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海外「ミスを一つも犯さなくても、負けることはある。それは弱さじゃない。それが人生だ」史上最高の名言を挙げていくと…?

海外「ミスを一つも犯さなくても、負けることはある。それは弱さじゃない。それが人生だ」史上最高の名言を挙げていくと…? 文化・習慣

「史上最高の名言は?」。海外掲示板に投稿されたこの質問で、いちばん支持を集めたのは、歴史上の偉人の言葉ではなく、SFドラマに出てくる宇宙船の艦長のセリフだった。「ミスを一つも犯さなくても、負けることはある」。ほかにも、チャップリンの映画の演説、ドストエフスキーの小説の一節、ボクシングの元王者の一言、口の悪いロボットのぼやき、優勝に興奮したボウラーの言い間違いと、出どころはばらばらだ。途中には「名言の87.5%は作り話である——アインシュタイン」という冗談も挟まっている。実際、有名人の言葉として広まっているものには、本人が言ったと確かめられないものが少なくない。この記事では、出どころを確認できたものとできなかったものを、それぞれ注に書き分けている。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
「ミスを一つも犯さなくても、負けることはある。それは弱さじゃない。それが人生だ」
——ジャン=リュック・ピカード(2356年)
やれることは全部やったのに結果が出なかったとき、どこが悪かったのかと粗探しを始めそうになる。そのたびにこれを思い出すことにしてる。

※ 米国のSFドラマ『新スタートレック』(1987〜94年)のセリフ。戦略ゲームの対戦に負け、自分はどこか故障しているのではと自信をなくしたアンドロイドのデータ少佐に、宇宙船の艦長ピカードがかける言葉。物語の舞台は24世紀で、「2356年」は投稿者がそれに合わせて添えたもの。

2. 名無しのReddit住民
マーク・トウェインの言葉として知られてるやつ。
「君の志をちっぽけなものに見せようとする人間からは、離れていなさい。器の小さい人はいつもそうする。でも本当に偉大な人は、君だって偉大になれるんだと思わせてくれる」
何かを始めたいと話したときに、鼻で笑う人と「いいじゃん、やってみなよ」と言う人がいる。どっちのそばにいるべきか迷ったら、これを読み返してる。

※ トウェイン自身の著作からは見つかっていない。確認されている最も古い出どころは、没後28年たった1938年に朗読家ゲイ・ゼノラ・マクラーレンが出した回想録で、「子どもの頃に本人からこう言われた」と書かれている。本人の言葉かどうかは確かめようがない。

3. 名無しのReddit住民(>>2への返信)
トウェインの言葉としてよく出回ってるのは、こっちもだよね。「バカとは議論するな。相手のレベルまで引きずり下ろされたうえに、経験の差で負かされるぞ」。ネットで言い返したくなったら、送信ボタンを押す前にこれを唱えることにしてる。

※ これもトウェインの言葉として広く出回っているが、著作にも発言の記録にも見つかっていない。米国のマーク・トウェイン研究センターは「本人はこんなことを言っていない」としている。

4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
「名言の87.5%は作り話である」——アルベルト・アインシュタイン

※ もちろんアインシュタインはこんなことを言っていない。有名人の名前を添えれば何でも名言らしく見える、という冗談。

5. 名無しのReddit住民
フランクリン・ルーズベルト、1936年、マディソン・スクエア・ガーデンでの演説から。
「われわれは、平和の古くからの敵と闘わねばならなかった。事業と金融の独占、投機、無謀な銀行経営、階級どうしの対立、地域どうしの反目、戦争でもうける者たちである。彼らは合衆国政府のことを、自分たちの商売の付属物にすぎないと考えるようになっていた。いまやわれわれは知っている。組織されたカネによる政治は、組織された暴徒による政治と同じくらい危険なのだ。わが国の歴史を通じて、これらの勢力がひとりの候補者に対して、今日ほど結束したことはなかった。彼らは一致して私を憎んでいる。その憎しみを、私は歓迎する」
最後の一文が本当に好き。嫌われるのを承知のうえで、相手を名指しして言い切ってるんだから。

