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海外「麻酔科医の自分が手術室に運ばれ『マスクしてない!』と焦った。患者は自分だった」医師が専門分野の患者になると…?

海外「麻酔科医の自分が手術室に運ばれ『マスクしてない!』と焦った。患者は自分だった」医師が専門分野の患者になると…? 仕事・キャリア

ふだん診る側にいる医師が、自分の専門分野で「診られる側」に回ったらどんな気分なのか。海外掲示板のこの問いに、手術室へ運ばれながら「マスクをしていない」と焦った麻酔科医、救急外来で症状を軽く見られた救急医、認知症の検査で「正解」を答えてしまう元小児科医の母を持つ人などが答えている。知りすぎているせいで気まずく、知っているはずだと思われるせいで説明してもらえない。両方の立場を知った人たちの本音が並んだ。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
麻酔科医だけど、ストレッチャーに乗せられて手術室に運ばれていくのは、とにかく「変」な気分だった。途中で「やばい、マスクしてない!」と本気で焦って、それから思い出したんだ。今日は自分が患者だから、マスクは要らないんだって。しかも手術室にいたのは全員、知ってる顔だった。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
これから同僚たちの前で意識をなくして、しかも裸になる。それが分かってるときの、あの妙な気分ね。少なくとも自分はそうだった。

3. 名無しのReddit住民(>>2への返信)
歯の根っこの治療を受けに行っただけのはずなのに、ってときはなおさらだよな……。

4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
10から逆に数えさせられながら、「この麻酔の配合はどうなんだ」と心の中でダメ出ししてる姿を想像してしまった。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
1の麻酔科医だけど、実際そうだったよ。意識が落ちるその瞬間まで、いま自分に何が行われてるのかは一つ残らず分かってた。

6. 名無しのReddit住民
外科医をやってる。自分が専門にしているのと同じがんに、自分がなった。
「良い患者」でいよう、治療に口を挟むまい、と努めたよ。反対側に回ると客観的でいるのは難しい。そこは自覚しておかないといけないからね。
同業の仲間だったからかもしれないけど、看護師から専門医まで、スタッフが自分のことを気にかけてないと感じた瞬間は一度もなかった。みんな本気で心配してくれて、それがちゃんと見えたんだ。自分は運が良くて、経過は順調だよ。

7. 名無しのReddit住民
自分もがんになった。ただ、珍しい婦人科系のがんで、それについてはほとんど何も知らなかった。
患者の側に回るのは本当に妙な気分でね。「まあ、このへんは全部ご存じでしょうけど」と言われるのが、自分はこんなに嫌なのかと気づいた。「ここでは私は患者です。ほかの患者さんと同じように扱ってください。この病気のことは何も知らないんです」と、何度も言う羽目になったよ。質が低いわけじゃない。でも、みんなが「この人は全部分かってる」と思い込むせいで、一般の人とは「違う」ケアを受けてると感じることが何度もあった。それが嫌だった。
おかげで自分の仕事のやり方も変わったよ。患者として来た医師や看護師に、自分もまったく同じことを言ってきた側だったから。
それ以外は、主導権を手放してしまえば(これがとんでもなく難しい)、本当によく面倒を見てもらえた。あのとき自分がどれだけ弱くて無防備だったか、看護師や医師がどれだけ支えてくれたかを思い出すと、いまでも涙が出そうになる。

8. 名無しのReddit住民
自分のカルテを読みたくなる。出された指示に疑問を挟みたくなる。向こうの説明の言い回しを直したくなる。それを我慢し続ける、終わりのない心の中の戦いだよ(笑)。「史上最悪の患者」症候群は実在する。

9. 名無しのReddit住民
プライマリ・ケア(体調を崩した人が最初にかかる、かかりつけ医の領域)で働いてる。よっぽどの大ごとだと確信できない限り、自分は医者にかかりたくない。行ったところで、返ってくる答えは「しばらく様子を見ましょう」と痛み止め(イブプロフェンかアセトアミノフェン)の組み合わせだって、もう分かってるから。

10. 名無しのReddit住民
理学療法士だけど、仕事中に背中を痛めて、自分がリハビリに通う側になった(病院で倒れかけた患者さんを受け止めたんだ。相手は自分の3倍はあった)。担当になったのは新卒の子で、こっちは経験を積んだベテラン。彼は完全に怯えてたね。
自分相手にはできない筋力テストをしてもらったら、いくつかの結果が思ったよりずっと弱くて、身の程を知ったよ。リハビリのやり方は分かってるつもりでも、フォームみたいに自分では見えない部分をプロに見てもらえるのは、やっぱりすごく助かった。

