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海外「母も祖母も肉の端を5cm切り落としてから鍋に入れていた。大おばに聞いたら『うちには大きい鍋がなかったのよ』」料理の謎の手順

海外「母も祖母も肉の端を5cm切り落としてから鍋に入れていた。大おばに聞いたら『うちには大きい鍋がなかったのよ』」料理の謎の手順 ライフスタイル・日常

「料理のときに多くの人がやっているけど、正直なんの意味もないと思うことは?」。海外掲示板Redditにこんな質問が投稿され、870件を超えるコメントが集まりました。パスタのゆで湯に入れる油、生の鶏肉を水で洗うこと、使う前にトングをカチカチ鳴らすクセ……と、身に覚えのある習慣が次々に挙がる一方で、「それにはちゃんと理由がある」という反論も負けずに返ってきます。まずは、母から娘へ受け継がれてきた謎の手順の正体が分かる小話から。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
前に聞いた小話で、好きなのがあるんだ。

ある女性が、母親の作るポットローストを世界一だと思っていて、作り方を一から教わった。ただ、ひとつだけどうしても分からない手順があった。なんで母さんは毎回、肉の右端を5cmくらい切り落としてから鍋に入れるんだろう?

聞いてみたら、母親は「私の母がいつもそうしてたからよ。理由はよく知らないの」。

そこで祖母に聞くと、「このレシピは私の姉妹から教わったんだけど、あの人がいつもそうしてたの。理由は聞いたことがないわね」。

で、次に大おば(おばあちゃんの姉妹)に会ったときに聞いてみて、やっと答えが分かった。「うちには大きい鍋がなかったのよ」

※ ポットローストは、牛肉の塊を野菜と一緒に鍋で蒸し煮にする、英米の定番の家庭料理。鍋が小さかったのが理由だったというこの小話は、ハムなど細部を変えて英語圏で昔から語られている定番の話で、実話かどうかは分からない。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
有名な話だけど、料理の迷信の仕組みをまるごと説明してるから、よくできてるんだよね。人がその手順を守るのは、合理的な理由があるからじゃなくて、そう教わったから。元の事情を知らないまま受け継ぐと、まったく意味のない手順まで混ざってくる。

なのに、自分ちの「肉の右端を5cm切り落とす」を疑われると本気で怒る人がいるし、こじつけてでも正当化しようとする。教えてくれた人がやってたんだから、ちゃんとした理由があるはずだって信じ切ってるんだよ。料理って、科学というより「うちではこうする」を受け継ぐ文化なんだと思う。ここ30年でだいぶ変わってきたけどね。

3. 名無しのReddit住民
昔のレシピって、道具まで含めてひとつのレシピだったりするんだよね。子どもの頃は、キッチン用のはかりなんて高いうえに当てにならなかったから、粉でも何でもカップで量るのが普通だった。料理本も高かったし、ネットなんてまだ誰も聞いたことがなかったから、レシピは手書きで書き写して回してた。

ひいおばあちゃんはお菓子やパンを焼くのが上手で評判だったし、手書きのレシピ帳もあった。でも、写させてもらっても役に立たないんだ。どのレシピにも「緑のカップで小麦粉3杯」みたいに書いてあるから。「緑のカップって何?」って聞くと、食器棚の前まで連れていって、そのレシピで小麦粉を量るのに使う専用のカップを見せてくれる。レシピごとに決まったカップがあって、どれも大きさがけっこう違うから、別のカップで量るとうまくいかなかった。

4. 名無しのReddit住民
パスタをゆでるお湯に油を入れるやつ。あれでパスタがくっつかなくなるわけじゃない。くっつくのを防いでるのは、かき混ぜることのほう。油はお湯の上に浮いてるだけで、ザルにあけたらそのまま流れていくよ。

