けて飾ってあったら、さすがに危険信号だと思う。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
今週ちょうど「本は読まないんだよね」っていうお父さん連中に会ったんだけど、8巻もあるシリーズを読み終えたばっかりの身にはキツかった。ひたすら相づちを打って、早めに会話から抜けたわ笑

※ 『わが闘争』はアドルフ・ヒトラーが1920年代に書いた自伝兼政治思想の本。歴史資料として読まれる一方、熱心に飾っている人がいたら警戒されるのが普通。

4. 名無しのReddit住民
特定の1冊っていうより、本棚が空っぽなことのほうがよっぽど危険信号だと思うんだけど。立派な棚があるのに中身がゼロだと、何のために置いてるのか聞きたくなる。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
うちは貧乏だから本はほとんど持ってない。でも読書はしてるよ。図書館に通ってるだけ。棚が空でも読んでないとは限らないから、そこは勘弁してほしい。

6. 名無しのReddit住民
L・ロン・ハバードの『ダイアネティックス』。サイエントロジーの土台になった本だね。あれが本棚の目立つところに置いてあったら、会話の行き先がちょっと心配になる。

※ 『ダイアネティックス』は1950年に出版された自己啓発書で、のちに著者が創設した宗教団体サイエントロジーの基本書になった。団体の勧誘手法などをめぐって、欧米では批判の多い団体として知られる。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
すごく古い版を1冊持ってるよ。友達が来たときのネタ用に、『モルモン書』と悪魔崇拝の教本と聖書と一緒に並べてある。宗教の本だけで棚1段が完成してて、見た人はだいたい二度見する。

8. 名無しのReddit住民
強いて言えば、蔵書が全部まったく同じ本だったら、ちょっと引くかも。同じ背表紙が端から端までずらっと並んでたら、何かの儀式かと思う。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
「ああ、実は作家なんだよ。これ新刊でさ。1冊どう?……お願い、もらってくれない?」
たぶん真相はこれ。売れ残りの在庫だよ。

10. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
タイトルは「テレビもビールも無いとホーマーがなんとかかんとか」だな。1冊目から最後まで、ひたすらその1行だけ書いてあるやつ。

※ アニメ『ザ・シンプソンズ』のホラー特番で、映画『シャイニング』をパロディにした回のネタ。原作の「仕事ばかりで遊ばないとジャックは馬鹿になる」をタイプし続ける場面を、主人公ホーマーが「テレビもビールも無いとホーマーは…」と書き続ける形にもじっている。

11. 名無しのReddit住民
特定の1冊じゃないけど、「リーダーシップ」系のビジネス書がずらっと並んでる棚。ああいう人とは、あんまりじっくり話したいと思えないんだよね。飲み会でも部下の育て方の話しかしなさそう。

12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
小さい会社をやってて、少しでもまともな上司になりたくてリーダーシップの本を何冊か買ったんだけど。それの何がいけないの? 勉強しようとしてるだけなんだが。

13. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
1冊や2冊なら誰でも読んだことあると思う。好奇心だったり、人に勧められたりしてね。問題は棚がそれ一色になってるとき。何冊も集めてるなら、それはもう趣味じゃなくて信仰だよ。

14. 名無しのReddit住民
前の職場の男が、ナンパ師について書いた『ザ・ゲーム』って本の話をしてきたことがある。相手をわざと軽くけなして気を引く、みたいなテクニックを広めた本ね。それだけでそいつのことを決めつけたんだけど、結果的にその決めつけは全部当たってた。
正確に言うと、本を知ってたことより持ち出し方がヤバかった。相手の無意識に働きかける心理テクニックとして使えるんだ、みたいな話をしてたから。

※ 『ザ・ゲーム』(原題 The Game)は、米国の記者ニール・ストラウスが、ナンパの技術を教え合うコミュニティに潜り込んだ体験を書いたノンフィクション。2005年に出て話題になり、邦訳も出ている。

15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
シングルマザーになってから、敵を知るために読んだよ(敵っていうのはクズ男のことね。まともな男は別)。そしたら恋愛のしかたがガラッと変わって、それまでなら絶対に選ばなかったタイプの人と付き合うことになった。これが大正解だった。
だから一応言っとく。あの本、焚きつけ以外にも使い道はあるから🤣

16. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
あの本って最後まで読むと、ナンパ師たちがどれだけ哀れな連中だったかがはっきり描かれてるんだよ。本自体は悪くない。
問題は、赤信号だらけの本を流し読みしておいて「よし、俺もやってみよう」ってなるタイプの人間のほう。

17. 名無しのReddit住民
『肩をすくめるアトラス』。
読んだからといって、その人が良いとか悪いとかは決まらないよ。ただ、自分は根本的に賛成できない本で狭い本棚を埋めたりしないから、持ってる理由は気になる。思いやりや同情は弱さだ、っていうあの思想に本気で共感してるなら、一緒に過ごしたい相手じゃないな。

※ 『肩をすくめるアトラス』はロシア出身の米国作家アイン・ランドが1957年に発表した長編小説。個人の利益の追求を肯定し、福祉や利他主義を批判する思想で知られ、米国では熱烈な支持者と強い批判者がはっきり分かれる。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
同じランドの『水源』と『肩をすくめるアトラス』がボロボロになるまで読み込まれてたら要注意。知り合いにあれを人生の指南書にしてる人がいるんだけど、優しさとか協調性とか思いやりとかが驚くほど少ない。人のために何かするって発想がほぼ無いんだよね。

※ 『水源』(原題 The Fountainhead)は同じアイン・ランドが1943年に出した長編。妥協を拒む建築家を主人公に、個人主義を描いた作品。

19. 名無しのReddit住民
本を読んだからってその中身に賛成してるわけじゃない。そもそも、悪い考えを理解しないでどうやって打ち負かすのさ。
追記:個人の蔵書なら、問題のある本の割合とか、全体のテーマのほうが判断材料になると思う。自分は本物の戦史マニアと、ナチスにかぶれてる人間の区別がだいたいつく。でも、そういう人たちと接したことがないと、ドイツ軍部隊の戦史本が山積みになってるのを見ただけでビビるかもね。
まあ、ドイツ史の本しか無かったら、それは危険信号かもしれない笑

20. 名無しのReddit住民
表紙を外したハードカバーが何列もずらっと並んでて、明らかにインテリアに合わせて買っただけ、一度も開いた形跡がない本棚。ひどいのになると、中身の無い本の形をした飾りが並んでる。
前の雇い主の家がそれで、本は1冊も無いのに木でできた偽物の本が飾ってあった。本なんて安いんだから、飾りにしたいなら本物を買えばいいのに。いい匂いもするし。

21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
自分がいちばん怖いのは、本を背表紙の色ごとに並べてるサイコたち。赤、オレンジ、黄色ってグラデーションになってて、見た目はきれいなんだけど、読みたい本がどこにあるのか本人も分かってないと思う。

22. 名無しのReddit住民
もし誰かの本棚に『ターナー日記』があったら、今すぐその家を出たほうがいい。これは冗談じゃなく。

※ 『ターナー日記』は1978年に米国で出た小説で、白人至上主義者による暴力革命を描いている。1995年のオクラホマシティ連邦ビル爆破事件の犯人が愛読していたことでも知られる。

23. 名無しのReddit住民
うちの本棚には『わが闘争』がある。前に付き合ってた子が部屋に来たとき、それを見てパニックになった。
だから説明したんだよ。狂った男の言い分を知っておくのは歴史を理解するのに大事だし、それがこれからを考える助けにもなる。怖がらずにみんなが読んでたら、今みたいな状況にはなってないかもしれない、って。
そしたら彼女に「そんなの燃やしなよ」って言われた。だから「それ、まさにナチスが言いそうなことじゃん」って返した。めちゃくちゃ嫌な顔された。

※ ナチス政権は1933年、政権の思想に合わない本を大量に集めて燃やす「焚書」を行った。「燃やせ」がナチスっぽいと返したのはそのため。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
『わが闘争』を持ってること自体は危険信号じゃないんだよ。
赤いベルベットのクッションの上に恭しく置いて、その上に金色の鷲の飾りを掲げてたら、それは危険信号。

