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海外「気象学はお天気キャスター養成コースじゃない、中身は物理と数学だ」名前にだまされる大学の専攻…

海外「気象学はお天気キャスター養成コースじゃない、中身は物理と数学だ」名前にだまされる大学の専攻… 仕事・キャリア

「その学科って楽そうだよね」と言われて、内心ムッとした経験はありませんか?海外の掲示板で「世間が思っているよりずっとキツい大学の専攻は?」という質問が立つと、建築、気象学、音楽、哲学、数学と、外からは見えない苦労話が次々に出てきました。

※ アメリカの大学では、入学時に学部を決める日本と違い、1〜2年は一般教養を取りながら「メジャー(専攻)」を選び、途中で変えることも珍しくない。そのため「○○が難しくて専攻を変えた」という話がよく出てくる。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
建築学科。大学にいた頃、あそこの学生はしょっちゅう図書館で夜明かしして作品集を仕上げてた。で、そこまでやって卒業しても給料が大して良くないっていうね。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
元建築専攻だけど、徹夜は数えきれないくらいやった。4年のときに地元の設計事務所で働いてみて、自分のエゴがこの仕事に足りるほど大きくないって気づいてやめたよ。あの業界、自己愛の強い人がほんとに多い。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
建築が特殊なのは、レポートや試験が主役じゃないところ。毎学期「スタジオ」って授業で建物をゼロから設計する。しかも終わりがない。模型はとんでもなく時間を食うし、図面ももう1枚足せるし、パースももう少し直せる。どれだけ粘っても、自分より遅くまで残ってもっといい作品を出すやつが必ずいる。
期末試験の代わりに講評会があって、クラス全員と教授陣、学部長、外部の建築家の前で自分の建物を発表する。人前でボロクソに言われるんだけど、それを楽しんでる審査員も結構いる。何十時間もかけた作品をわざと叩き潰すのを何度も見た。
採点は完全に主観で、しかも「努力」まで評価される。スタジオで夜を明かした回数が足りないって減点されたやつもいたし、自分は教授に「感謝祭は休まず模型を作れ」と言われた。卒業して10年以上たつけど、今でも昔の課題を「今ならこう直すのに」って考えてしまう。こんなに後を引く学位、他に知らない。

※ 感謝祭(サンクスギビング)は11月の祝日で、アメリカでは家族が集まる年間最大級の行事。日本でいえば「正月に帰省するな」と言われるような感覚。

4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
わかる。自分は建築から情報工学に専攻を変えたんだけど、理由は「こっちのほうが圧倒的に楽だったから」。プログラミングの徹夜なんて模型に比べたらかわいいもんだよ。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
それなら構造工学が向いてたかもね。専攻を選ぶときに言われたんだけど、「建築は建物を使った芸術。でも自分で描いた建物をそのまま建てることはできなくて、エンジニアの承認が要る。逆に建築家の承認はなくても建つ。だから工学に行け、物理を一時停止しないと建たないものを描くより、実際に建つものを学べる」って。

6. 名無しのReddit住民
気象学。みんなテレビで天気を解説するお天気キャスター養成コースだと思ってるけど、中身はガチガチの物理・数学・化学。数学の必修が多すぎて、前提科目を取るだけで数学の副専攻がついてくる大学もあるくらい。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
今学期、理系の単位埋めのために気象学の入門を取ったんだけど、3週目にしてもう泣いてる(笑)。アドバイザーに「楽に単位取れるよ」って言われたんだけど、どこが?

※ アメリカの大学では専攻にかかわらず理系・文系の一般教養単位が必要で、文系学生が「楽そうな理系科目」を探して取るのはよくある話。アドバイザーは履修相談を受け持つ教員や職員。

8. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
仕事で野焼き(計画的に森林を燃やす管理作業)の計画を立てるようになってから天気にハマった。本物の気象系の記事を読むたびに、変数の多さに腰を抜かす。あれで予報がここまで当たるのは奇跡だよ。おかげで予報が外れても一切腹が立たなくなった。