追記:念のため言っとくと、塩はしっかり入れる派です。パスタでもじゃがいもでも。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
いや、油を入れる理由はそこじゃないんだよ。油がお湯の表面に浮いて、泡がブクブク上がってきて吹きこぼれるのを抑えてくれるの。まあ方法はほかにもあって、鍋の上に木のスプーンを1本渡しておくのでもいける。あとは、沸くまでずっと鍋を見張ってるって手もあるけどね。

※ 油や、鍋の上に渡した木のスプーンで吹きこぼれを防げるという話は英語圏でよく聞く裏ワザだが、どこまで効くのかについては諸説ある。

6. 名無しのReddit住民
鶏肉を洗うこと。ほんとに洗わなくていいんだって。水で流したり酢で洗ったり、せっせとやってる人がいるけど、あれは何にもなってない。菌をやっつけてくれるのは、しっかり火を通すことのほうだよ。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
何にもなってないどころか、やらないほうがいいんだよ。蛇口の水が跳ねて、生の鶏肉についてた菌がシンクのまわり中に飛び散るから。きれいにしてるつもりで、台所じゅうに菌を広げて回ってるだけ。

※ 米国農務省(USDA)や英国の食品基準庁(FSA)は、水はねで菌がまわりに広がるおそれがあるとして、生の鶏肉を洗わないよう呼びかけている。

8. 名無しのReddit住民
トングを何回かカチカチ鳴らして、ちゃんと動くか確かめるやつ。肉をつかむ前に、なぜか毎回やっちゃうんだよな。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
いや、目的を自分で説明しちゃってるじゃん。トングがちゃんと動くか確かめてるんだよ。料理に欠かせない大事な工程だろ。

10. 名無しのReddit住民
ステーキを溶岩みたいな温度で焼いて、裏返すのは1回だけと決めて、最後は火災報知器を鳴らすやつ。

正直、昔は自分もやってた。でも、中火から強めの中火くらいにして、必要なだけ何回でもひっくり返すようにしたら気づいたんだ。ありがたがってた焼き目って、外側を真っ黒に焦がしてただけだったんだなって。もっと低い温度でも、焦げのないきれいな茶色の焼き目はつくし、こまめに裏返したほうが中まで均一に火が通る。

11. 名無しのReddit住民
焼き上がったステーキに、普通の植物油をたらーっと回しかけるやつ。キャノーラ油とかコーン油とか大豆油とか、ああいうのね。風味が足されるわけでもないし、ステーキの食感が台無しになるだけだと思う。

12. 名無しのReddit住民
昔付き合ってた人が、お湯を沸かすときに頑として火を一番強くしなかったんだよね(笑)。いつも最大の一歩手前で止めて、あとは鍋とにらめっこ。早く沸かしたいなら全開にすればいいのに、あれは何だったんだろう。

13. 名無しのReddit住民
じゃがいもの皮むき。ちゃんと洗いさえすれば、皮つきのままのほうが味に深みが出ることが多いよ。むいた皮を捨てるたびに、おいしいところを捨ててる気がする。

※ じゃがいもの芽や、日に当たって緑色になった皮には、ソラニンなどの天然毒素が多く含まれるとされる。日本の農林水産省は、芽やその付け根、緑色になった部分をしっかり取り除くよう呼びかけている。

14. 名無しのReddit住民
ワインを飲まずに残しておくこと。煮込みにちょっと使ったあと、残りをそのまま置いとく人がいるけど、意味が分からない。あれは料理してる人が飲むためにあるんだよ。

15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
長年の経験で分かったんだけど、手作りのキャンディ(飴とかキャラメルとか)を作るときは、飲みながらやると出来が格段によくなる。

16. 名無しのReddit住民
でっかくてふわふわのコック帽をかぶること。プロの厨房ならまだしも、家のキッチンであれをかぶる意味ってある?

