自信がある「フリ」は、自信がない人にしか見えてない。海外掲示板Redditで「”自分は自信がない”と叫んでるのに本人は気づいてない行動は?」が話題になり、「部屋で一番うるさいやつが一番自信がない」「誰かがスノードン山に登った話をすると必ずエベレスト登ったと言い返す同僚がいた」「”俺は正直すぎるだけ”は意地悪の言い換え」「消音器を外した車で走ってるやつ」…。カッコつけてるつもりが、周りからは「あの人、不安なんだな」と見透かされてる。自覚がないのが一番痛い30選をお届けします。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
部屋の中で一番うるさい人が一番自信がない。声のボリュームと自信は比例しない。むしろ反比例する。本当に自信がある人は静か。聞かれたら答える。聞かれなくても話したい人は「自分の存在を確認してほしい」。大声は「ここにいるぞ」のサイン。会議で一番喋る人が一番不安を抱えてる。「黙ると無能だと思われる」恐怖。でも聞いてる側からは「あの人、誰かに認めてほしいんだな」としか見えてない。
2. 名無しのReddit住民
人を貶さないと自分を保てない人。理由もなく意地悪する。「俺は正直すぎるだけ」と言い訳して失礼なことを言う。「ズバズバ言う俺カッコいい」と思ってる。──全部同じ根っこ。正直さと無礼は違う。「思ったことを言う」のと「相手を傷つけることを選んで言う」のは別の行為。「正直なだけ」は加害のコスプレ。正直な人は「必要な時に本当のことを言う」。無礼な人は「いつでも不必要なことを言う」。店員に横柄な態度を取るのも同じカテゴリ。権力差がある相手にだけ強く出る。弱い立場の人に横柄な人は、強い立場の人の前ではおとなしい。それは「強さ」じゃなくて「弱さの証明」。
※ 心理学では、他者を攻撃する行動が自尊心の防衛メカニズムである場合を「防衛的攻撃性(defensive aggression)」と呼ぶ。自己価値が脅かされていると感じた時に、他者を下げることで相対的に自分を上げようとする。いじめの加害者の自尊心が実は低いことは複数の研究で示されている。
3. 名無しのReddit住民
マウンティング。誰かが「先週テネリフェに行ったよ」と言うと「俺はモルディブに行ったけど」。誰かが「5km走った」と言うと「俺は10km走ったけど」。人の瞬間を奪うのが癖になってる。同僚は「トップアップ」というあだ名をつけられてた。スノードン山に登った話をすれば必ずエベレストを出してくる。給料の話、車の話、旅行の話──全部「俺の方が上」で返してくる。「テスラ買ったんだ」って自慢されても、こっちはコーヒー飲んでるだけだからどうでもいい。──マウンティングする人は「他人より上にいないと不安」。ランキングの中でしか自分の位置を確認できない。「自分は自分」が確立してる人は比較しない。比較する必要がないから。
※ 「ワンアップマンシップ(one-upmanship)」は社会心理学で広く研究されている。自己評価が不安定な人ほど社会的比較(social comparison)に依存する傾向がある。レオン・フェスティンガーの社会的比較理論(1954年)では、人間は客観的な自己評価基準がない場合、他者との比較で自己を評価するとされる。
4. 名無しのReddit住民
19歳の時、好きな女の子にカッコよく見せたくて、背が高く見えるように変な歩き方をしてた。森の中をデート中に。「なんでそんな歩き方してるの?」と聞かれた瞬間、自分がどれだけバカに見えてたか気づいた。──このエピソードが好きなのは「気づいた」から。しかも結局その子と付き合えた。変な歩き方をやめた後に。「カッコよく見せよう」をやめた瞬間に、本当の魅力が出た。自信のなさを隠そうとする行為自体が一番カッコ悪い。そしてそれをやめた瞬間が一番カッコいい。
5. 名無しのReddit住民
「アルファ男性」を自称するやつ。自分で「アルファ」と言った瞬間にアルファじゃない。本物のリーダーシップは自称しない。行動で示す。「俺はアルファだ」と宣言する必要がある時点で、周りが認めてないことを自覚してる。喧嘩腰で歩く男もこのカテゴリ。スーパーのピクルス売り場で威嚇してどうする。誰もあなたと戦おうとしてない。カートを押してる男の「戦闘モード」は、端から見ると滑稽。力を見せつけたい=力がないことを知ってる。