9. 名無しのReddit住民
音楽。みんなが思ってるよりずっと分析的なんだ。音楽理論も上のほうまで行くと抽象的な記号の世界になって、大学数学の入り口とそんなに変わらない。そこに音楽史、教授法、民族音楽学、録音スタジオの技術、作曲、ときには経営まで乗っかる。
スケジュールは鬼で、求められる水準は人間離れしてて、しかも周りからは平気で「楽でいいね」とか「それ何の役に立つの」とか言われる。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
それとクソみたいな聴音の授業な。「はい、この前衛的な無調の曲を聴いて楽譜に書き起こしてください。ちなみに聴けるのは3回までです」。いや無理だって。

11. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
ピアノ演奏専攻の子と付き合ってたけど、知れば知るほどキツそうだった。毎学期、教員の前で演奏する期末試験みたいな実技審査があって、学年が上がるごとに枠が減る。同期が10人いて次に進めるのは6人、みたいな。友達にはなるけど、全員がライバルなんだよ。
自分は工学部だったけど、仲間とつるんで宿題して試験勉強して励まし合ってた。卒業後に同じ仕事を奪い合うわけじゃないから、あの枠の少なさからくる緊張感はなかったな。

12. 名無しのReddit住民
天文学の授業をいくつか取ったら、数学のせいでただ星を眺める楽しみが完全に消えた。夜空を見上げると公式が浮かんでくるんだよ。

13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
今まで会った中で一番できる天文学の学生たち、月がどっちの方角から昇るか知らなかったりするんだよな。

14. 名無しのReddit住民
大学で天文学の入門を教えてたけど、学生は星座や惑星の名前を覚える授業だと思って来るんだよね。で、物理と数学が出てきた瞬間に固まる。天文学をやるには物理と数学とプログラミングがしっかりできないと話にならない。銀河力学とか宇宙論の授業なんて、量子力学、熱力学、電磁気学、一般相対性理論が全部わかってる前提だからね。

15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
昔、教授が専攻の決まり方をこう説明してた。「1年生はみんな理学部か工学部から始まる。微積分が来ると川を流されて経営学部に着く。統計が来るとさらに流されて芸術学部に着く」。笑ったけど、周りを見たら本当にその通りだった。

16. 名無しのReddit住民
哲学。学生をふるい落とすための論理学の授業が、幼稚園に紛れ込んだ大学アメフトの選手みたいな勢いで専攻生をなぎ倒していく。
しかも「哲学株式会社」は17世紀に新卒採用をやめちゃったしな。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
哲学で学士を取った身として言うと、親友とずっと「そのうち哲学工場に行って職をもらってくるわ」ってネタにしてた。工場の場所はいまだに見つかってない。

18. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
いや、何百年もかけて、哲学の一分野が役に立って金を生むようになるたびに、名前を変えて別の学部として独立させてきただけなんだよ。物理学も昔は自然哲学って呼ばれてたわけだし。

19. 名無しのReddit住民
電気工学で博士・修士・学士、それに加えて純粋数学の学士を持ってるんだけど、今までで一番きつかったのは純粋数学。あれは実質、哲学のプログラムだと思ってる。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
電気工学の学士だけ持ってる者だけど、理論数学の授業は心の底から嫌いだった。毎日「なんで?!」の繰り返し。20年以上たつけど、あの授業の中身を使ったのは「大学で取らされた意味不明な授業」の愚痴を言うときだけ。一般相対性理論の上級クラスをもう一回取るほうがまだマシだね。

21. 名無しのReddit住民
理論数学って言いたいところだけど、それを証明できる自信はないんだよな。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
「どなたかお医者様はいませんか!」
「私は数学の博士(ドクター)ですが」
「この人が死にそうなんです!」
「証明してください」

23. 名無しのReddit住民
数学は壁があるから一番キツい。ほぼ全員がどこかで、抽象度に脳がついていけなくなる地点にぶつかる。ついていけるうちは授業は難しくないのに、ついていけなくなった瞬間に文字通り不可能になる。家庭教師をつけても努力しても、単位は取れても理解はできない。そして理解がないと先に進めない。
数学専攻だって言うと、みんな「あと何科目で数学専攻だったんだよね」って言ってくる。気持ちはわかる。自分は大学院で壁に当たった。別に悔しくはないよ。

