クリスマスに歯が化膿して、氷水を口に含んでいないと耐えられず、3日間眠れなかった。造船所の甲板の穴に片脚を落として、膝の靭帯と腱をまとめて切った。海外掲示板Redditに「これまでに耐えた中で、いちばんひどい体の痛みは?」という質問が立つと、1,500件を超えるコメントが集まりました。骨折も交通事故も経験した人が「親知らずが化膿したときの痛みに比べたら、どれも足元にも及ばない」と書き、胆石や鼓膜の破裂を「出産より痛かった」と比べる人もいて、なかには保護した大型インコに噛まれた話まで出てきます。読んでいるだけで体のどこかがうずいてくる、痛みの体験談を集めました。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
クリスマスの時期に、歯が化膿して抜かなきゃいけなくなったこと。3日間まったく眠れなかったよ。痛みを止める方法はひとつだけで、キンキンに冷えた水を口に含んで歯を冷やすこと。でも、水を口に入れたまま寝るなんて無理だよね。口から水を出した瞬間に痛みが戻ってきて、壁に頭を打ちつけたくなる。
だから寝る代わりに、氷水を口に含んだまま横になってた。寝不足がひどすぎて気づいたら寝落ちしてて、10秒後に水でむせて目が覚める。その繰り返し。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
歯は本当にそう。自分は脚を折ったこともあるし、釘を踏み抜いたことも、坂を転げ落ちたことも、ひどい交通事故に遭ったこともある。体をぶつけ合うスポーツもさんざんやってきた。でも、埋まってた親知らずが割れて、そこが化膿したときの痛みに比べたら、どれも足元にも及ばない。
夜中に、目がくらむような痛みで飛び起きた。「目がくらむほど痛い」なんて、ただの大げさな言い回しだと思ってたんだ。違った。本当に目の焦点が合わなかった。歯ひとつでここまで痛くなるのかと、ただただ驚いたよ。※ 埋まってた親知らず:骨や歯ぐきの中に埋まったまま、まっすぐ生えてこない親知らず。歯科では埋伏歯(まいふくし)と呼ぶ。
3. 名無しのReddit住民
造船所で溶接工をしてたころ、作業しながら後ずさりしてたら、甲板の穴に落ちたんだ。穴は片脚がやっと入るくらいの大きさで、膝が甲板からちょっと出るあたりまで、脚がずっぽりはまった。
……で、その勢いのまま体が横に倒れた。膝がボキッといって、すねは穴の中でまっすぐ立ったまま、体だけが甲板の上に真横(90度)に倒れてた。前十字靭帯、外側側副靭帯、膝蓋腱が切れて、ハムストリングと大腿四頭筋の腱も傷めて、とどめに内側と外側の半月板が両方裂けた。
痛みは言葉にできない。どれだけ痛かったかって聞かれたら、いつもこう答えてる。「いまあなたが想像してるとおりの痛みだよ」って。
※ 前十字靭帯は膝の中で太ももの骨とすねの骨をつなぐ靭帯、半月板は膝の関節でクッションの役目をしている軟骨。膝蓋腱は膝のお皿のすぐ下にある腱。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
最後の一文で完全にやられた。読みながら勝手に想像してたところに「それで合ってる」って言われて、膝の裏がゾワッとした。いま自分の膝をさすりながらこれを書いてる。
5. 名無しのReddit住民
保護したミドリコンゴウインコが、ねじれて変形した足のせいでバランスを崩して、落ちまいとして、くちばしで私の二の腕の裏側に思いきり噛みついた。叫んだらこの子が驚いて、もっとひどいことになる。だから悲鳴をこらえて、落ち着いた声で夫を呼んで助けてもらうしかなかった。頭が真っ白で、何も考えられなかったよ。出産の痛みのほうが長く続いたけど、痛さではあれとは比べものにならない。
※ ミドリコンゴウインコ:中南米にすむ大型のインコ。硬い木の実の殻も割るほど、くちばしの力が強い。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