※ 第32代米大統領フランクリン・ルーズベルトが、再選をかけた大統領選の投票日3日前、1936年10月31日にニューヨークで行った演説の一節。大恐慌後に進めた経済政策「ニューディール」に反対する勢力に向けた言葉。

6. 名無しのReddit住民
「お前らのブーイングなんか痛くもかゆくもない。お前らがどんなものに歓声を上げるのか、こっちは見てきたんでね」
自分の意見がネットで総スカンを食らった日は、だいたいこれを思い浮かべて寝る。

※ 米国のSFコメディアニメ『リック・アンド・モーティ』で、天才科学者の主人公リックが、ブーイングを浴びせてくる観衆に言い放つセリフ。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
同じ方向だと「他人が自分をどう思うかは、自分の知ったことじゃない」も好き。誰が言い出したのかは知らないけど、人の目が気になって動けなくなったときによく効く。

8. 名無しのReddit住民
マルクス・アウレリウスの言葉として知られる「人生の幸福は、自分の考えの質で決まる」。同じ雨の日でも、最悪だと思って過ごすのと、堂々と家で本が読めると思って過ごすのとでは、一日がまるで別物になる。1800年以上前のローマ皇帝が書き残したものが、いまの自分の生活にそのまま効くんだからすごい。

※ マルクス・アウレリウスの『自省録』第3巻9節を、1701年に英訳したジェレミー・コリアーの言い回し。かなり自由な意訳で、原文に近い現代の訳では「判断する力を大切にせよ」という趣旨の一節になっている。

9. 名無しのReddit住民
演説がまるごと名言なんだけど、ひとつ選ぶならここ。
「人間の憎しみはやがて消え、独裁者たちは死ぬ。そして彼らが民衆から奪った権力は、民衆のもとへ戻る。人間がいつか死ぬものであるかぎり、自由が滅びることは決してない」
独裁者だっていつかは死ぬ、という当たり前のことを、希望として言ってのけるんだよ。

※ チャールズ・チャップリンが監督・主演した映画『独裁者』(1940年)のラストシーン。独裁者と瓜二つだったために本人と間違えられた床屋が、演壇に立たされて語る演説の一節。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
あの演説なら自分はこっちだな。「機械の頭と機械の心を持った、機械のような人間たちに身をゆだねてはいけない! 君たちは機械じゃない! 家畜でもない! 人間だ! 君たちの心には人類への愛がある!」。喜劇王が最後の数分だけ笑いをいっさい捨てて、カメラをまっすぐ見て話すんだ。あそこは何度見ても鳥肌が立つ。

11. 名無しのReddit住民
自分に嘘をつくとどうなるか、という話なら、ドストエフスキーのこれがいちばん怖い。
「何よりもまず、自分に嘘をつかないことです。自分に嘘をつき、その嘘に耳を傾ける人間は、ついには自分の中にも周りにも、何が本当なのか見分けがつかなくなる。そうして自分のことも他人のことも敬えなくなる。誰も敬えなくなれば、人は愛することをやめてしまうのです」
嘘をつくな、で終わらせないで、その先で何が起きるかを一段ずつ下りていくんだよね。

※ 小説『カラマーゾフの兄弟』(1880年)で、修道院のゾシマ長老が、道化じみた振る舞いをやめられない父親フョードルを諭す場面の言葉。

12. 名無しのReddit住民
深い話が続いてるところ悪いんだけど、自分の座右の銘はこれ。「みんなろくでなしさ。お前も、俺も、そこのろくでなしもな」
ベンダー・ベンディング・ロドリゲスの言葉だよ。誰かに腹が立ったときに思い出すと、だいたいどうでもよくなる。