24. 名無しのReddit住民
歴史学。ふわっとした文系の学位だと思われがちだけど、毎晩50〜100ページ以上の課題文献を読むペースについていけなかったら終わり。しかも週に1冊、ときには2冊読んで、20ページを超える独自研究の論文を書かされたりする。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
卒業研究のころには、レポート1本あたり平均36ページ書いてて、それでも削らなきゃいけないのにイラついてた。卒論は論文じゃなくてドキュメンタリー映画にしたんだけど、1日18時間・週6日を3週間。で、完成してから「BGMを自分で作曲・演奏してないと不正行為と見なされうる」と知って、さらに4日かけて音楽も全部自作した。
歴史学が楽って言うやつは、よっぽどゆるい大学に行ったか成績が低かったかのどっちかだと思う。

26. 名無しのReddit住民
古典学、つまり古代ギリシャ語とラテン語の文学と言語。古代ギリシャ語は習得も翻訳も本当に難しくて、特に詩や戯曲は地獄。ラテン語もキケロやタキトゥスみたいに訳しにくいことで有名な作家がいる。ギリシャ哲学をギリシャ語のまま理解しろってのは二重苦だよ。しかも何百年分もの文献があって、ギリシャ語には方言まである。

※ キケロは古代ローマの政治家・弁論家、タキトゥスはローマ帝国の歴史家。どちらも凝った文体で知られる。

27. 名無しのReddit住民
ソーシャルワーク(社会福祉)。学部のうちから現場実習が始まる。もっと学問的に大変な分野があるのはわかってるけど、在学中に初めて患者さんに余命の告知をしたし、児童の人身取引事件でFBIと一緒に動いたのも在学中。修士を終えるまでに、自殺しようとしている人を何人も思いとどまらせて、殺害予告も受けて、手術中に親が亡くなったことを子どもに伝えた。
「難しい」にもいろんな意味があるし、楽な学問なんてないと思ってる。ただ誰も挙げてなかったから書いておくね。

28. 名無しのReddit住民
経営学!……ってのは冗談で、あれはみんなが思ってる通り楽だよ。MBAをGPA4.0で取ったし、自分がバカだとは思わないけど、アラン・アインシュタインってほどじゃない。わかるだろ?

※ GPAはアメリカの成績評価の平均値で、4.0が満点(オールA)。MBAは経営学修士。

29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
アルバートな。オールAのMBAの実力が一行で証明されてて笑った。自分から「楽な学位」の実例になりに来るスタイル、嫌いじゃない。

30. 名無しのReddit住民
このスレ、結局どの学位もキツいって話にしかなってないけど、それで正しいと思う。20年近くソフトウェアエンジニアをやってて採用面接にも何度も入ってるけど、専攻が何かは正直どうでもいい。学位を取りきったってことは、締め切りを守って、複数の課題を回して、自分で学ぶ方法を身につけたってことだから。
実際、情報工学卒で授業の課題しかない新卒と、哲学卒で独学でコードを書いて自分のプロジェクトを公開してた新卒なら、哲学のほうを採る。作り話じゃなくて本当にそうした。いまだに最高の採用のひとつだよ。

まとめ

挙がった専攻に共通しているのは、「名前から想像される中身」と「実際に求められる中身」の落差でした。気象学や天文学は「天気予報」「星座」のイメージの裏に物理と数学が詰まっていて、哲学は雑談どころか数学に近い論理学が関門になっています。一方、建築や音楽は数式ではなく、終わりのない作品づくりと人前での講評、限られた枠をめぐる同期との競争というかたちで学生を削っていく。「難しさ」の種類がまるで違うのが面白いところです。

そして最後に出てくるのが「結局どの学位も大変」という身もふたもない結論。日本では「文系は楽」「理系は大変」という大ざっぱな見方が根強いですが、海外の当事者の声を聞くと、専攻の難しさは外から見えないところにあると分かります。皆さんの周りにも、「楽そうに見えて実はとんでもなくキツかった」学部や学科はありましたか?

仕事・キャリア
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