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
何言ってんだ、ネズミを隠しておくのにぴったりの場所じゃないか! 帽子の中のネズミに髪の毛を引っ張ってもらわないと、料理なんてできないだろ。

※ ピクサーの映画『レミーのおいしいレストラン』(2007年、原題『Ratatouille』)のネタ。料理の才能があるネズミのレミーが、レストランで雑用係として働く青年のコック帽に隠れ、髪の毛を引っ張って体を操りながら料理をさせる。

18. 名無しのReddit住民
材料をいったん全部おしゃれな器に移して、そこから必要な分を量って、さらに別のボウルに入れるやつ。誰も見てないのに、テレビの料理番組をやってるみたい。

19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
見た目のためにはやらないし、いつも作ってる料理でもやらない。でも、初めてのレシピに挑戦するときは、先に全部量って並べておく(ミザンプラスってやつ)と、作業がめちゃくちゃ楽になるんだよ。

※ ミザンプラスは、調理を始める前に材料を切ったり量ったりして、すべて手元に揃えておくこと。フランス語で「所定の位置に置く」という意味の料理用語。

20. 名無しのReddit住民
うちの妻はその真逆。先に鍋を強火にかけてから、大慌てで野菜を刻み始めるんだ。本人は時短になるって言い張るけど、見てるこっちはストレスでしかない。

しかも途中で、ほかにやることがあるからって交代させられて、戻ってきたら「やり方が違う」とか「あれを入れ忘れてる」とか文句を言われる。その材料は妻の頭の中にしかなかったんだけど。こっちは何を作ってるのか、しつこいくらい質問したのに、だよ。で、バタバタする部分が終わったら、また交代して仕上げだけやっていく。

21. 名無しのReddit住民
賛否あるのは分かってるけど、ローリエ(月桂樹の葉)。レシピに「ローリエ1枚」って書いてあるたびに律儀に入れてるけど、入れても入れなくても違いが分からない。最後に取り出すためだけに入れてる気がする。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
あー、それで思い出した。昔、全盲の男性と何年も付き合ってたんだ(こっちは目が見える)。一緒に住むことになって、スパイスの瓶の点字ラベルを貼り直すのを手伝ってたとき、どれを残してどれを別の中身に入れ替えるかって話になってさ。

ローリエの番になった。こっちは「いろんなレシピで使うから残そう」派で、彼は「今までどのレシピに入れても、まったく違いが出なかった」と言い張ってた。

……で、彼のスパイスの瓶って全部、金属のふたの下に、小さな穴のあいたプラスチックの中ぶたがついてるタイプだったんだよ。分かったのは、彼が何年もの間、葉っぱのままのローリエが入った瓶を、グツグツいってる鍋の上で律儀に振り続けてたってこと。穴から葉っぱが出てくるわけがない。たいていのスパイスと同じで、砕いた粉だと思ってたんだって(無理もない)。二人で大笑いしたよ。彼は「料理の最後にスパイスを取り出せって、いったいどうやるんだろうってずっと不思議だったんだよ……」って言ってた。

23. 名無しのReddit住民
ローリエがちゃんと味を足してるなんて、庭に月桂樹を植えるまで知らなかった。木から摘んだばかりの葉を使うと全然違うんだ。ある牛肉の煮込みにはいつも2枚入れてたんだけど、摘みたてを2枚入れたら、ローリエの香りが強すぎて笑っちゃうくらいだった。

生の葉は乾燥したやつよりずっと強い。痛い目を見て覚えたよ。ローリエに意味がないって言う人は、一回ローリエでお茶を淹れてみてほしい。はっきり味がするから。

24. 名無しのReddit住民
お湯に塩を入れると早く沸く、ってやつ。たしかに早くはなるけど、差は本当にごくわずか。体感できるほどの差を出したいなら、海水よりしょっぱくしないと無理だよ。

ただ、料理がおいしくなるのは確かだから、塩を入れる理由としてはそっちで十分だと思う。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
いや、早くは沸かないって。塩を入れると沸点が上がるだけで、それも大して上がらない。