※ 米国のSFコメディアニメ『フューチュラマ』に登場する、口の悪いロボットのベンダーのセリフ。本人は続けて「これが俺の哲学だ」と言う。

13. 名無しのReddit住民
長いけど、これより好きな文章にまだ出会ってない。
「もう一度、あの点を見てほしい。あれがここだ。あれが故郷だ。あれが私たちだ。あなたが愛する人も、知っている人も、名前を聞いたことのある人も、かつて存在したすべての人間が、あの上で一生を送った。……人類の歴史上のすべての聖人と罪人が、あそこに生きていた。陽の光の中に浮かぶ、ひと粒のちりの上に」
カール・セーガンはこのあと、だからこそ互いにもっと優しくして、たったひとつの故郷であるこの青白い点を大事にする責任がある、と続ける。落ち込んだ日に読むと、悩みごとの縮尺がおかしくなって少し楽になるよ。

※ 天文学者カール・セーガンの著書『惑星へ』(原題 Pale Blue Dot、1994年)の一節。1990年に探査機ボイジャー1号が約60億キロのかなたから撮った写真に、地球が1画素にも満たない青白い点として写っていたことを受けて書かれた。

14. 名無しのReddit住民
「はじめに宇宙が創造された。これには多くの人がたいへん腹を立て、まずいことをしてくれたというのが大方の見方である」
朝、目覚ましが鳴るたびに心の底から同意してる。

※ 英国の作家ダグラス・アダムスのSFコメディ小説『宇宙の果てのレストラン』(1980年)の冒頭の一節。『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズの2作目にあたる。

15. 名無しのReddit住民
マイク・タイソンの「誰にだって作戦はある。顔面を殴られるまではね」。ボクシングの話なのに、仕事にも子育てにもそのまま当てはまるのがずるい。念入りに作った予定表が初日の午前中で崩れるたびに、この一言が頭をよぎる。

※ ボクシングの元ヘビー級王者マイク・タイソンが1987年、対戦相手の作戦について聞かれたときの答えとして報じられた言葉。当時の記事では「誰にでも作戦はある。最初の一発をもらうまではね」という言い回しで、「顔面を殴られるまでは」はのちに広まった形。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
殴られたあとの話なら、シルベスター・スタローンのこれでしょ。「世の中は、いつも日が差して虹がかかってるような場所じゃない。……お前だろうと俺だろうと、人生ほど重いパンチを打てるやつはいない。でも大事なのは、どれだけ強く打てるかじゃない。どれだけ強く打たれても、前に進み続けられるかだ。……勝つっていうのは、そういうことなんだ」

※ 映画『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006年)で、スタローン演じる主人公ロッキーが、偉大な父の名前に悩む息子に語りかけるセリフ。脚本と監督もスタローンが務めた。

17. 名無しのReddit住民
「もし人間の脳が、私たちに理解できるくらい単純なものだったら、私たちのほうが単純すぎて、それを理解できないだろう」(エマーソン・ピュー)
初めて読んだときは、3回読み返してやっと意味が分かった。脳の研究がどれだけ進んでも、調べてる側の道具も同じ脳なんだよね。

※ 米国の物理学者エマーソン・ピューの言葉とされる。息子のジョージ・ピューが1977年の著書で「父が1938年ごろに口にした言葉」として紹介したもので、それより前の記録は見つかっていない。

18. 名無しのReddit住民
「これもまた過ぎ去る」。古いペルシャの格言だよ。
つらいときに効くのはもちろんだけど、うまくいってるときにも使える。いいときでも悪いときでも、いつだって当てはまるんだ。

※ 中世ペルシャの詩人たちの作品に由来するとされる格言で、作者は不明。「どんなときにも当てはまる言葉」を求めた王に、賢者たちが差し出した言葉、という寓話の形で伝わっている。

19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
自分もこれ。人付き合いの不安から、もう何年もこの一言に救われ続けてる。集まりで変なことを口走ってしまった夜も、「これもまた過ぎ去る」と唱えて寝る。たいてい、来週には誰も覚えてないしね。

20. 名無しのReddit住民
史上最高と言うなら、これを外すわけにはいかない。
「お前、自分を何様だと思ってるんだ? 俺だ!」
意味はまったく分からない。でも勢いだけで全部持っていく。人生で一度くらい、これを叫べるほど何かに勝ってみたい。