大型インコ飼いとして、これは本当に同情する。あの子たちにとって、くちばしは手と同じなんだよね。悪気はなくて、つかまるところがほかになかったから噛んだだけ。だからこそ振り払うわけにもいかない。うちの子に指をはさまれたときでさえ、青あざが1週間消えなかった。二の腕の裏なんて柔らかいところをやられたら……想像したくない。
7. 名無しのReddit住民
子宮内膜症。月に一度、2時間ほど、とんでもなく強い痛みが来る。それが15年続いた。やっと手術を受けて、生理を止めるタイプの避妊薬を使い始めた。それでも効かない人もいるんだけどね。本当にひどい病気だよ。
※ 子宮内膜症:子宮の内側にあるはずの組織が子宮の外にでき、生理のたびに強い痛みが出ることがある病気。治療には手術やホルモン剤が使われる。
8. 名無しのReddit住民
ひどい日焼けをしたあと、「地獄のかゆみ」ってやつになった。皮膚の下で火が燃えてるような感覚で、床に転がって叫んでたのを覚えてる。最後は熱いシャワーを浴びた。日焼けした肌に熱いお湯が当たるのも痛いけど、地獄のかゆみよりはまだマシだったから。
自分はかなり痛みに強いほうで、骨を折ったこともあるけど、あれに比べたら大したことなかった。どんなに憎い相手にだって、あれは味わわせたくない。
※ 地獄のかゆみ(hell’s itch):ひどい日焼けの1〜3日後に起きることがある、皮膚の奥から湧き上がるような激しいかゆみと痛み。かいてもおさまらない。
9. 名無しのReddit住民
切れ痔のときにトイレで出すのと、痔瘻の手術のあとにガーゼを交換してもらうの。
自分の尻が、自分の尻を憎んでる。
※ 痔瘻(じろう):肛門のまわりに膿の通り道ができる病気。手術で治すことが多く、術後はしばらく傷口のガーゼ交換が続く。
10. 名無しのReddit住民
両方の乳房を切除する手術を受けたとき。術後2日目の夜、つまり家で過ごす最初の夜のこと。処方された痛み止めを薬局にもらいに行こうとしたら、その日はもう遅すぎて間に合わなかった。まだ麻酔が体に残ってたから、「痛み止めなんかいらないでしょ」って余裕をかましてたんだよね。
で、夜中の3時に叫びながら目が覚めた。
11. 名無しのReddit住民
私なら片頭痛。あれは本当に、誰にも経験してほしくない痛み。出産もしたし、腎臓結石もやったし、胆のうが詰まってその日のうちに取ったこともある。そういう痛みには耐えられるんだよ(ちなみに私、赤毛ね)。でも片頭痛だけは無理。
※ 海外では「赤毛の人は麻酔が効きにくい」「痛みの感じ方が違う」という話がよく語られる。関係を示した研究もあるが、はっきりしたことはまだ分かっていない。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
赤毛仲間だ。歯医者で麻酔を打ってもまったく効かなくて、3回追加してやっと削れるようになったことがある。先生が「赤毛の人はたまにこうなるんですよ」ってさらっと言ってて、この髪のせいだったのかと妙に納得した。
13. 名無しのReddit住民
胆のうが破裂寸前までいった。それまで胆のうのトラブルなんて一度もなかったのに。緊急手術になって、麻薬系の強い鎮痛剤を使ってもらったのに、痛みが全然引かなかった。手術も事故もさんざん経験してきたけど、あれだけは誰の身にも起きてほしくない。
※ 胆のう:肝臓の下にある、消化液の胆汁をためておく袋。中にできた石(胆石)が詰まると、みぞおちや右の脇腹に激しい痛みが起きる。
14. 名無しのReddit住民
胆のうつながりで言うと、胆石。私にとっては出産より痛かった。どんな姿勢になっても楽にならなくて、ただうずくまってるしかなかったよ。
15. 名無しのReddit住民