11. 名無しのReddit住民
救急医をやってる。内出血か、腸に穴が開いた(腸穿孔)んじゃないかと疑って、自分が救急外来を受診した。診てくれたPAは症状を軽く見ていて、自分も「大げさに考えすぎかも」と思って、そのまま受け入れてしまった。
結局は自分のほうが正しくて、内出血だった。それが分かった時点で「もう手遅れかもしれない」と思った瞬間があって、本気で怖かったよ。誰かの手に自分を委ねるのは、こんなに心細いものなのか。患者への共感は、もともと持ってたつもりの分よりずっと深くなった。

※ PA(フィジシャン・アシスタント):医師の監督のもとで診察や処置を担当する医療職。日本には無い職種。

12. 名無しのReddit住民
まず、相手が最低限、標準的な診療の手順を守ってるかどうかは一瞬で分かる。そして、自分の分野の医者の多くが大して優秀じゃないって事実も、嫌というほど知ってしまってる。

13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
向こうが手順をいくつ飛ばしてるか、正確に数えられてしまう。あれは一種の特別な拷問だよ。

14. 名無しのReddit住民
これは本当にそう。自分を治療してくれてる先生に、この感染症に出す抗菌薬の指示が正しくないと伝えなきゃいけなかったことがある。それまで自分が医者だと明かしてなかったから、気まずいのなんの。
お腹の中の感染症だったんだけど、病院であらかじめ決められてる指示のセットに入ってない薬が1つあって、彼女はそれを入れ忘れたらしい。セットにそう書いてあるからって、それが正しいとは限らない。ちゃんと自分の頭で考えないと!

15. 名無しのReddit住民
看護師だけど、逆パターンの話を。田舎の医者が、酔ってスノーモービルで事故を起こして骨盤を骨折し、うちの外傷病棟に入院してきた。看護師からすると悪夢みたいな患者で、おまけに「手術のあと一度もお通じがない」とそればかり気にしてた。
最終的に担当医が本人に教えてあげたよ。実は手術台の上で、すでに盛大に出していたってことを。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
汚くて、腹を抱えるほど笑えて、しかも因果応報として完璧。そんな話がここで読めるとは思ってなかった。

17. 名無しのReddit住民
背骨に注射を打つのを仕事にしてる。なのに自分が首の椎間板ヘルニアになったとき、その注射は断った。怖すぎて。その後けっきょく手術を受けたんだけど、今度は処方された薬がどれも怖くて飲めなかった。全部まとめて、自分は遠慮しておきます。

18. 名無しのReddit住民
小児科医です。うちの患者さんたちと同じく、自分も新作の『コール オブ デューティ』と『グランド・セフト・オート』を心待ちにしてます。

19. 名無しのReddit住民
放射線科で働いてる。だから自分が検査を受けるときは、腕のいい人に画像を読んでもらえるよう手を回す。同僚の中には、急いで読みすぎる人もいるからね。

20. 名無しのReddit住民
産婦人科医の友達がいるんだけど、彼女が言うには、最初の子を産むまでは患者さんたちが大げさに言ってると思ってたらしい。1つはつわりがどれだけひどくなりうるか、もう1つは帝王切開のあとの回復がどれだけ痛いか。
😬

21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
自分の帝王切開を、頭上のライトのプラスチック部分に映り込んだ像でずっと見てた。帝王切開をする側じゃない人がこれを見たら本当にきついだろうな、とは思ったよ。自分は楽しんだけど。

22. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
なんで多くのお医者さんは、こっちが嘘をついてると思うの? 病気じゃないかと心配しすぎる人がいるのは分かるけど、こっちは助けてほしくて来てるのに……。

23. 名無しのReddit住民
ここのコメントには全部同意。そのうえで付け加えたいのは、医療の仕組みを知ってる自分でさえ、これだけ強く主張しないといけないのか、こんなに何度も訴えを流されるのか、とがっかりしたこと。
医者だからって特別扱いは期待してないし、直接聞かれない限り自分からは明かさないようにしてる。でも最近のがんの闘病中、「医者の話でさえ聞いてもらえないなら、うちの患者さんたちに何の望みがあるんだろう」と自問する場面が、あまりにも多かった。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
自分は、医者だと知られてるときのほうが、かえってケアの質が落ちる気がしてる。「ご存じだと思ったので言いませんでした」「お手を煩わせたくなくて」がてんこ盛りでね。まあ、誰でも「悪くはないけど特別良くもない」ケアを受けてると感じてるだけ、という可能性も否定はしない。自分も聞かれない限り資格の話は出さないよ。そのもどかしさ、よく分かる。