※ 2012年、ボウリングの全米オープンで、最後の一投をストライクにして優勝を決めた米国のプロボウラー、ピート・ウェバーが叫んだ言葉。文として意味が通っていないことでかえって有名になり、ネットの定番ネタになった。本人はのちに、やじを飛ばしていた観客に言い返そうとして言い間違えた、と説明している。

21. 名無しのReddit住民
「Solvitur ambulando」。ラテン語で「それは歩くことで解決する」という意味。
込み入った理屈の問題を、議論を重ねるんじゃなくて、実際にやってみせることで片づける。もともとはそういう意味の言葉なんだ。もうひとつ、机の前で行き詰まったらいったん離れて散歩に出ろ、体を動かせば頭がすっきりして新しい答えが浮かぶ、という意味でも使われる。自分が使うのはもっぱら後者のほう。

※ 読みは「ソルウィトゥル・アンブランドー」。古くから使われてきたラテン語の成句で、誰が最初に言ったのかははっきりしない。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
ラテン語つながりで、史上最高の校訓を紹介させてほしい。「私は聞く、私は見る、私は学ぶ」。ラテン語で書くと「audio, video, disco」になる。どう見ても学校というよりナイトクラブの看板なんだよな。

※ 3語とも実在するラテン語の動詞で、順に「私は聞く」「私は見る」「私は学ぶ」の意味。この「disco」は、踊るほうのディスコとは語源が別。

23. 名無しのReddit住民
「社会が偉大になるのは、老人たちが、自分はその木陰に座ることがないと知りながら木を植えるときだ」。ギリシャのことわざだそうだ。
正直、いまの時代にこそ刺さる。目先の利益、四半期ごとの決算、すぐ手に入る満足。ほとんど何もかもがそういうもので動いてる世の中でしょ。自分が会うことすらない世代のためだけに、時間と労力を注いで何かを残す。その考え方が、ただただ美しいと思うんだ。

※ 「ギリシャのことわざ」として広まっているが、古代ギリシャの文献に出典は確認されていない。この言い回しが出回るようになったのは20世紀後半の米国とされる。次の世代のために木を植えるという考え方そのものは古く、古代ローマのキケロが『老年について』で「次の世代の役に立つように木を植える」という詩句を引いている。

24. 名無しのReddit住民
チャレンジャー号の事故のあと、リチャード・ファインマンが書いた一文。
「技術を成功させるには、広報よりも現実を優先しなければならない。自然をだますことはできないのだから」
気候変動みたいに、環境の問題が政治とぶつかる場面にはそのまま当てはまる。でも本当に大事なのは、もっと広い話のほうだと思う。目先の都合やメンツのために事実を否定したり無視したりするな、正面から向き合え、ということ。現実はこっちのプライドなんか気にしてくれない。無視したり、間違ってるのは現実のほうだと言い張ったりすれば、何の感情もなく押しつぶしにくるだけだよ。

※ 1986年、打ち上げ直後に空中分解して乗員7人全員が亡くなったスペースシャトル「チャレンジャー」の事故で、調査委員会に加わった物理学者リチャード・ファインマンが、報告書の付録に書いた個人見解の結びの一文。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
それで思い出すのがこれ。「私たちがつく嘘は、ひとつ残らず真実への借りになる。遅かれ早かれ、その借りは返すことになる」。こっちも大事故の話で、言ってることはファインマンとほとんど同じなんだよね。

※ 1986年のチェルノブイリ原発事故を描いたドラマ『チェルノブイリ』(2019年)で、事故調査にあたった科学者レガソフが語るセリフ。レガソフは実在の人物だが、このセリフはドラマの脚本によるもの。

26. 名無しのReddit住民
休みを取るのに気が引けるたびに、自分に言い聞かせてる言葉がある。
「墓地は、この人がいなければ世の中が回らないと言われた人たちでいっぱいだ」
自分が抜けたって職場は回る。ド・ゴールの言葉だと聞いたことがあるけど、本当かどうかは知らない。