鼻づまりをどうにかしようとして、鼻をつまんで思いきり息を押し出したら、鼓膜が破れた。それもかなり派手に。鋭い痛みが何日も休みなく続いて、耳からは汁がずっと流れ出てくる。横になると、頭の中を川が流れてるみたいな音がするんだ。本当にひどかった。あえて言うけど、出産より痛かったと思う。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
このスレ、「出産より痛かった」が完全に痛みの単位になってて笑う。胆石も鼓膜もインコも出産と比べられてる。出産したことのない男の自分は、何を基準にすればいいんだ。17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
二人産んだ身として言わせてもらうと、出産はたしかに痛い。でも、いつか終わるって分かってるし、終わったら赤ちゃんに会える。だから耐えられるんだよ。原因も終わりも分からない痛みのほうが、よっぽど心が折れると思う。このスレの人たちが「出産より上」って言うの、すごく分かる。
18. 名無しのReddit住民
甲乙つけがたいから、2つ挙げとく。
1つ目は、途中から麻酔なしになった手術。胸のしこりを取る手術で、局所麻酔が始まって5分で切れた。痛いって言ったのに医者は信じてくれなくて、「気のせいだ」と言って切り続けた。うぬぼれ屋の医者が、心臓のすぐ近くにメスを入れて体の一部をえぐり取るあいだ、こっちはじっと座ってるしかなかった。そのあと出血を止めるために血管を焼いて、縫い合わせて終わり。
2つ目は、腰の椎間板ヘルニアで、坐骨神経痛を半年くらい抱えてたこと。体の4分の1が文字どおり燃えてるみたいだった。手術で椎間板を治すまで、ずっとそれが続いたよ。
※ 椎間板ヘルニア:背骨の骨と骨のあいだでクッションになっている椎間板が飛び出し、神経を圧迫する病気。坐骨神経痛は、腰からお尻、脚にかけて走る痛みやしびれのこと。
19. 名無しのReddit住民
痛いって言っても信じてもらえない系なら、これ。「ただの捻挫だから」って言われて、折れてる脚で歩き回る羽目になった。あとで骨折だと分かったときは、怒るより先に「そりゃ痛いわけだ」って納得したよ。
20. 名無しのReddit住民
IUDを入れたときと、抜いたとき。ぶっちぎりの1位で、2位以下とは比べるまでもない。
※ IUD:子宮の中に入れておく小さな避妊具。欧米では一般的な避妊法のひとつだが、日本で使う人はまだ少ない。入れるときや抜くときに強い痛みを感じる人がいる。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
IUDの挿入、本当にそれ。私はのう胞が破裂したこともあって、その2つが同率1位。
ちなみにこれ、帝王切開を経験した人間の意見だからね(笑)※ のう胞:体の中にできる、液体のたまった袋のようなもの。破裂すると急に激しい痛みが出ることがある。
22. 名無しのReddit住民
精巣捻転。男なら分かると思うけど、股間を蹴られたときのあの痛み。あれがいつまでたっても引かないって感じ。
※ 精巣捻転:精巣が根元でねじれて血が通わなくなる状態。突然激しい痛みが起き、すぐに手術しないと精巣を失うこともある。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
読んだだけで勝手に内股になった。IUDの話が続いて男たちが黙りこんでたところに、ちゃんと男性代表が来てくれて助かる。いや、全然助かってないけど。
24. 名無しのReddit住民
三叉神経痛持ち。顔に来る痛みとしては最悪だよ。しかも普通の痛み止めがまったく効かない。
※ 三叉神経痛:顔の感覚を伝える三叉神経に起きる痛み。歯磨きや洗顔、風が当たっただけで、顔の片側に電気が走るような激痛が起きることがある。
25. 名無しのReddit住民