25. 名無しのReddit住民
本が危険信号になるのは、批判的な視点なしに同じテーマで固まってるときだけだと思う。うちにも『ダイアネティックス』も『肩をすくめるアトラス』もあるけど、ほかの変な小物と一緒に並べてて、おもちゃの蜘蛛みたいなイタズラ道具として使ってる。
でも小さい本棚に『権力(パワー)に翻弄されないための48の法則』と、その続編みたいな本と、アイン・ランドと、物議を醸した政治家の伝記しか無かったら、車に忘れ物したフリして帰るね。6つの棚に散らばってるなら別にどうでもいいけど。

※ 『権力(パワー)に翻弄されないための48の法則』は米国の作家ロバート・グリーンの著書。歴史上の策略家の例を引きながら、人を操って権力を得るための「法則」を並べた本で、自己啓発系の本棚の定番とされる。続編のような本というのは、同じ著者がラッパーの50セントと組んで書いた「The 50th Law」のこと。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
ひんしゅく覚悟で言うけど、『人を動かす』も。あれを読み込んでる人は、何か頼みごとがあるたびに不気味な笑顔でこっちを見つめて、1文に3回くらいこっちの名前を呼んで、言ったことを全部オウム返ししてくる。

※ 『人を動かす』はデール・カーネギーが1936年に書いた人間関係の古典的なベストセラー。「相手の名前を覚えて呼ぶ」「相手の話に耳を傾ける」などの教えが有名で、それを機械的にやる人が皮肉られている。

27. 名無しのReddit住民
棚にあるかどうかとは別だけど、『禅とオートバイ修理技術』を暗記してて、ことあるごとに引用してくる人は、たぶん避けたほうがいい。こっちはバイクの話をしたいだけなのに、いつの間にか「質とは何か」の講義が始まってる。

※ 『禅とオートバイ修理技術』は米国の作家ロバート・M・パーシグが1974年に発表した作品。父子のバイク旅を軸に「質」をめぐる哲学を語る本で、熱烈なファンが多い。

28. 名無しのReddit住民
チャック・パラニュークの本を全部、続けざまに読んだ人間として言わせてもらうと、パラニュークかな。途中から本気で胃がムカムカしてくるんだよ。最後のほうは、本棚に並んでる背表紙を見るだけで気持ち悪くなってた。

※ チャック・パラニュークは映画化もされた『ファイト・クラブ』の原作者として知られる米国の作家。暴力や身体的な嫌悪感を伴う描写の多い作風で知られる。

29. 名無しのReddit住民
正直、自分の本棚には危険信号になるような本は無いと思う。自分と正反対の考えの本も、別の見方を知りたくて買ってきた。無神論者だけど宗教色の強い論文も読んだし、20代前半に夢中になって今は大嫌いなアイン・ランドの本もある。『わが闘争』もあるし、ガンジーの言葉を集めた本もある。
強いて言えば、危険信号は自分がとんでもない溜め込み屋で、何ひとつ捨てられないってことだな!

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
もう2026年だよ。本を読んでるってだけで嬉しいわ。スマホの短い動画ばっかり見てる人がこれだけ多いんだから、ランドだろうがパラニュークだろうが、紙の本を最後まで読める時点で十分えらい。

まとめ

「危険信号の本」として名前が挙がったのは、『わが闘争』や『ターナー日記』のような過激思想の本、『ダイアネティックス』のような宗教団体の本、そしてアイン・ランドや『48の法則』に代表される「他人を出し抜け」系の思想書・自己啓発書だった。ただ、スレッドの空気をよく見ると、1冊を持っていること自体を責める人は意外なほど少ない。多かったのは、「読むこと」と「信じること」は別で、本棚の偏り方や飾り方、そしてその本を会話でどう持ち出すかに人柄が出る、という見方だ。さらに、本が無い棚や、偽物の本で埋めた棚のほうが怖いという声が上位に来ていたのも印象的だった。日本でも自己啓発書だけが並ぶ本棚に身構える人はいそうだ。皆さんは、人の本棚を見てドキッとした経験はありますか?

文化・習慣
シェアする

コメント