6. 名無しのReddit住民
SNSに「最高の人生」を投稿し続ける人。毎日が「ベストデイ」。毎食が「最高のディナー」。毎日の自撮りがフィルター全開。人生を切り取って「幸せ」だけを並べる。──本当に幸せな人は投稿する暇がない。楽しんでる最中にスマホを出さない。「これを投稿したら何いいねもらえるかな」は楽しんでるんじゃなくて「楽しんでる証拠を作ってる」。写真の加工に30分かけてる時点で「ありのままの自分」を見せたくないと宣言してる。いいねの数が自己価値と連動してるなら、いいねがゼロの日は自己価値もゼロになるのか。
※ 2018年のペンシルベニア大学の研究では、SNSの使用を1日30分に制限したグループは、制限なしのグループに比べて孤独感とうつ症状が有意に減少した。「他人の”ハイライトリール”と自分の”メイキング映像”を比較する」ことが自己評価を下げるメカニズムとして指摘されている。
7. 名無しのReddit住民
恋愛での束縛。「俺のものだから」の姿勢。パートナーが他の人と話しただけで不機嫌になる。見知らぬ男に暴力を振るって「彼女を守った」つもりになる。──守ってない。自分の不安から暴れてるだけ。束縛は「愛してる」の皮を被った「失うのが怖い」。本当に自信がある人はパートナーの自由を脅威に感じない。「この人は自分を選んでる」と信じてるから。束縛する人は「いつか離れていく」と信じてる。だから鎖で繋ぐ。鎖が必要な関係は、もう関係じゃない。
8. 名無しのReddit住民
「キモく見られたくない」にこだわりすぎて何も楽しめてない人。公園で靴を脱いでカモに向かって踊ってる女性を見て「あの人ヤバいでしょ」と笑う。──でもあの女性の方が人生楽しんでる。「変に思われたらどうしよう」で人生の80%をフィルターしてる人は、残りの20%だけで生きてる。「キモくない」ことが最優先の人生は「楽しい」が後回しになる。本当の自信は「人にどう見られても気にしない」じゃなくて「気にした上で、それでもやる」。
9. 名無しのReddit住民
話を聞かない人。相手が話してる最中に、次に自分が話すことを考えてる。「自分の話が一番つらい」「自分の経験が一番すごい」──常に主役でいたい。相手の話は「自分が話すための前振り」。「それで思い出したんだけど、俺の場合は…」。相手が悲しい話をしてても「俺なんかもっと大変で…」。共感するつもりがない。自分のターンを待ってるだけ。──「聞く力」は最も過小評価されてる自信の形。自分の話をしなくても価値がある、と信じてる人は黙って聞ける。話さないと価値がないと思ってる人は黙れない。
10. 名無しのReddit住民
他人の趣味をバカにする人。「え、まだアニメ見てるの?」「レゴ?子どもじゃん」「料理が趣味?女みたい」。──他人の趣味を攻撃する人は「自分には誇れる趣味がない」ことが多い。あるいは「自分の趣味を誰かにバカにされた経験がある」から、先にバカにして防衛する。「何にも興味ないふり」も同じ根。「俺は何にも夢中にならない」は「傷つかないように何にも投資しない」の言い換え。喜びを語る人の方がずっと話してて楽しいし、ずっと魅力的。「好き」を堂々と言える人は強い。
11. 名無しのReddit住民
友達や恋人を「かっこよさ」で選ぶ人。「こいつと一緒にいると自分もかっこよく見える」で人間関係を組む。ステータスとしての友人。アクセサリーとしてのパートナー。その関係は「自分がどう見えるか」のために存在してる。──脆い。「かっこいい友達」がいなくなった瞬間に自分の価値がなくなるから。変わり者の友達を堂々と紹介できる人の方が、はるかに自信がある。「この人が好きだからこの人といる」。理由はそれだけでいい。
12. 名無しのReddit住民
消音器を外した車やでかいトラック。エンジン音で注目を集めたい。存在を主張したい。「この音を聞け」。──でも住宅街の深夜2時にエンジンを吹かすのは「カッコいい」じゃなくて「迷惑」。でかいトラック(実際には荷物を運ぶ必要がない)も同じカテゴリ。車のサイズで自分を大きく見せようとしてる。車を降りた瞬間に消える「大きさ」。車が自信の源になってる時点で、車なしの自分に自信がない。