髄膜炎。片頭痛と39度超えの熱が、何日も同時に続く感じ。心臓が1回打つたびに、両方のこめかみを同時に殴られるような衝撃が来る。それが、何日も。
※ 髄膜炎:脳と脊髄を包む膜に、細菌やウイルスなどで炎症が起きる病気。激しい頭痛と高い熱が特徴で、急いで治療を受ける必要がある。
26. 名無しのReddit住民
スケボー育ちだから、すねにボードが当たったのは数えきれない。ひどい切り傷も何度もやった、いい思い出だよ。足首は何回もひねりすぎて、両方とも変な音が鳴るようになった。膝は意外と無事。骨を折ったことはないけど、派手に転んで、ただ寝転がって「折れてませんように」って祈るしかなかったことは山ほどある。
でも一番は(スケボーとはまったく関係ない)、上下のあごの手術。左の下あごの関節の部分が、成長を止める気がまったくなかったんだ。そのあと7週間、あごを針金で固定されてた。食べられない、息も苦しい、眠れない、しゃべれない。まともに頭も働かない。我慢強さには自信があったけど、あの何週間かだけは、体より先に気持ちのほうが折れそうだった。
※ 下あごの骨のうち、耳の前で関節をつくる部分(下顎頭)が成長を続けたため、上下のあごの骨を切って位置を直す手術を受けた、ということ。術後はあごが動かないよう固定する。
27. 名無しのReddit住民
骨髄検査。本当に、本当に痛かった。何年もたったいまでも、あの痛みを思い出せる。しっかり痛みを抑えてもらえるならともかく、そうじゃなきゃ二度とやらない。だからこそ、誰かを助けられるかもしれないからって、自分から骨髄を調べてもらう人たちには心から敬礼したい。本物のヒーローだよ。
※ 骨髄検査:腰の骨などに針を刺し、骨の中の骨髄を採って調べる検査。白血病などの血液の病気の診断に使われる。
28. 名無しのReddit住民
腎臓結石。痛風もなかなかだったし、トレーニング中に腓骨をぽっきり折ったこともある。でも3つの中で一番ひどかったのは、たぶん結石だな。
※ 腎臓結石:腎臓でできた石が尿の通り道に下りてきて詰まると、脇腹から背中にかけて激しい痛みが起きる。日本では尿路結石と呼ぶことが多い。痛風は、関節に尿酸の結晶がたまって足の親指の付け根などが腫れ上がる病気。腓骨はすねの外側にある細い骨。
29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
自分はなったことないけど、話を聞く限り、腎臓結石って「個人的な恨みを持った小さな石」って感じだよね。30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
経験者だけど、その表現がまさにそれ。夜中にのたうち回って病院に駆け込んで、何日かしてやっと出てきた石を見たら、米粒より小さかった。こんなちっぽけなやつにあそこまでやられたのかと思うと、いまでも腹が立つ。それ以来、水をがぶ飲みして、二度と会わないようにしてる。
まとめ
挙がった痛みは、ケガ、病気、手術とばらばらでしたが、いくつか共通する流れがありました。まず目を引いたのが歯です。脚の骨折も交通事故も経験した人が、親知らずの化膿に比べたらどれも足元にも及ばないと書き、クリスマスの3日間を氷水を口に含んだまま過ごした人もいました。次に目立ったのが、出産との比較です。胆石や鼓膜の破裂、インコに噛まれた痛みまでが出産と比べられ、二人産んだという人が、出産はいつか終わると分かっているから耐えられる、原因も終わりも分からない痛みのほうがよっぽど心が折れる、と返していました。麻酔が切れたと訴えても「気のせいだ」と言われた手術や、「ただの捻挫」と言われて歩き回った骨折のように、痛いのに信じてもらえなかった話も並んでいます。日本でも激痛の代表としてよく名前が挙がる尿路結石は、ここでも「個人的な恨みを持った小さな石」と言われ、経験者が「まさにそれ」と返していました。皆さんがこれまでに耐えた中で、いちばん痛かったのは何ですか?


コメント