25. 名無しのReddit住民
「手が冷たいですよ」「ちょっと痛みますよ」という事前のひと言が、どれだけありがたいか。それを思い知った。救急外来で働いてる者より。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
看護師だけど、クリニックでインフルエンザの予防接種を受けたら、担当の看護師が針を刺しながら「これ痛いですよ」って言ってきた。いや、刺すのと同時に言う人がいる?ってなったよ。

27. 名無しのReddit住民
消化管出血で死にかけたことがある。血液の半分近くを失って、自宅で心肺蘇生を受けた。迎えに来た救急隊は顔見知り。搬送の途中で自分から救急外来に連絡して、輸血用にO型Rhマイナスの血液を用意しておいてくれと頼んだ。運ばれた先は自分の職場の救急外来で、そこでもう一度危ない状態になった。あんなに大勢の仲間が動揺して、泣いてる人までいるのは初めて見たよ。そのとき処置してくれた救急医は、あとで緊張のあまりトイレに駆け込んだそうだ(本人談)。
体をきれいにしてくれたのは同僚で、移った先の集中治療室の担当看護師は、昔付き合ってた相手だった。尿道カテーテルを入れられるときに「まあ、君が相手なら今さら見栄を張る必要はないな」と言っておいた。
救急外来で容体が急変したとき、自分は反応がない状態だったけど、実は全部聞こえてた。信じてもらえなかったから、あの部屋で交わされた会話を全部再現してみせたよ(血圧は上が50で、下は測れなかった)。反応がないように見える患者にも、意識があることはあるんだ。

28. 名無しのReddit住民
質問からは少しずれるけど。母は40年間、小児科医をしていた。患者にとても慕われて、本人も仕事を愛してた。引退したあと、母は認知症になった。
記憶が怪しくなってるのは家族にも分かったのに、母は検査をどれもうまく切り抜けてしまう。どう答えるのが正解かを知ってるから、いまの自分の実感じゃなく、その経験と理屈で答えてたんだ。最終的には、診断と進行を遅らせる薬の処方に必要なだけのデータが集まったけど、普通より何回か多く検査が要ったらしい。
担当の先生の診療記録を読ませてもらってたんだけど、本当に敬意にあふれてた。どの記述でも、母のことを「ドクター」付きの名字で書いてくれていて。母自身は、ドクターと呼ばれなくても(父のほうが医者だと思われても)嫌な顔をする人じゃなかった。でも自分はずっと母を誇りに思ってきたから、嬉しかったよ。診断を伝える記述にも、かつての同僚としての母の尊厳を守ろうとする思いやりがあって、胸が温かくなった。ひどい病気だよ、本当に。

29. 名無しのReddit住民
精神科医になる前から、自分は精神科の患者だった。薬は医学部のころからほとんど変わってない。研修医時代に精神科医にかかり始めたんだけど、その先生が辞めてしまって、後任がナース・プラクティショナーになった。これが気まずくてね。向こうが毎回ほぼ「で、どうするのがいいと思います?」と聞いてくるんだ。状態は安定してたから問題はなかったけど。
いまは研修を終えて一人前になり、新しい精神科医を探さないといけない。気が重い。生活や仕事のことを聞かない医者はちゃんと診てないってことだから、たぶん「自分も精神科医です」と言う羽目になる。うへえ。まあ少なくとも、通う価値のある相手かどうかは一瞬で分かるだろうけど……。

※ ナース・プラクティショナー:大学院で追加の教育を受け、診断や薬の処方まで担当できる上級の看護職。

30. 名無しのReddit住民
救急医。うちの救急外来の看護師たちとは仲が良くて、すごくよく面倒を見てもらった。それでも全体としては不快な体験だったよ。まあ、救急外来の受診なんて9割がそういうものだけど。

まとめ

診る側と診られる側の両方を経験した人たちの話には、大きく3つの流れがあった。1つ目は、知りすぎているせいで落ち着かないこと。手順も相手の腕も分かってしまい、しかも周りは同僚ばかりだ。2つ目は、「ご存じでしょう」と扱われて、かえって普通の患者として説明してもらえないもどかしさ。3つ目は、弱い立場になって初めて分かった心細さと、事前のひと言や敬意のある接し方のありがたみである。患者になった経験で自分の仕事のやり方が変わった、という人もいた。日本にも「医者の不養生」という言葉があるが、専門家だからこそ受診をためらったり、口を出したくなるのをこらえたりする姿は、国が違っても似ているのかもしれない。皆さんは、自分の仕事を「客」の側から体験して、初めて気づいたことはありますか?

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コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    気管挿入してしまえばマスクは無用だろw