※ 2023年のScienceDirect掲載の研究では、過剰に大きな車両を好む男性は「脅威を感じた自尊心を補償する傾向」があることが示唆された。「補償仮説(compensatory hypothesis)」として知られるこの理論は、自己価値に不安がある人が外的なシンボル(車、ブランド品、肩書き)で自己を拡張しようとする傾向を説明する。
13. 名無しのReddit住民
普通の親切を「シンプ(simp)」と呼ぶ人。男が女性に優しくしただけで「シンプだ」。ドアを開けてあげたら「シンプ」。褒めたら「シンプ」。──「シンプ」は「下心なしに優しくすることが理解できない」宣言。自分が女性に優しくする唯一の理由が下心だから、他人の親切にも下心を投影する。親切がデフォルトの人間には「シンプ」という概念が存在しない。バーで女性に絡む「強い男」より、黙ってドアを開ける「シンプ」の方が100倍かっこいい。
※ 「シンプ(simp)」はインターネットスラングで「女性に過剰に媚びる男性」を指すが、2020年頃からTikTokを中心に乱用され、「女性に対して普通に親切な男性」全般を揶揄する言葉に変化した。「有害な男性性(toxic masculinity)」の表出として批判されている。
14. 名無しのReddit住民
ブランドのロゴを見せびらかす人。ルイ・ヴィトンのモノグラム、グッチのダブルG、シュプリームのボックスロゴ──全身ロゴ。「高いものを持ってる=価値がある人間」の方程式。でもロゴを見てるのは本人だけ。周りは「あの人、ロゴで自分を語るしかないんだな」。本当に裕福な人は目立たないブランドを着てることが多い。「お金がある」をアピールする必要がない。アピールする人は「お金がある自分」を認めてほしい。認めてもらわないと信じられないから。
15. 名無しのReddit住民
「気にしてない」アピールが激しい人。「別にどうでもいいし」「俺そういうの興味ないし」「全然気にしてないけど」──3回言った時点で気にしてる。無関心を装う努力量がすでに「関心」の証拠。本当に気にしてない人は言及すらしない。「無関心アピール」は「傷つきたくない」の防衛。関心を持つ=期待する=期待が裏切られると傷つく。だから「最初から関心がない」ことにする。「クールでいたい」の裏側は「傷つくのが怖い」。
16. 名無しのReddit住民
争いを避ける人やグループで浮いてる人を笑いものにする。「あいつ何も言い返さないから面白い」。大人しい人をターゲットにするのは「反撃されないとわかってるから」。自分より強い相手には絶対にやらない。それは「勇気」じゃなくて「卑怯」。──「弱い者いじめ」は自信のなさの最も見苦しい表出。本人は「面白いやつ」のつもり。周りは「あいつ、弱い人しか狙えないんだな」と見てる。
17. 名無しのReddit住民
いつも「勝ってないと気が済まない」人。ボードゲームで負けると不機嫌になる。議論で間違いを指摘されると怒る。些細なことでも「自分が正しい」を証明しないと落ち着かない。──「負け」を受け入れられないのは「負け=自分の価値がない」と結びつけてるから。ゲームに負けただけ。議論で間違っただけ。人間としての価値は変わらない。でもそう思えないから全力で「勝ち」を取りに行く。結果、周りが「もういいよ」と譲る。勝った。でも友達は減った。
18. 名無しのReddit住民
自分より「格上」だと思う相手と付き合って、傷つけたり辱めたりする人。パートナーが自分より魅力的、頭がいい、成功してる──それが嬉しいはずなのに脅威に感じる。だからパートナーを下げる。「お前なんか俺がいなきゃ何もできない」。相手の自信を削って、自分なしでは生きられないようにする。──これはDVの構造と同じ。自分に自信がないから、パートナーの自信も壊す。「二人とも自信がない状態」が一番安心。歪んだ平等。
19. 名無しのReddit住民