沸点が上がるってことは、沸くまでにより高い温度が要るわけだから、理屈の上ではむしろちょっとだけ時間がかかる。氷水に塩を入れると物が早く冷えるのと同じ話だよ。あっちは凍る温度が下がるから、普通の水より冷たいまま液体でいられる。まあ、どっちにしても誤差みたいな差だし、味のために入れるってのはその通り。

26. 名無しのReddit住民
「伝統的な作り方」にこだわること。もちろん、それが好きならそうすればいい。でも、それ以外の作り方は間違いだって思い込むのは違う。昔のレシピにある材料が入ってないのは、たいていその土地でそのスパイスやハーブが手に入らなかったとか、高すぎたとか、そういう事情なんだよ。合わないから入れなかったわけじゃない。

ボロネーゼに五香粉を入れたっていいし、チャーハンに赤ワインを入れたっていい。自分がその味を好きならね。醤油や魚醤だって、シチューやトマトソースにすごく合うよ。

※ 五香粉(ウーシャンフェン)は、八角やシナモン、花椒などを混ぜた中国のミックススパイス。

27. 名無しのReddit住民
ゆで上がったパスタを水で洗うこと。うちの母がやるんだけど、ザルにあけた瞬間に蛇口の下へ持っていくのを見るたびに、イライラしてしょうがない。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
一応、本職の料理人として言わせてもらうと、洗ったほうがいい場面もあるんだよ。主に、すぐに食べないとき。水で洗うと、パスタが一気に冷えて火が入りすぎるのを止められるし、余分なでんぷんが落ちてくっつきにくくなる。パスタサラダにするときとか、ソースをかけずに出して、各自で好きなソースを絡めてもらうときなんかは便利。

でも、ゆでてすぐ食べるなら、洗う理由はないね。

29. 名無しのReddit住民
鶏肉を洗うのって、まだやってる人いるの? 90年代にはみんなやってた気がする。で、台所じゅうサルモネラ菌だらけ。うちの母はいわゆるブーマー世代で、今でも洗ってるよ。いくら説明しても聞く耳を持たない。

30. 名無しのReddit住民
みんな、自分が書き込む前に、ほかの人のコメントを読まないの? 上位20件だけで「鶏肉を洗う」を6回は見たぞ。

まとめ

挙がった習慣を見ていくと、「意味がない」と言われたものの多くは、もともとの理由が忘れられて手順だけが残ったものでした。冒頭の肉の端を切り落とす小話はその典型で、鍋が小さいという事情が消えても、手順だけは3代にわたって受け継がれています。ひいおばあちゃんのレシピの「緑のカップ」や、穴あきの中ぶたの瓶で振り続けたローリエも、道具と手順が噛み合っていないと何も起きないという点で、根っこは同じです。

一方で、名指しされた手順に「理由はある」と反論が入るのも、このスレッドの面白いところです。パスタのゆで湯に入れる油には吹きこぼれ対策という言い分があり、ゆでたパスタを水で洗うのも、すぐに食べないなら理にかなっていると本職の料理人が説明しています。逆に鶏肉を洗うことは、「意味がない」どころか菌をまき散らすから「やらないほうがいい」とまで言われ、スレッドの中で何度も挙がっていました。

ゆでた麺を水で洗う手順も、そうめんやそばを冷水でしめる日本の感覚からすると、むしろ普通に見えるかもしれません。何が「意味のない手順」に見えるかは、どんな台所で育ったかで変わるようです。皆さんの家にも、理由は分からないけれど続けている料理の手順はありますか?

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コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    >昔付き合ってた人が、お湯を沸かすときに頑として火を一番強くしなかったんだよね(笑)。
    鍋から火がはみ出したら安全面に問題があるし、一番温度が高い火の先端が鍋ではなく空気を暖めるから、時間がかかり光熱費も上がる
    一番火を強くしても時短にならないってことを、分からない人だったので別れられたんだな