※ 確認されている最も古い例は、1907年に米国の作家エルバート・ハバードが主宰する雑誌に、誰の言葉とも書かずに載せたもの。フランスのド・ゴール元大統領など、さまざまな人物の言葉として伝わっているが、いずれも裏付けは確認されていない。

27. 名無しのReddit住民(>>26への返信)
仕事しか見えなくなってる人には、このセリフも付けて贈りたい。「人生ってのはな、ジミー。何だか分かるか? 決してやって来ない瞬間を待ってるあいだに起きる、くだらないあれこれのことだよ」

※ 米国の刑事ドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』で、ベテラン刑事のレスター・フリーマンが、捜査にのめり込んで私生活を顧みない同僚のジミー・マクノルティにかける言葉。

28. 名無しのReddit住民
「そこにあるからだ」
なぜエベレストに登りたいのかと聞かれた、ジョージ・マロリーの答え。マロリーは1924年にその山で命を落とし、遺体がようやく見つかったのは75年後だった。頂上へ向かう途中で力尽きたのか、それとも登頂を果たして下りてくる途中だったのか、いまも分かっていない。
たった一言なのに、そのあとの話を知ってから読むと重さがまるで違う。

※ 英国の登山家ジョージ・マロリーの言葉として、1923年3月に米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。記者が脚色したのではないかという見方もある。日本では「そこに山があるから」の訳で知られるが、原文の「それ(it)」はエベレストを指している。

29. 名無しのReddit住民
ネタ抜きでまじめに答えるなら、このへんじゃないかな。
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」(生きることそのものへの問いを、いちばん根っこの形で言い切ってる)
「我思う、ゆえに我あり」(意識についてのいちばん根本的な主張で、哲学でいちばん有名な一文)
「私には夢がある」の演説(人種の平等と、違いを尊重することを語った言葉として、いちばん知られてる)
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」(技術の進歩と、ひとつにまとまった人類を言い表した言葉。何億人もが生中継で聞いた)
あとは聖書の黄金律と、アメリカ独立宣言の「われわれは、これらの真理を自明のものと考える」だね。

※ 順に、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』のせりふ、哲学者デカルトの『方法序説』(1637年)の一節、キング牧師の1963年の演説、1969年に人類で初めて月面に降り立ったアームストロング船長の言葉。黄金律は、新約聖書の「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」という教えを指す。

30. 名無しのReddit住民
締めはポール・マッカートニーで。「そして結局、君が受け取る愛は、君が与える愛に等しい」。難しい言葉をどれだけ並べても、最後はここに戻ってくる気がするんだよ。

※ ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』(1969年)に収められた曲「ジ・エンド」の歌詞。4人がそろって録音した最後のアルバムの、終わり近くに置かれている。

まとめ

挙がった言葉を並べてみると、まず出どころの幅広さが目につく。大統領の演説や古典文学の一節と、SFドラマの艦長、アニメのロボット、ボクシングの元王者、優勝に興奮したボウラーの言い間違いが、同じ「史上最高」の棚に並んでいる。中身で分けると、「ミスがなくても負けることはある」「これもまた過ぎ去る」のように、うまくいかないときの支えになる言葉、セーガンやダグラス・アダムスのように人間の小ささを宇宙の側から眺める言葉、ファインマンやドストエフスキーのように自分をごまかすことを戒める言葉が多かった。言った人の肩書きよりも、自分の生活のどこで使えるかで選ばれている、という印象が強い。

もうひとつ見えたのは、名言と名前の結びつきのあやうさだ。トウェインの言葉として挙がった2つは、どちらも本人の著作では確認できない。「ギリシャのことわざ」は古代ギリシャの文献に見当たらず、マルクス・アウレリウスの一文は18世紀初めの英訳者による意訳だった。「名言の87.5%は作り話」という冗談も、あながち笑ってばかりはいられない。もっとも、誰が言ったのか分からなくなっても、その言葉に支えられてきた人がいることは変わらない。日本では「そこに山があるから」で知られるマロリーの一言のように、訳されるうちに少し形を変えて根づいたものもある。皆さんにとっての「史上最高の名言」は何ですか?

文化・習慣
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