「俺は何でも知ってる」のふり。知らないことを聞かれても「ああ、知ってるよ」と言う。議論で間違いを指摘されると「そんなの常識だろ、言い方が違っただけ」と言い訳する。「知らない」が言えない。「知らない=バカ=価値がない」の等式が頭にある。でも「知らない」と正直に言える人の方が信頼される。「知らないから教えて」はかっこいいセリフ。「知ってるふり」は1回バレた瞬間に全ての信用を失う。
20. 名無しのReddit住民
いじめられてる側を助けない人──だけじゃなくて、いじめに加担する人。「笑わないと自分がターゲットになる」。集団の中で「安全な側」にいるために加害者に同調する。これも自信のなさ。自分の意見を持つ勇気がない。「俺はあいつを嫌いじゃないけど、みんなが嫌ってるから」。「みんな」に逆らえない。「空気を読む」が「弱い者を切り捨てる」になってる。
21. 名無しのReddit住民
「Toxic masculinity(有害な男性性)」がこのスレッドの裏テーマ。「シンプ」と呼ぶ。「アルファ」を自称する。嫉妬で暴力を振るう。消音器を外す。バーで喧嘩する。泣かない。弱さを見せない。感情を表に出さない。──全部「男はこうあるべき」の呪い。「強い男」の鎧を着てるけど、鎧の中は不安でいっぱい。「男らしさ」の定義を更新しないと、鎧はどんどん重くなる。本当に強い男は泣ける。助けを求められる。「知らない」と言える。弱さを見せることが最大の強さ。
※ APA(アメリカ心理学会)は2019年に「伝統的な男性性の規範(感情の抑制、自立、支配)への過剰な同調は、男性の精神的健康に有害」とするガイドラインを発表。男性の自殺率が女性の約3.5倍である背景に、助けを求められない文化的プレッシャーが指摘されている。
22. 名無しのReddit住民
自分を下げるユーモアは自信の表れ。自分をネタにできる人は「自分をちゃんと知ってる」。19歳で変な歩き方をしてた男は、その経験を笑い話にできてる。恥ずかしい過去を語れるのは、そこから成長した証拠。「完璧な自分」を演じてる人は、自分のダメなところを認められない。認められないから隠す。隠すから余計に不安になる。──「自分はダメだ」と思ってるうちはダメじゃない。「自分は完璧だ」と思ってる人が一番危ない。
23. 名無しのReddit住民
「自信がある人」と「自信があるフリをしてる人」の見分け方──自信がある人は他人を下げない。自信があるフリをしてる人は他人を下げることで自分を上げる。自信がある人は知らないことを認める。フリをしてる人は全部知ってるふりをする。自信がある人は負けを受け入れる。フリをしてる人は常に勝とうとする。自信がある人は静か。フリをしてる人はうるさい。──一つだけ覚えるなら「他人を下げる必要がない人が、本当に自信がある人」。
24. 名無しのReddit住民
このスレッドを読んで「あ、自分もやってる」と思った人は多いはず。自覚するのが痛い。でも自覚した瞬間が変化の始まり。19歳の変な歩き方の男は、指摘されて恥ずかしかったけど、そこから変わった。マウンティングに気づいた人は、次の会話で「すごいね」と言えるかもしれない。「正直すぎるだけ」と言ってた人は、次に何か言う前に「これは相手のためか、自分のためか」と考えるかもしれない。自信のなさは恥じゃない。自信のなさを隠すために他人を傷つけるのが問題。自信は「持ってるもの」じゃなくて「やめるもの」──比較をやめる、マウンティングをやめる、見栄をやめる。やめた分だけ自信が残る。
まとめ
「部屋で一番うるさい人」「マウンティング」「ブランドのロゴ見せびらかし」「他人の趣味をバカにする」「SNSの”最高の人生”投稿」「消音器を外した車」「”俺は正直すぎるだけ”」…。パターンを整理すると4つに分類できる──①攻撃型(他人を貶す、いじめ、無礼を「正直」と呼ぶ)、②誇示型(マウンティング、ブランド、大きい車、SNS投稿)、③支配型(束縛、嫉妬、「アルファ」自称、パートナーを下げる)、④防衛型(「気にしてない」アピール、趣味をバカにする、知ったかぶり)。全てに共通するのは「自分の価値を自分で信じられない」。外部の評価──いいね、勝ち負け、他人との比較──に自分の価値を預けてる。自信がある人の共通点は「他人を下げない」。最もシンプルで、最も実践が難しい指標。


コメント